くの一大会レポ その3 |
さぁ! さぁ!! さぁ!!! ついに尼子先生の開会宣言と副市長の挨拶で競技が開催です!!! ちなみに、何と、どっかのテレビ局が来てました。(どっかって…) 生息域が大幅に山国なので、正直、実家の方では決して映らないと思われる局 でしたが、(事実、くの一大会のニュースは生まれてこのかた見た事が無いので…) 関西方面では有名らしく、大木先生が色々と注意事項を(笑) 見学者はカメラに映らないように~とか、競技中タオル使用は厳禁 (絵が美しくないと言う理由で)とか、忍びの鉢巻着用必須とか… お・も・し・ろ・す・ぎ・る…! (競技前に記念撮影をパシリ☆この写真は後日、参加者全員に焼き増しされ 届けられたみたいです!!ウチにも、届きました!!わーい!!) さて、第一競技は「手裏剣投げ」 ちなみに、にらは忍者番号5番と言う…かなり最初の方の番号でした。 基本的に二人で一緒に競技をするので、6番の茶オル様と一緒だったのですよ~。 でも、1人大ハッスルしまくりでごめんなさい(苦笑) で、手裏剣ですが、1人3枚投げる事が出来ます。 デモンストレーションで、福知山副市長と観光協会副会長も手裏剣を嬉々として 投げていらっしゃいました(笑) 皆…童心に返るってこの事なんだね(笑) さて、散々投げまくった手裏剣(言い忘れてたけど、四方手裏剣です)… 刃の一つを握り締め、思いっきり畳に向かってその刃物を叩き付けます…! その結果!!! 1枚目、スカ。 2枚目、畳には当たりましたが的には命中せず… 3枚目、見事、的に命中しました!!! るおおおおおぉぉぉ!??! ゆ、唯一の的命中が本番!!? やった~~、やったよ~~!! 文字通り、飛び上がって喜びました。 百発百中ならぬ、百発壱中(笑) でも、いいんだもん!本番で命中すれば!! そして…実は、この1枚の手裏剣が後々、重要な意味を持つのです。 第2競技は「弓矢」 これは…参加者様の中に有段者(だったような…)の方もいらっしゃって… 弓の引き方が凄い綺麗な方がちらほら。 デモンストレーションでは尼子先生と、弓道の先生(7段)が、見事、2本中2本を 的に的中させていました。 本当にカッコいい…ほふぅ…(夢見る乙女の皮被ったオヤジの瞳でため息) マジで弓を習いたい波が、参加者全員を押し包んでいたと思われます。 集いの際に、先生の弓道を見て、カッコイイな~…カッコイイな~…と、 ずーっと思っていたのですが…こう言うときにびしっ!!と決まると… 本当に弓ってカッコイイですねぇ… パラレルだけど、留三郎に弓持たせてよかったな~、と 妙に場違いながら変な幸せを噛み締めてしまいました(笑) 1人、2本の矢を射る事が出来ます。 ぐぐぐ…と引き絞ると…1人でやると結構硬い… にらの放った矢は… ひゅ…っ!と、空気を切り裂き、どすっ!と的に命中し! ……そのまま、弾き飛ばされて 戻ってきました(笑) 2本とも(大笑) うん。当たりはしたんですけど、引く力が弱かったのか、畳に突き刺さらなかったのですよ(苦笑) …結構地味~に、くやしい……(苦笑) 弓…習おうかな…と、真剣にそんな気持ちが心に過ぎりました。 ちなみに、この、弓矢…2発とも命中させた方も数名、ど真ん中に矢を命中させた方も居て、その時はどよめきと拍手が沸き起こっていました。 第三競技は「城攻め」です。 城攻め、と言っても、本当に攻め手と守り手に分かれて模擬戦をする訳ではありません。 崖…と言うより「そこそこ急な山の斜面をロープを掴んで登り切るまでの時間測定競技」 と言うのが一番正しいと思います。 で、この「ロープを掴む」のが実は案外曲者。 うん…しょーじき、あの程度の山道なら、そんなモンを持たない方が早く行ける気がする(笑) ウチの地元の山道みたいなもんだべ(笑) でも、ロープを持たないと失格になってしまうのです。 