日本ハムの中田翔内野手(29)が1日、新元号「令和」最初の優勝を狙うと意気込んだ。通算204本塁打は平成生まれでは最多。時代を代表する一人となったスラッガーは「これからもっと打ちたいし、チームとしても元号が変わる年に優勝したい」と意気込みを語った。
「平成元年に生まれて平成にはたくさんの思い出がありますが、新しい時代が始まることにワクワクしています」
球団も新元号を盛り上げる企画を用意した。「令和」で迎える最初の札幌ドームで2連戦(5月8、9日のオリックス戦)で行う「ありがとう平成チケット招待」を発表。当日、平成生まれを証明できるものを提示するとチケット1枚と引き換えることができる。中田は「『令和』が良い時代になるように、また最高のスタートを切れるように平成生まれの皆さまの後押しをお願いします」と呼び掛けた。
この日札幌から楽天3連戦(楽天生命)のため仙台へ移動。中田は開幕戦でサヨナラ満塁弾を放つなど3試合で2本塁打、9打点。チームも2勝1分と好スタートを切った。「もっと流れに乗って突っ走りたい。今年のファイターズは違うということを見せたい」。平成のスラッガーは令和のスラッガーとしても躍動する。 (土屋善文)