巻き返しにはもってコイだ。中日・京田陽太内野手(24)が、2日の広島先発・ジョンソン攻略で波に乗る考えだ。
計20試合で11勝3敗、防御率1・81。中日が幾度となく辛酸をなめてきた左腕に、京田はめっぽう強い。過去2年間の対戦成績は23打数10安打で打率4割3分5厘をマーク。「たまたまですよ」と本人は謙遜するが、相性の良さは抜群だ。
3年目で初めて開幕スタメンの座を譲った背番号1。定位置奪取へ、願ってもない追い風に違いない。京田も「出るかどうかは首脳陣に判断してもらうことですけど、出たとしたら一気に定位置を奪い返す気持ちでいます」と強調。スタメンでも途中出場でも、ジョンソン攻略の鍵を握る存在になりそうだ。
今季初スタメンとなった3月31日のDeNA戦(横浜)では、マルチ安打をマークするなど存在感を見せた。お得意様攻略で、本拠地開幕戦をレギュラー復帰への足掛かりにしたい。 (長森謙介)