崖そのものは当然、岩の崖ではなく、そこそこ急な山の斜面ですので… 意外と…滑る…。 (ロープは安全を維持する為にも必要ぽいですね…) まぁ…にらはホモサピエンスより猿に近い生き物なので(苦笑) こー言う類の行動は好きです(笑) 結局、14秒14か04(14秒台の前半)…と、いわれたような気がしました。 途中、間違ってロープを2本掴んだり(一部絡んでいたので、つい…) ゴールがわからずあさっての木の根元まで走り去ってしまったりしましたが… ただ、この競技…14秒前半がいい記録なのか、悪い記録なのか、平均点なのか…実は良く判りません。 ゴール地点で少しの間、記録を聞いていましたが(にらの聞いた一番良い記録が13秒台後半でした)実は、この手の時間を競う系の競技…全員の時間を公表されないんです。 1位~5位くらいまでは、その場で名前と番号と時間を公表してくれてもいいのにな~…と、思いました。 もしくは、参加者全員にわかるくらいに何秒!と言ってくれるとか… なお、ゴールすると、 そこには尼子先生が…!(笑) 優しくここの木の根がゴールだから、と教えてくれておりました!! その、先生の存在に気づかなかった自分に思わずめっそり…(泣笑) すいません…何か…色々、必死で…(笑) ちなみに、ゴールすると即、給水セッティングされておりました!! ぐびぐび。 うおおお…スポーツドリンクが五臓六腑に染み渡る…!!! (注:飲みすぎに注意・笑) ちなみに…途中棄権の方が出られた為、最終番号の方がお1人になってしまい… 急遽、福地山観光協会会長が参戦(笑)←注:革靴装備。 しかも…!会長…早ッ!!(おそらく、参加した人間の中で最も高齢だと思われる) (明らかに20代と思しき)くの一と良い勝負!!?? さらに、彼女が足を滑らせてしまった隙を突き…うら若きくの一に勝ってしまわれ… すげぇ…!! マンガみたいだ…!(笑) 貴重な一幕を拝見させていただきました。 落乱でお年寄りが侮れないのはお約束ですが…まさか、ここでも…こう来るとは…! 次の競技からはお待ちかね(笑) 「飛び石渡り」と「水上走り」と言う水系競技になります。 飛び石は、その名の通り…川に石が(本物ではなく、人工物です)浮かべてあり… ま~た、芸が細かい事に、踏むと10センチくらい沈むんです(笑) バランスとテンポが重要な感じの競技でしょうか… しかも、スタート地点が川に立てかけられたはしごの一番下の段…という ステキな事に(苦笑) す、スタートしにくい…!! …こ、この絵だと…何か新種の生き物の群れみたいに見えますが…まぁ…うん。 次参加したら、きちんと写真撮ってこよう…! ここで、途中棄権の方がいらっしゃったので、にらは4番の方とご一緒に競技する事に。 全体的には2番目スタートです。 ……。 もうちょっと心の準備が欲しいかな~…と、思う間も無く、スタートです。 前のお二人が、水に落下する事も無く…何と、3秒台でクリア。 …?案外、やりやすいのかな…? 結果…案外、やりやすかったです。 一応、にら達は二人とも落下せずに4秒00くらいの時間でほぼ同時にクリア。 何か、もっとこう、足場が悪く、水まみれで落下+濡れ濡れになるイメージだったのですが、そうでもないのかな~…と、思っていたら… 何と、にらの使っていた階段の一番下の段(スタート時点)が(次の次くらいで)いきなり落下してました。(笑) え?次々と圧し掛かる肉の重みに、 はしごが耐え切れなかった?? ↑腐ってもうら若き乙女達に向かってそれを言ってはいけません。 なのに、大木先生…動じないどころか… 「水中からスタートしろ!水中から!!」 