この連載では、「世の中」の諸地域の猫事情をご紹介! 猫や動物が大好きな方、猫と暮らしている方はぜひご覧ください。
筆者と愛猫ミルテのオランダねこ暮らしも毎月お届けします♪
2014年オランダからの初猫だよりです。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
上の招き猫の写真は、筆者の猫友、Оさんご撮影・ご提供です。年のはじめの猫パワースポット、ありがとうございます。
Оさん、読者のみなさま、そしてみなさまの身近な猫さんがたにとって、福多き一年でありますように。
ここ「いぬねこぐらし」サイト上で2011年9月よりオランダ発の猫の記事を書き始めて約2年半になります。
当初、わたしには1つの願いがありました。
これまで、それが果たしてかなうことになるのかどうか見当がつきませんでしたが、今年はようやく希望をいだいてもいい状況になりつつあるという気配を感じています。
その願いとは、日本の行政によるペット動物の大量殺処分が全面的に廃止されることでした。
これに関連してわたしがこれまで書いた記事は、以下のリンクにてご覧いただけます。
*「オランダねこ暮らし」第1回~3回(2011年):http://www.wannyanlife.jp/special/holland_catlife/
*「世のねこ」(2012年):http://www.wannyanlife.jp/special/world_cat/index.html
(オランダのねこ、日本のねこ)
悲しいかな、世の中の他の事柄を見てもわかるように、いかに理不尽だと思うようなことでも、国の行政にてすでに通例となってしまっていることを再検討、改正してもらうのは容易なことではありません。
また、ペット動物を(それがなにを意味するのかを充分知りつつも)保健所に押しつけて去っていく元家族の側の無責任さにも大きな問題があると思います。
そのかたわら、現状をなんとか変えられないかとの思いで日々奔走している一般人、市民グループがここ数年日本の各地に急増している印象も受けます。
昨年2013年9月1日には、動物愛護管理法が改正されました。
http://goo.gl/9DOFLs
ご参考までに、改正についての法律専門家の見解例をご紹介します(「弁護士ドットコム」より引用):
http://www.bengo4.com/topics/942/
環境省では犬猫の殺処分を減らすことを目的に新プロジェクトが発足したそうです。
昨年11月20日づけの関連記事を見つけましたのでご紹介します(共同通信ニュースより引用):
http://www.47news.jp/CN/201311/CN2013112001002239.html
記事にもあるとおり、環境省では今年5月には具体的な計画をまとめるそうです。
写真に後姿とネームボードが見えるこのプロジェクトチームのメンバー中川俊直議員の地元、広島というのは、残念なことに国内の犬猫殺処分頭数ワースト1だそうです。
広島には世界に誇れる文化遺産が2つもあります。
ぜひ、動物愛護の分野でも世界に胸を張れるよう、ご活躍いただきたいものです。
しかし、なんといっても、まず一般市民の動物に対する意識というものが大切であることは言うまでもありません。
いったいなにができるのかを考えるヒントとして、わたしは絵本作家のどいかやさんが発信している絵本の無料ダウンロード式フリーペーパーと、同タイトルの動画、そして渡邊眞子・文/どいかや・絵「ハルの日」のアニメーションバージョンをおすすめしたいと思います。
坂本美雨さんが語りを担当しています。
どいかや「ペットショップにいくまえに」
絵本フリーペーパー:http://bikke.jp/pet-ikumae/
今年こそは、官民ともに力を合わせて、殺処分になる日本の動物たちが激減し、やがてはゼロになりますようにと心より祈ります。
「今年も眠り猫でがんばりま~す(抱負)」
國森由美子のブログ「オランダなんでもメモ」
http://morinokuni.blog43.fc2.com/