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番組スタッフから
「押井守監督が新しいレーベルを作って映画を撮るらしい‥」と聞いて、武蔵野のプロダクションI.Gを訪ねたのが2017年9月下旬のことでした。押井さんたちは、低予算だけど映画監督の作家性を最優先し、数々の名作とその後の日本映画界を代表する監督を数多く輩出していったATG(日本アート・シアター・ギルド)のようなレーベル、シネマラボを立ち上げようとしていました。日本の映画界が抱えている問題に映画を撮ることで向き合い、答えを出そうとするその姿勢に感動し、気がつけばその場ですぐ取材を申し込んでいました。後に「こんなに長く密着されたのは初めてかもしんない」と本人から言われるほど、取材と撮影は、長期に渡りました。2018年2月「自分の脚本に合った役者を選びたい」と監督の希望ではじまったオーディション。3月上旬、駆け出しの役者たちと関係性を築くためのワークショップ。3月下旬のクランクイン。撮影では、低予算映画ならではの様々な問題が噴出していました。監督押井守が、それをどのように解決していったのか?見所のひとつです。そして、今回は、劇場公開に向けての動きも取材させて頂きました。2019年2月10日、さぬき映画祭でスニークプレビュー(覆面試写会)をするにあたって、押井監督に降りかかってきた難題の数々。まさに映画監督が表現を獲得するための戦いの連続でした。
「映画監督をやるってことはさ、その枠の中でどうやって自分の作品を形作るか、その戦いが実は監督の醍醐味だったりするんじゃないかって僕は思ってきたのね‥。」
この言葉を聞いて番組のタイトルを決めました。“絶対監督主義”。
劇場公開に向けて押井さんの戦いは今も続いています。
(番組プロデューサー アマゾンラテルナ 平野嘉弘)
番組内容
「攻殻機動隊」などのアニメ作品で知られる映画監督・押井守の最新作はなぜか低予算の実写映画。人気タレントに頼らず、オーディションで選んだ新人をワークショップで鍛え上げて、撮影に臨む。しかし低予算ならではのトラブルが次々と…実は押井と著名監督たちは「絶対監督主義」を掲げて新しいレーベルを立ち上げようとしているのだ。その1作目となる映画の制作に1年間密着、押井たちの新たな挑戦と試行錯誤を見つめる。
出演者ほか
【出演】映画監督…押井守,【語り】千葉繁
チャンネル
- 2019年3月30日(土) 午後10時00分(50分)