サンドブラスト用マスキングフィルムの全自動製版による作成マニュアル

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サンドブラスト用ドライフィルム MS8100⟨間接法用⟩

全自動製版での作成マニュアル

ここから洗浄から仕上までをまとめてみました。

製版機を使用すると簡単に失敗を最低限に抑えることができ便利ですね。

⑥ フィルムの洗浄
洗浄機

現像液の濃度は少し薄めの2%にして下さい。
濃くすると楽に洗えるように感じられますが、そうではありません。
オーディル利用時の65%程度の濃度に合わせて下さい。
液温度は、25~30℃が私はベストではないかと思います。
洗浄時間は機械により違ってくると思いますが、60~90秒位で仕上るように調節することをお奨めいたします。
調節は、ゴムマットの当たり具合で調節いたします。
チェックpoint 現像液の濃度は2%
洗浄がおわりました。

⑦ 水洗い
洗浄後のフィルム

現像液を水で洗い流します。
この後、お酢(酢酸液)を使い仕上げていましたが、これも必要ありません。
綺麗に水道水で洗い流して頂ければOKです。
チェックpoint お酢〆作業はカット!


⑧ 乾燥
乾燥作業

水洗いでの水分を切った後に乾燥棚に入れます。
水洗いで終了してしまい、洗濯バサミでつるし自然乾燥をする方もありますが、出来上ったマスクは直ぐに乾燥させるのが基本です。
乾燥させたマスクは箱や戸棚に入れて保管をしてほしいです。
MSマスクは染料が入っておりません。その為に光が当たり続けると徐々に色が薄くなっていくという感光材本来の性質があるのです。(面白いところです)


マスクがしあがりました。
出来上りのマスク

これで完成。
この後、ピンホール(穴開き)が無いかチェックです。
MSフィルムの優れた特性はこのピンホールが非常に少ないのです。(スゴイ!)
オーディル使用時と比べてピンホールの悩みは格段に解消されるはずです。
ピンホールが同じように出る場合は、バキュームシートの汚れが原因ですので取り替えをお奨め致します。高価なものではありませんので定期的に取替えして下さい。


⑨ 追記(参考にして下さい)
2度露光

2度露光、後露光とも呼ばれている工程をお奨め致します。
乾燥させて仕上ったマスクにもう一度露光を当てる作業です。
お酢〆作業より効果がありますから実行して頂くことをお奨めいたします。
弊社では、サンドブラスト用MSフィルムに限らずこれまで行っていた作業の一つです。
マスクの強度を上げることができます。
40~60秒ほどで構いませんのでぜひ行って下さい。(ベスト仕上げ)
下記の画像で上の濃い色が2度露光を施したマスクです。


露光の違い

これでサンドブラストで使用するMSマスクは完成いたしました。
次のページもご覧頂き、最終チェックをして完璧に使いこなしてほしいです。


最終チェック

<株式会社不二製作所 販売代理店>
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