アナトーリー・アンドレーエヴィチ・シャバーリン
歩兵。1941年、軍の学校(明示されないが間違いなく歩兵学校であろう)へ入学した直後に開戦となり、猛訓練の末卒業を繰り上げて戦地へ向かった世代である。レニングラード戦区の陣地戦で重傷を負い、加療退院の後は治安機関の職員に採用された。
一般に損害の多かったソ連歩兵の中でも、特に損耗率が高いと言われる小隊長・中隊長の経験者。地味な軍歴かもしれないが、このような小部隊の指揮官たちがソヴィエト軍の前線を支えていたのだ。また歩兵学校での訓練の模様が詳しく語られているのも、戦時の士官教育の実態を知る上で貴重な証言と言えよう。(出典:http://www.iremember.ru/pekhotintsi/shabalin-anatoliy-andreevich.html)
アナトーリー・シャバーリンへのインタビュー:
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