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石川北陸幼稚園 ありがとう 小松 お別れの会に卒園生ら
三十一日で休園する小松市最古の幼稚園、粟津学園北陸幼稚園(湯上町)で三十日、お別れの会が開かれ、県内外から卒園生らが訪れて思い出話に花を咲かせた。 同園は一九二八(昭和三)年に愛香幼稚園として開園し、粟津幼稚園に名前を変え、五八年に北陸幼稚園となった。同年以降は千四百八十八人が卒園し、それ以前を含めると約三千人の卒園生がいるという。 園舎には、卒園写真やクリスマス会のプログラムなどを展示。来園者は自分や先生の姿などを探して楽しんだ。園児によるハンドベルや、卒園生によるピアノ演奏なども花を添えた。来園者には園舎の写真とともに、庭で子どもたちを見守ってきた樹齢二百年のシイの実が贈られた。 四五年に卒園した同市下粟津町の早松隆昌さん(80)は、同級生と訪れた。モノクロの集合写真を眺めながら、遠足の思い出などを語り合っていた。「当時は北鉄の粟津線があって、電車通園していたな。幼稚園の思い出は今でも鮮明に思い出せる」と目を細めていた。 園舎は元矢田野小学校分校で、築百四十年の歴史ある建物だが、休園後の利用法は決まっていない。北森将聡(まさあき)園長は「今後も何か活用できないか知恵を寄せてほしい」と話している。 (竹内なぎ) 今、あなたにオススメ Recommended by PR情報
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