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【サッカー】

昨季王者・川崎 リーグ5戦目でようやく白星

2019年4月1日 紙面から

松本-川崎 後半、2点目を決め、イレブンに祝福される川崎・阿部(左から3人目)=サンプロアルウィンで(野村和宏撮影)

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◇J1第5節 川崎2-0松本

 3連覇を目指す川崎は松本を2-0で下し、今季リーグ初勝利を挙げて勝ち点6とした。松本は3連敗。

 湘南は清水に3-1で快勝して3勝目を挙げた。清水は3敗目で、まだ勝利がない。

 小雪が舞う極寒のアウェーで松本を砕き、リーグ5戦目にしてようやく今季初星を挙げた日曜日。昨季8戦無敗の「サンデー・フロンターレ」の復活劇だ。ただ、それでも昨季MVPの家長は、喜びなどおくびにも出さなかった。

 「やっていることは変わらない。簡単なトラップミスとかもあった。自分たちの技術的な問題。まだまだじゃないですか」。確かに、松本の激しく、連続した圧力に苦しんだ。前半11分、知念の左シュートは右ポストをたたき、19、20分と立て続けに逸機。勝利の道は暗く、かすみかけていた。また勝てないのか…。

 そんな閉塞(へいそく)感を打ち破ったのは、やっぱり家長だった。前半44分、右サイドで対面のエドゥアルドをあっという間にぶっち切り、知念のダイビングヘッドを呼び込んだ。

 後半19分にはペナルティーエリア内で球を足元に収めると、特有の間合いに相手DF陣は動けず、奪いにも行けない。ためて、ためて、阿部へラストパス。「完璧だった」と自賛する阿部のシュートも絶品だったが、家長がパスを出した時点で勝負ありだった。

 「勝つことが大事。ここからです」と主将の小林が言えば、中村は「もっともっと目指すところは高い」と呼応した。リーグ3連覇へ向け、苦しんだ王者の反攻が始まった。 (松岡祐司)

 

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