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すでにアナウンスはされていましたが、ドワンゴ人工知能研究所の閉所が昨日3月31日に発表されました。
ドワンゴ人工知能研究所 閉所のお知らせ
http://ailab.dwango.co.jp/mission/
ドワンゴと日本の人工知能研究界隈のつながりは深く、ここで改めて書くまでもありませんが、そもそもが川上量生さんの着想や人工知能への関心も含めて相応の貢献をしてきたこともあり、残念な気もします。
全脳アーキテクチャとは
https://wba-initiative.org/wba/
これらの人工知能に関する研究や事業は、本来であればドワンゴの本業とそもそもそこまでの関係がないと思われるからこそ、カドカワの孫会社となり資本金1億円に減資したドワンゴが事業として抱え続けるにはコストがかかりすぎている、ということなのでしょうか。
一方で、これらの価値ある研究がいち上場企業によって成立し、加えてその経営不振によってなかばリストラされるように失われかねないというのは非常に惜しまれる部分があります。これらの研究体制、プロジェクトを抱えたドワンゴ人工知能研究所は、川上量生さんの優れた発想や先見性によって成立していたことは疑いないのですが、常識的にはこれだけの価値のある研究を行ってきた研究所がそのまま閉所になるというのはもったいないと思うわけです。
本来なら、川上さんが個人の趣向もあってドワンゴの名前で研究所を作って価値ある研究をしてきたのではないかと思われるわけですから、川上さんが個人の資産を投入して研究所を払い下げ個人の資金で運営・経営を続けるなり、中途になっている研究プロジェクトについては他社や他研究所などに移管するなどの手当てを最後までするべきだったのではないかと感じます。
設立当時のインタビューを見返していますと、まだ勢力を保っていた2014年当時のドワンゴや川上量生さんの「勢い」を感じさせ、あたかも当時から「一人勝ちするサービス」をドワンゴが展開していたかのような驕れるもの久しからず的沙羅双樹の花の色を心象風景に焼き付けてくれます。
「人工知能にできないことを知るために研究所を作った」川上量生氏が明かす、一人勝ちするサービスの作り方
https://type.jp/et/feature/3647
言い方は悪いですが、ここまででかいことを言って人工知能だ未来社会だと川上量生さんが言ったからには、ドワンゴの経営とは関係なく人工知能研究の最先端を走るプロジェクトを継続し、日本の研究環境を世界に誇れるぐらいにまで個人資産を投じてでも継続するべきだったのではないか、閉所するぐらいなら研究所ごと個人に払い下げてよかったのではないかとすら思います。
結局は、人工知能も研究所も、川上量生さんにとっては、所詮はうまくいっているときに調子に乗った挙句のファッションに過ぎなかったのでしょうか。
なお、外資系大手先進企業が一つの人工知能プロジェクトに投下する予算においては、40億ドル規模(4,500億円)がザラにあります。ドワンゴなどウェブサービス部門が10億円ほどの赤字、うち8億円が起死回生の位置ゲー『テクテクテクテク』の開発費用と営業不振によるものであったとしても、この程度でカドカワ経営者である角川歴彦さんから詰め腹を切らされ失脚させられてしまったように見える川上量生さんの気持ちは人工知能にはなかったということなんでしょうか。
ドワンゴ人工知能研究所 閉所のお知らせ
http://ailab.dwango.co.jp/mission/
ドワンゴと日本の人工知能研究界隈のつながりは深く、ここで改めて書くまでもありませんが、そもそもが川上量生さんの着想や人工知能への関心も含めて相応の貢献をしてきたこともあり、残念な気もします。
全脳アーキテクチャとは
https://wba-initiative.org/wba/
これらの人工知能に関する研究や事業は、本来であればドワンゴの本業とそもそもそこまでの関係がないと思われるからこそ、カドカワの孫会社となり資本金1億円に減資したドワンゴが事業として抱え続けるにはコストがかかりすぎている、ということなのでしょうか。
一方で、これらの価値ある研究がいち上場企業によって成立し、加えてその経営不振によってなかばリストラされるように失われかねないというのは非常に惜しまれる部分があります。これらの研究体制、プロジェクトを抱えたドワンゴ人工知能研究所は、川上量生さんの優れた発想や先見性によって成立していたことは疑いないのですが、常識的にはこれだけの価値のある研究を行ってきた研究所がそのまま閉所になるというのはもったいないと思うわけです。
本来なら、川上さんが個人の趣向もあってドワンゴの名前で研究所を作って価値ある研究をしてきたのではないかと思われるわけですから、川上さんが個人の資産を投入して研究所を払い下げ個人の資金で運営・経営を続けるなり、中途になっている研究プロジェクトについては他社や他研究所などに移管するなどの手当てを最後までするべきだったのではないかと感じます。
設立当時のインタビューを見返していますと、まだ勢力を保っていた2014年当時のドワンゴや川上量生さんの「勢い」を感じさせ、あたかも当時から「一人勝ちするサービス」をドワンゴが展開していたかのような驕れるもの久しからず的沙羅双樹の花の色を心象風景に焼き付けてくれます。
「人工知能にできないことを知るために研究所を作った」川上量生氏が明かす、一人勝ちするサービスの作り方
https://type.jp/et/feature/3647
言い方は悪いですが、ここまででかいことを言って人工知能だ未来社会だと川上量生さんが言ったからには、ドワンゴの経営とは関係なく人工知能研究の最先端を走るプロジェクトを継続し、日本の研究環境を世界に誇れるぐらいにまで個人資産を投じてでも継続するべきだったのではないか、閉所するぐらいなら研究所ごと個人に払い下げてよかったのではないかとすら思います。
結局は、人工知能も研究所も、川上量生さんにとっては、所詮はうまくいっているときに調子に乗った挙句のファッションに過ぎなかったのでしょうか。
なお、外資系大手先進企業が一つの人工知能プロジェクトに投下する予算においては、40億ドル規模(4,500億円)がザラにあります。ドワンゴなどウェブサービス部門が10億円ほどの赤字、うち8億円が起死回生の位置ゲー『テクテクテクテク』の開発費用と営業不振によるものであったとしても、この程度でカドカワ経営者である角川歴彦さんから詰め腹を切らされ失脚させられてしまったように見える川上量生さんの気持ちは人工知能にはなかったということなんでしょうか。
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