この連載では、「世の中」の諸地域の猫事情をご紹介! 猫や動物が大好きな方、猫と暮らしている方はぜひご覧ください。
筆者と愛猫ミルテのオランダねこ暮らしも毎月お届けします♪
どうか、今年こそ本当に目に見えて変わっていきますようにと念じつつ、
日本のペット動物保護関連のニュースをオランダから追いかけています。
少しずつ機運が高まってきたと感じられる殺処分ゼロへの動き、
今後もどんどん加速されていってほしいと心より願っています。
筆者は特に現与党を全面的に支持しているわけでは決してありませんが、
この件に関して言えば、ご担当の牧原環境大臣政務官のもと、殺処分ワースト県広島がご地元(←悪しからず、強調させていただきます!)の中川議員などがプロジェクト推進の中心となり、6月に「牧原プラン」なる計画を発表するとのことで、期待を寄せています。
また、このところ、各地の市や県で、ペット動物の殺処分を減らす取り組みを行っていると見聞きすることが増えたようにも思います。
筆者の生まれ育った東京都でも、先ごろ「ハルスプラン」という計画が発表されました。
ハルスとは、HALTHで、つまり Human and Animal Live Together in Harmony(人と動物との調和のとれた共生社会)のそれぞれ頭文字を組み合わせたものだそうです。
つまり、そのような暮らしの実現を目指すことを理念とする計画であることから、このような名称になったということです。
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時代は各種ソーシャルネットワーキング花盛りです。
物理的には遠く離れた者どうしでも、同じ考え方を共有したり、意見交換したり、自らが欲しさえすれば、インターネット上でのコミュニケーションがかなり自由にできるようになったと思います。
どんな言語でももしなにか日本語以外の外国語が理解できれば、自分の国で起きているさまざまな事柄が他国からどのようにとらえられているのかをある程度感じ取ることもできます。
日本の犬猫の殺処分や悪徳ペットショップの現状に関しても、国内外のどんなにたくさんの人たちが心を痛めているか、知ろうとすればいくらでも知ることができます。
もちろん、インターネットだけで世の中が変わるわけはありませんが、
繋がることでなにかが芽生えたり、広がったりすることもまた事実ではないでしょうか?
筆者の住むオランダでも、注意してみれば、ペット動物への虐待は起こっていて、
アニマルポリスの出番もしばしばあるようです。
でも、いずれにせよ、飼い主から捨てられたり迷子になっていたりする健康な犬猫
をわざわざ苦しめて殺処分するような行政のシステムはありません。
そしてそれは、つまり国民の税金で行っているということになります。
この点をよく考えれば…筆者だったら、やはりいたたまれません。
「チューリップにも早咲きと遅咲きがあるんだよ。」
國森由美子のブログ「オランダなんでもメモ」
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