活用シーンは野外だけにあらず。ウインドブレーカーは街でも大活躍!
ウインドブレーカーというと、薄手のナイロンやポリエステル製のパーカーを思い出す方が多いのではないでしょうか。その名前の通り屋外のシーンで風を遮断し、体温の低下を防ぐことを目的として開発されました。現在では撥水・防風性能のあるスポーツアウターを総じてウインドブレーカーと呼ぶことが多く、その中にはアノラックパーカーやスイングトップタイプのものも含みます。なお豆知識ですが、ウインドブレーカーとは実はホチキスなどのように、メーカーが販売していた製品名がそのまま一般名詞化したものなんですって。
本来の用途として、スポーツやアウトドアを楽しむ野外シーンでウインドブレーカーを活用している人は多いと思います。が、正直それだけにとどまるのはもったいない! アクティブな雰囲気のアイテムを取り入れた着こなしが隆盛を極めている今季は、街着としても活用するのが正解です。センス良く取り入れるために、セレクトのポイントから着こなし、注目アイテムまで当記事で包括的にレクチャーしていきましょう。
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ウインドブレーカーを選ぶ際、注意するべきはデザインとサイズ
外遊びでのみ着用するのであれば機能性だけを重視しておけば問題ありませんが、タウンユースも考えるのであればデザインも考慮すべきでしょう。第一に、ウインドブレーカーにありがちな派手色は避けること。アウトドアシーンで着用されるアイテムだけに、視認性に配慮した鮮やかなモデルも多いのですが、街でのスタイルには少し取り入れにくいので注意が必要です。過度な蛍光色でなく多少明るめぐらいの色みならば問題なく取り入れることができます。
また、サイズ感も見ておくべきポイント。今ならジャスト~ややゆるめなシルエットのほうが街使いにはGOODです。ですが、これからの時期は下にレイヤードする枚数も減っていくので、過度なゆとりは不要。ルーズ過ぎない程良いフォルムがベストと言えます。ウインドブレーカーは“色み”と“サイズ”という、2つの要素を踏まえつつチョイスするように心掛けましょう。
ウインドブレーカーを上手に街使いするにはどうするべき?
本来は野外シーンに向けたアイテムであるウインドブレーカーですから、街っぽく着こなす際は少しの工夫が必要。おすすめのテクニックを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
テクニック1落ち着いたトーンを意識して大人っぽく
ウインドブレーカーとボトムスを、ともに落ち着いたトーンでシンクロさせることで大人っぽいカジュアルスタイルが簡単に完成。帽子やシューズといった小物もダークトーンに徹すると、よりシックな雰囲気に。一方で、小物のみ明るいカラーを取り入れてアクセントとするのも良手です。
テクニック2きれいめアイテムとのコンビでスマートに!
スポーティなルックスが強みのウインドブレーカーですが、合わせるアイテムによっては着こなしが幼く見えてしまう危険性も。しかし、スラックスやシャツなどの品良いアイテムとのコンビネーションならスマートに装えます。コーデにメリハリが付くという利点もあるので非常に有効的です。
テクニック3ジーンズと組み合わせて王道のアメカジMIXに
そしてもうひとつ推奨したいのが、定番日常着であるジーンズとのマッチアップ。とりわけウォッシュドタイプとの相性は抜群で、デニム素材の持つ趣ある表情がアクティブ系コーデにこなれた雰囲気をもたらします。そもそもアメカジ×スポーティアイテムの組み合わせ自体も旬なので、挑戦しない手はありません。
ウインドブレーカーのおすすめ12選
最後は、先ほどお伝えした選ぶ際のポイントを踏まえつつ、おすすめのウインドブレーカー12点をご紹介。盛夏以外の全シーズンに対応するので、1着あるとワードローブの核となってくれること間違いなしです。
ウインドブレーカー1『フレッドペリー』ジップスルージャケット
ご存じ、英国を代表する定番ファッションブランドから。ボディは高密度に織り上げたナイロンタフタ素材で、微光沢を放つ上品なルックスのなかにうれしい撥水性能を備えています。肩から袖口にかけて配された同色の切り替えラインと、背面にセットされたロゴ入りウェビングテープが懐かしくも新鮮なアクセントとして機能。
ウインドブレーカー2『ナイキ SB』シールドコーチジャケット
奇をてらわないベーシックデザインで着回し力は抜群! ニットやシャツといった端正なインナーとも好相性を発揮してくれます。ボタンカラーをボディと同調させて、クリーンな印象に磨きを掛けているのもポイントです。生地のナイロンはシワ加工が施されていて程良く凹凸があり、最初から着慣れたようなタッチ。セットアップパンツも展開されます。
ウインドブレーカー3『アディダスオリジナルス』サムスタッグ アノラック
旬アイテムとして注目されているアノラックタイプの1着は、80年代のアーカイブモデルをモダナイズしたデザイン。適度にゆとりのあるフィッティングに仕上げられていて、今っぽいリラックス感が漂います。軽量ナイロンを使用していて着心地軽やか。
ウインドブレーカー4『ニューバランス』R360 ストレッチウーブンジャケット
快適なランニングシーンを演出する「R360」コレクションより登場。優れた吸水速乾性を備えるため、常にドライなウェア内環境を保ってくれます。そのうえ、ストレッチ性にも富んでいるのでストレスとは無縁。余計なディテールを省いたシャープなデザインで街着としても使いやすく、カットソーからシャツまでインナーを選びません。
ウインドブレーカー5『エバーラスト』ベイフロー別注 切り替えブルゾン
創業100年以上を誇る米国スポーツブランドに『ベイフロー』が別注。肩周りをやや大きめに設定してドロップショルダーに仕上げたリラックスシルエットで、今の気分を巧みに表現しています。袖や脇にセットされたカラー切り替えとも相まって、トレンドの90年代テイストをアピール!
