ジョー、「粘り強くやる」　５戦連続の無得点ゴメン

　我慢だジョー！！　名古屋グランパスは１日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで練習した。ＦＷジョー（３２）は４戦連続無得点で、昨季の自己ワースト５戦連続へ「あと１」と迫った。昨季得点王のキーワードは「我慢」。平常心を保ち続けることが、ゴールラッシュへの準備となる。

　やっぱりゴールを決めたい。これが、ジョーの偽らざる本音だ。開幕・鳥栖戦での２発以降、４戦連続無得点の現状をどうとらえているのか。

　「チームの内容はいいから満足している。そこが１番。ただ、個人的に決められる場面で決められなかったのは悔しい。落ち着いて、チャンスがあれば決めたい」。前節・札幌戦でも相手ＧＫと１対１の状況で好セーブに阻まれた。

　確かに、チームの得点力は伸び盛り。昨季は５試合消化時点で７得点。それが今季は１３得点へほぼ倍増している。赤崎や長谷川ら“日替わりヒーロー”も続々と誕生。その根底にあるのは、ジョーの脅威だ。

　「マークが厳しくなっているのはすごく感じる」。昨季得点王の看板で複数の相手ＤＦを引きつける。ジョーによって空いたスペースを利用して、チームメートがゴールネットを揺らすシーンが増えている。

　５日の鹿島戦は、Ｊ２だった２０１７年を除き、１５年からアウェー３連敗中。「どんなＦＷでも決められない時期はある。乗り越えられるメンタルを付けないといけない。粘り強くやっていきたい」と意気込んだ。