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石川三木保育園にさようなら 加賀 休園式に園児や住民130人
加賀市三木町の三木保育園で30日、休園式があり、歴代の園長や職員、地域住民ら130人が参加した。地域から保育園がなくなる寂しさ、笑顔で子どもたちを送り出したいという願い。さまざまな思いが交錯し、泣き笑いがあふれた。 保護者会の山下輝芳会長はあいさつで「保育園を存続させようと、保護者が一丸となって頑張ってきた。歴史ある保育園がなくなるのはとても悲しい」と振り返り、「地域のつながりの場として、園舎があり続けてほしい」と望んだ。 今月卒園した4人を含む園児11人と保護者が、「きっとあしたはいいてんき」と歌う童謡「にじ」を手話を交えて披露。会場のあちこちで涙する姿が見られた。最後に「三木保育園ありがとう、さようなら」と声を合わせ、慣れ親しんだ園に別れを告げた。 園舎の壁は、園ゆかりの人たちから寄せられた桜の花びら形のメッセージで彩られた。三木保育園は1951年に開園。少子化の影響などで園児数が減少し、新年度の入園希望児が市の休園基準の10人未満となり休園が決まった。 (小室亜希子) 今、あなたにオススメ Recommended by PR情報
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