潮江文次郎かお前は…!(大木雅之助です・笑) 可哀想に(笑←カワイソウと良いながら笑っているお前は鬼だ)最初の被害者は川の中から石に上るというイレギュラーなスタートを切ることに。 当然、忍者服はずぶ濡れです。 次からはスタッフの方が辛うじて固定(でも、斜めだった)してくださってましたが… 奇数番号の方はスタート時、凄い怖かったと思われます。(石が沈む、と言うのとは別の意味で、何時はしごが落下するか…という恐怖) ははは…早い番号で良かったかも(苦笑) しかし、見てる分には…水系競技…楽しい!!(笑) 確かに、飛び石は石の中央にぽん、と飛び乗って、即座に次の石(これも中央部分)に移れば、案外、たんたんたん、と、気分良く進みますが、少しバランスを崩したり、石の端っこに乗ってしまうと、バランスを崩しやすいみたいです。 おおお!?早い!と、思った方が、最後の最後で落下してしまったり… テンポ良く進まないと、石が水中に沈みこんでしまって、次に移りにくかったり… あはれ、川の清流(?)に落下する忍者の群れ(笑) あーでも、面白かった…!!個人的には、もうちょっと長い距離、これをやりたい(笑) さて、最終種目「水上走り」 この名前から、競技内容をするりと想像できたら、有る意味、凄いと思う。 これは、川面に浮かべて有るベニヤ板(1枚は結構大きめで、それぞれが紐で繋げてあり、当然だけど、踏むと沈む。)の上を走り抜ける、と言う競技です。 大木先生曰く 「右足が沈む前に左足を次のベニヤ板に乗せれば、まるで水面を走っているかのように見える」とのことですが…我等はバジリスクか!(笑) バジリスク…中米コスタリカのジャングルに生息。全長80センチ。イグアナの仲間。水面を走る事が有る。右足が沈む前に左足を出し、左足が沈む前にまた、右足を出す。脅威の俊足。 いや、バジリスクの真似は出来ないから、(出来たら、陸上競技で世界を狙うどころか、世界を震撼させられる・笑)わざわざベニヤ板を浮かべてくれたんですけどね… 先生…優しいなぁ(笑) でも、スタート地点が 川の中。 参加者はどうあっても水に濡れずにクリアする事は出来ない模様です。 潮江に、池で寝ろ!と教えたのはこの男じゃねーか?と、 思わず大木雅之助氏を凝視する不審人物がここに(笑) なお…この競技のみ、スタートは後ろの番号からで…ワタクシは最後から2番目でした。 そのため、水に濡れている時間帯は少ないのですが… そこは、日陰も何も無く…立派なアスファルトが敷き詰められており… ……持っていたポカリが、いい塩梅にホットポカリと化しておりました… あ、あつい… そんな、うだるような暑さの中、競技スタートです!! (さりげなく…スタートの掛け声をかける大木先生や、応援してくださる見学者様、スタッフさんそして何より尼子先生…めっちゃ暑いだろうな…と、思ったり思ったり思ったり←それでも、参加者は水に入れるから多少マシなんです。) しかも、しかも…!! この競技、二人一組ですが…ベニヤを走るなら、ど真ん中が一番安定します。 すなわち! 先にベニヤ板に乗ったモン勝ち、と言う何ともシビアな一面があるのです! (スタート地点から、ベニヤ板まで、2~3メートルほど、水中をだばだばと走る必要があります) なぜならば、最初の人はそれでもまだバランスが取りやすいのですが、2番手になると、先ほど踏まれたばかりのベニヤが揺れ動いて走れたもんじゃ無いから、だそうです。 そのため、様々なドラマが生まれては消え、消えては生まれ…(笑) まさに、女の醜い争いよろしく、服を引っ張り、足を引きずりおろし、相手を押し倒し、我先にと進む争いは圧巻(笑) でも、そんな二人は仲良しなのでしょう。ゴールした途端に熱く抱擁を交わし…何ともステキな事に(笑) 可愛い!!