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【大リーグ】

Dバックス・平野 救援で2点リード守れず今季初黒星

2019年4月2日 紙面から

リードを守れず、肩を落としながらベンチへ戻る平野(右)。これで2試合連続失点となった=ロサンゼルスで(社英夫撮影)

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◇ドジャース8-7ダイヤモンドバックス

 大リーグは3月31日、各地で行われ、ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手(34)は敵地ロサンゼルスでのドジャース戦で7-5の8回から4番手で登板。不運な打球が連続した上、味方の拙守にも足を引っ張られ、1イニングを2安打3失点(自責1)で今季初黒星を喫した。これで、平野は開幕から2試合連続して失点を喫し、防御率は9・00。試合はそのまま7-8で競り負け、チームは開幕1勝3敗スタートとなった。

 平野は、またも「天敵」ドジャースにやられた。まずは先頭打者のゴロをバックハンドで処理しようとした遊撃アーメッドが、ポロリ失策。1死からはボテボテのゴロが内野安打。大きく空いた一塁線を抜ける同点2点二塁打の後は、失策絡みで逆転まで許した。

 「調子自体は悪くなかったし、制球もしっかり狙ったところに投げられていたが、結果が全てなので…」。共同電によれば、平野は潔かったが、ダイヤモンドバックスの元監督で、中継局FOXのブレンリー解説者は「ヨシ(平野)は外角ぎりぎりに投げたのに、慌ててバットを出した打球が一塁線すれすれに飛んでしまった。先頭の遊撃失策が悔やまれる」と同情した。

 2試合連続失点は昨季1度しかなかったのに、今季は自身開幕からド軍戦2試合でともに失点。対ド軍は昨季も防御率5・87で、相性の悪さは変わらなかった。

 気になるのは直球の球速ダウン。米データサイトのファングラフスによれば、昨季は最速95・3マイル(約153・3キロ)で、直球の平均は91・9マイル(147・9キロ)だった。今季は、最速が昨季平均と同じ91・9マイル、同平均は90・3マイル(145・3キロ)と落ちている。メジャー新人だった昨季はリーグ5位タイの75試合登板と酷使され、“勤続”疲労の蓄積も懸念される。

 

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