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【飛躍】 ライチョウグッズ 勢い ファミリーパーク来園者増

【上】ニホンライチョウのグッズが並ぶ特設コーナー 【下】ライチョウのシルエットをあしらったパンケーキを味わう子どもたち=いずれも富山市古沢の市ファミリーパークで

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 国の特別天然記念物で絶滅危惧種でもあるニホンライチョウが先月、一般公開された富山市古沢の動物園「市ファミリーパーク」でグッズ販売や来園者が目立って増えている。園内の売店では七日までライチョウのシルエットをあしらったパンケーキも販売し、祝福ムードが続いている。

 園内にある自然体験センター入り口付近には、縫いぐるみやストラップ、Tシャツなどニホンライチョウ関連グッズが並ぶ。環境省の保護増殖事業に加わった二〇一五年以降にグッズは徐々に増え、現在は二十種類近くがそろう。

 園オリジナルはキーホルダーやガラスの置物、カプセル販売機「ガチャポン」で当たるバッジ。公開後には、文字を上下逆さまにしても同じように読めるアンビグラムを使った「雷鳥」をデザインにした軍手の販売も新たに始まった。

 人工繁殖に初めて成功した一六年に特設のグッズコーナーを開設し、購入者が増えた。その後、いったんは落ち着いたが、一般公開という新たな節目で「再ブレーク」。ガラスの置物や縫いぐるみなどが最近はよく売れているという。

 パンケーキは「かふぇ ムー」で提供している。二枚重ねで、表面には粉砂糖でニホンライチョウが描かれている。イチゴソース付きのソフトクリームとセットで税込み五百円で販売している。

 ニホンライチョウは先月十五日に公開を開始。園によると、遠足などの団体客が訪れない平日で来園者が千人を超えることはめったになかったが、公開後は千人以上に達する日もあった。園の担当者は「皆さんが公開を楽しみにしていたと思う。まさにライチョウ効果」と喜ぶ。 (山中正義)

 

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