可愛すぎるよ!!!何だ!?この友情!(笑) また、大木先生の言うとおり、二番手は、相当走りにくいらしく、板ががばがばに揺れていました。(当然、転ぶ人多数) うーん…スタートの水中ダッシュが勝負の分かれ目ですな… で、もちろん中には、しゅぱぱぱぱぱっ!!と、見事に水面を走り抜ける猛者も…! 「早い」「早い」と大歓声が(笑) そして、速度を緩めず、ゴールに向かって飛び込むその男らしさ!! ちなみに、ラストから2番目だったにらは…まんまと先に板の上に乗れたので… そのまんま、どわーっ!!と、突っ走って来ました。 ……結構、走れるな……コレ……。 正確な時間は何秒か判らないのですが、好タイムだったのですよ(笑) (後で、早かったと言われた) やったね~。(でも、水しぶきで全身濡れ濡れ) そして…先に走り抜けてごめん…… そんなこんなで、全競技終了です。 あー…楽しかった、楽しかった、楽しかった…!! 多分、あの場で、全部もう一回戦やろう!と言われたら大喜びで参加したと思われます。 えーと…結果ですが… じゃん。 優勝しました。 今回は、手裏剣・弓矢の命中率が非常に低かったみたいで…(手裏剣は2本的に当たった人が居なかったとか言ってた気が…過去には5枚投げて、5枚とも命中で優勝した方がいらっしゃったとか…!凄ッ!!)そのお陰で、弓矢命中0本、手裏剣1本でも優勝できたのです。…足で稼いだ、って訳ですね… なお、準優勝の方は手裏剣と弓は当たらなかった…とおっしゃっていたので… マジで、あの最初の1枚の手裏剣が効いたのです…!! うん! 朝早く来て練習して よかった!!(笑) わーい、わーい、わーい、わーい!! で・す・が… ここで、大木雅之助氏が言いました。 雅之助「この優勝したヤツは、お馬鹿ちゃんです。」 ヱ…?先生、何デスカ?目があらぬ方向に優しいんですけど…まさか… にら「…!?ここでバラすか!?」 雅之助「ここで言わないでどこで言うんじゃ!…くの一、と言うものは、嫉妬する生き物なのです。でも、コイツはお馬鹿ちゃんなのです。」 もう、アホですらありません。 アホはとっくに突き抜けました。 雅之助「…おい、何処から来た?」 にら「…長野県です…」 雅之助「…何で来たのかな?」 にら「…夜行バスに乗り遅れてタクシーで京都まで♪(←やけくそで)」 …ざわつく会場… …そりゃ~なぁ… 他人がタクシーで500キロ以上すっ飛ばしてきた、と聞いたら…きっと自分も同じ反応するでしょう。 雅之助「なんぼかかった?」 にら「10万円です☆」(17万をまけて貰ってこのお値段) どよめきが走りました。 ええ…参加者様はもとより…尼子先生はじめ…観光協会、そして、副市長に至るまで…(笑) 雅之助 「何処の馬鹿が、 福知山に来るまでに 10万もかけるんじゃ!!」 ここの馬鹿です!(泣笑) はい、軽く海外旅行並みです。 ほら、ワタクシ…アンソロ企画を立ち上げているので…その製本費用として… 貯金してたんです… あああああああ…でも、いいもん!!夏コミとか旅行とか諦めて、8・9月の給料をほとんどそっくりそっちに回せば、何とかなるしっ!!(涙・涙・涙) だから、その事は思い出させないでちょーだい(笑) 雅之助「でも、良かったな、優勝できて。」 にら「(ほんとにな。)…はい!」 そして、その時…参加者の方から… もッッの凄い優しい目つきで… 「くの一大会の優勝者で、 過去に、これほど心の底から優勝してよかったね、と言える人をはじめて見ました…」(代理:潮江文次郎) と、言われました。 ああああああああ…そして、あだ名が「10万円」もしくは「タクシー」に(笑泣) 本当に…有る意味、伊作と紙一重のギャグマンガな人生を歩んでいると思います。 その4へ |