ボクシングのWBAバンタム級王者・井上尚弥(25)=大橋=が1日、5月18日(日本時間19日、英グラスゴー)のIBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26)=プエルトリコ=とのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ準決勝に備え、山梨県山中湖村で下半身強化合宿に入った。
新元号「令和」について「生まれてからずっと平成だったので、何とも言えない感じ。ただ(元号の)変わり目だけに、語り継がれる熱い試合をしたいです」と、意気込みを見せた。
合宿はWBC同級暫定王者の弟・拓真(23)=大橋=とともに3日間行う予定。「これから合宿だと思うと、へこむぐらいキツい内容。乗り越えると気持ちも強くなれる。あと1カ月半、あっという間ですから」と、気を引き締める。
この日の富士五湖は季節外れの雪。「凍えますよ」と苦笑いを浮かべた井上尚は「朝は富士山も見えた。リフレッシュできて気分はいいです」と、あくまで前向きだった。 (藤本敏和)