第三章~謎の閃光~

僕らは走った。あの隕石を調べるために。

僕は早く隕石を調べかった。しかし、一応山なのでけっこう疲れる。

ランス:「ちょっと疲れてきたな。少し休もうぜ。」

『あ、うん、そうするかな』

木をかき分けて無我夢中に走っていったのでここはどこだかわからなかった。

ランス:「う~んだいたいこの山をこれくらい走ったんだから三分の一くらい走ったかな。」

『三分の一くらいか。まだまだだね。』

二人は木によし掛かり休憩した。

ランス:「おっと…魔物さんの御登場だぜ……」

ランスの視点の先には人の形をしているモンスターらしき者がいた。

『ラ、ランス。どうする?なんか近付いてくるよ……』

ランス:「どうするって……………に、逃げろ!!!

二人は魔物から逃げた。 とはいえ、さっき山頂へ向かって走ったものだから簡単に追いつかれてしまう。

ランス:「わぁ!!」

ランスが叫んだ瞬間、目の前に閃光が走った。

う、うわぁ!!

僕は目をつむった。そして数秒たった後に、おそるおそる目を開けた。

『……え??』

さっきの魔物が黒焦げになって倒れていた。僕は魔物に近付いてみた。

ランス:「………何だこれは。真っ黒焦げだ。誰がやったのだろう?」

 『僕達を助けてくれたのかな。』

そういえばよくわからないがいまの閃光は何か懐かしいような気がした。

ランス:「そういえばなんか同じような感じのやつをどこかで見たような見なかったような……」

『なんか僕もそういう感じ…あの閃光、あの光、どこかで見たような気が…』

頭が痛くなってくる。やはり今は閃光のことを無理に思い出そうとするよりは隕石を調べよう。

『ランス、この閃光はよくわからないから、まず隕石を調べよう。あれが一体なんなのか調べたいし』

ランス:「あ、ああ。わかった、行こう」

僕らは走り疲れた体を引っ張り、山上に向かって歩いた。



続く


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