ミハイル・アレクセーエヴィチ・フォメンコ
歩兵、機関銃手。先にご紹介したアルブル氏と同年の1926年生まれ。大戦後半に参戦し、戦争を締めくくる激戦と戦後の復興を双肩に担った苦難の世代の代表者である。ケーニヒスベルク攻略戦に参加した後、極東へ送られて日本軍とも戦った経験を持つ。
談話の中でも印象的なのはやはり、新兵として予備連隊で教育を受けている時期の飢えと欠乏であろう。前線のために全てを犠牲としていた当時のソ連では、「飢えたる銃後」の光景は日常的なものであった(逆に、前線へ着いた後は比較的食糧に困っていなかった様子がうかがえる)。まして、ソ連軍の悪弊とも言うべき職権の濫用と不正行為に直面した新兵たちの苦労には一方ならぬものがあったはずだ。(出典:http://www.iremember.ru/pulemetchiki/fomenko-mikhail-alekseevich.html)
ミハイル・フォメンコへのインタビュー:
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