ウインドブレーカー6『ケープハイツ』フリント
スポーツ系ジャケットにありがちな光沢感を抑えて、マットに仕上げた都会的な顔立ちの逸品。ショート丈仕様の今っぽいフォルムも高評価です。スタイリッシュなデザインに加えて、撥水性&耐風性とも優秀でオールコンディションに対応できる頼もしさも備えます。また、フードが装着されているので雨が降った際にはさっと被れて便利です。
ウインドブレーカー7『エレッセ』メンズスウィングトップ
イタリアの老舗スポーツブランドよりリリース。シャリシャリとした“生地擦れ音”が発生しないように配慮された、しなやかなタッチのウインドブレーカーです。立体裁断で美麗なフォルム&運動性を両立したり、裏地には保温性を高める起毛素材を駆使したりと、クオリティの高さも折り紙付き。ヘビーローテーション間違いなしの秀作です。
ウインドブレーカー8『エーグル』ニューレイン
2.5レイヤーの防水透湿素材が用いられた、コーチジャケット型のナイロンウインドブレーカー。すっきりしたデザインを叶えるために、あえてシームシーリングは配していません。背面にはベンチレーション機能を持たせていて通気性が非常に良く、インナーの厚みを調節すれば寒い日から暖かい日までフレキシブルに活用可能です。
ウェア・衣類
機能とデザインを兼備する、洗練されたプロダクトを発信する『エーグル』。フレンチブランドらしい豊かな色彩のアイテム群は、大人の日常使いにも理想的です。
山崎 サトシ
2018.08.12
ウインドブレーカー9『コロンビア』パブロフロードジャケット
老舗アウトドアブランド発のフーデッドジャケットは、90年代に人気を誇ったデザインをリメイクした1着。ボディと同系色でセットされた胸元とフードのロゴがレトロムードを振りまいていて、今どきのストリートっぽいニュアンスを取り入れるのに最適です。オムニシールドによる撥水性を備えていて、ウインドブレーカーとしての機能も申し分なし!
ウインドブレーカー10『ウィリーチャバリア×ヒュンメル』ウィンドブレーカー
元ラルフローレンのデザイナーによるニューヨークブランドが、デンマークのスポーツブランド『ヒュンメル』とタッグを組んだコラボコレクションから。ナイロン素材を使ってプルオーバーデザインに仕上げた、シンプルかつ差の付く1着。今どきのストリート感が巧みに表現されています。首元に斜めに配されたジップで着脱も楽々。
ウインドブレーカー11『ジプシー&サンズ』アノラックマウンテンパーカー
戦前に山岳部隊が着用していたアノラックがデザインモチーフで、クラシカルなルックスは男心をくすぐるのに十分です。素材にチョイスしたのはベンタイルコットン。ナイロンやポリエステルではなく綿100%のマテリアルですが、超高密度に織り上げることでハイクラスな撥水性をかなえています。水牛の骨を使った上質なオリジナルボタンをセッティングするなど、細部もいっさい妥協なし。
ウインドブレーカー12『テンシー』アノラック
『ストーンアイランド』にてデザイナーを担当していたポール・ハーベイ氏とアレッサンドロ・プンジェッティー氏によるブランド。彼らが本気で死ぬまで着られる服を、と製作されたウェアは、どれもプライスに見合ったハイエンドな機能性を有しています。こちらは、風や雨をしっかりとシャットアウトしながらも通気性に優れる機能素材、高密度ナイロンベンタイルミリクロスを用いて仕立てた1枚です。これはイタリアの陸軍でも採用されるほど、信頼性の高いマテリアルです。しかも着込むほどに身体へとなじんでいくのも特徴。すらりとしたシルエットも魅力で、大人カジュアルのパートナーに適任です。
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