赤ちゃん返り トップ
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岡田雅美は、十五年間一人子で、何不自由なく親に甘えて生活してきた。
それが雅美に妹が生まれることで一変した。
それまでは、母に抱かれるようにぴったりと寄り添い、当たり前のように一緒に寝ていたのだ。
母が妊娠して次第にお腹が膨れていき、陣痛が起きて入院するまでずっとそうしていた。
それまで親も雅美の言うことには何でも「はいはい」と答え甘やかしていた。
偶然にも雅美の十五歳の誕生日に妹が出来たのだ。雅美自身、妹か弟が欲しかったのだが、いざ出来て見るとなんとなく物足らない日々が続いていたし、何か寂しいのだ。
それが何なのか、如何してなのか雅美本人も分からなかった。雅美自身は気が付かないうちに美沙という妹にやきもちを焼いていたのだが、美沙が雅美本人も可愛いと思っていたため、そのことには気付かなかった。
両親もあきらめていた子供が出来ると、まるで猫の子を育てるように可愛がり、それまで雅美一人に注がれていた愛情が、その生まれた子供に移るのは当然のことだ。当の雅美自身も最初のうちは、可愛くて可愛くて仕方なかったのだが、時が経つに連れて、その寂しさの気持ちが増していった。
妹の名前は美沙。雅美の美を一字取り、美沙という名前に雅美も気に入っているし、美沙は十一月に生まれ、雅美と二日違いの二十日の誕生日と言うことも雅美には嬉しかったのだが。
雅美も高校に入り、夏休みになった頃には美沙も歩くようになって来た。その頃になると美沙のオムツが紙オムツから布オムツに変わったのだ。雅美はちょうどその時から変化し始めた。
雅美は、ある高校に入学して初めての夏休みを迎えた。顔や体は幼さが残り小さく、おそらく全生徒の中でも一番身長は低いだろう。その為クラブ活動は何もしていない。どのクラブも雅美を勧誘してこなかったのだ。気の合った友達は、全員何らかのクラブ活動をしていて、雅美は夏休みに入っても家に居るだけですることがなかったから、母の後にくっついて美沙の面倒を見ていた。
「あれ、何で今日は何時もの紙オムツではないの?」
それまで紙オムツだったため、不思議そうに母のすることを見ていた。
「美沙ちゃんはもう歩き出したでしょう。・・だから。・・この方が早くオムツ離れするのよ。それにこのオムツは雅美が赤ちゃんのとき使っていたものなのよ。確か幼稚園まで使っていたはずよ。覚えてる?」
「えっ、私もこのオムツを使っていたの?」
「そうよ・・・覚えている?」
雅美は、オムツのことなどずっと忘れていた。でも何か雅美が使っていたと言われると、かすかに母にオムツを取り替えられていた頃の記憶がよみがえってきて、そのオムツにじっくりと見入って取り付かれたようになった。その雅美の使っていたという布オムツが引き金になり、雅美も気が付かないうちに美沙という赤ちゃんに、いや赤ちゃんそのものに憧れ始めていたのだ。そうすれば前のように母に構ってもらえる、母に甘えられるということを、無意識のうちに心の中に作り始めたのだった。
(ふーん、私の使っていたものだったんだ。・・私の?)
母の言った「雅美ちゃんの使っていたオムツよ」が強く心に残ったのだ。
美沙のオムツ交換を見つめているうちに、なぜか美沙に貸したくないような、取られるような変な気持ちが心の中に大きくなっていったのだ。
(そのオムツ、私のよ。美沙ちゃんのじゃない。・・・・私、何を思っているの?)
心の中の潜在的願望を表の心は否定していた。だが時として、その潜在願望が表の意識と入れ替わることがあるのだ。
まさか“私のオムツよ、美沙に着けないで”などと口に出して母に言えるわけがない。
そう思っただけで赤くなり、股間の奥が熱くなったような感じを受けた。
(えっ、何で?)
それからは美沙のことが何か気になり、美沙の服装や行動全てが雅美の脳裏に焼きついていった。如何してそんなに気になりだしたのか雅美は分からなかったのだが、母に雅美のものと言われてからが全ての始まりだったのだ。
次の日の朝から父は北海道に出張で一ヶ月以上家を開けることになっていた。
父を朝早く送り出してから母は、雅美を起こしに部屋に入ってきた。
「雅美ちゃん、起きて朝ごはん食べて。美沙が起きる前に」
母は、雅美を揺り動かして起こしにかけるが、雅美は寝起きは悪い。何時も起こされないと起きないし、それでも中々起きない時が多かった。その日の雅美は少し違っていた。何時もよりひどく起こしても中々反応しないし、それに寝顔もなぜか幸せそうな、満足したような感じに母は見えたのだった。
「楽しい夢を見ていたようね。幸せそうな顔をして。・・ほら雅美ちゃん、早く起きて」
「うーん」
うなるだけで何時もと同じようで起きる気配はないので、母はそれもまた何時もと同じようにタオルケットを捲り上げた。その時になって鼻をつく僅かな匂いに気付いた。それは美沙のオシッコで濡れたオムツを替えたときの匂いと同じだった。
「早く起きなさい。・・えっ、何、この匂い・・まさか?」
かすかな匂いの元を確認するように、ベッドでまだうなっている雅美の下半身に母の眼がいった。白いシーツが薄黄色の染みが出来ているように見えたのだ。
「やっぱり・・・?」
母は、雅美のパジャマとシーツを触って冷たいのにびっくりして急いで雅美を起こしにかけた。
(雅美がオネショ?・・やっぱりオネショだわ。雅美は幾つになったのかしら?・・・それもしてだいぶ経っているわ。周りが冷たくなっているし。この子こんなになっていても気付かなかったのかしら?)
それは、お尻の部分だけ体温で温められていて、そこ以外は冷たく冷えている。オネショをして時間がだいぶ経っている証拠だった。
「雅美ちゃん、雅美ちゃん、早く起きなさい」
「ウーン、まだ眠い。夏休みなんだから・・・?」
雅美もそこまで言って、お尻がひんやりと冷たいのに気が付いた。
「雅美ちゃん、寝る前におトイレに行ったの?」
母の言葉でそれがなんだか分かった。
「オネショ?」
「そう。雅美ちゃんオネショしちゃっているよ。如何したの。幾つになったの?」
「だ、だって・・・気が付かなかったもの」
真っ赤に恥ずかしそうにうつむいたまま答えた。
何時もそうだが、一段と子供っぽい話し方になっている。しかし雅美は気付いてはいなかったが、母はその時点でおかしいとは思ったが、美沙が生まれるまで雅美が使っていた言葉遣いに戻ったのかな?と簡単に考えただけだった。
「しちゃったものは仕方ないけど・・何処か体でも悪いの?」
「わ、分かんない、別にどこも・・痛くもなんともないけど・・・」
「早く起きて。風邪を引いてしまうわよ」
母は、雅美をベッドから立たせるとシーツと布団を捲り上げた。雅美は如何したらいいか分からずその場にじっと立ち竦んでしまった。
「あらら、雅美ちゃん如何しちゃったの?早く自分で着替えないと。早く脱いで」
雅美は、ハッとしてパジャマを脱ぎだしたのだが、パジャマのボタンに手を掛けるか中々外すことが出来ず、その手つきはもたもたとしていた。
母は、その様子を見ていて、一度抱え上げた布団をベッドに下ろし、雅美に向き直りパジャマのボタンを外しだした。
「一人で着替えられないの?いつまでも雅美は赤ちゃんなんだから」
その(赤ちゃん)という言葉に雅美は一瞬ドキっとした。何故ドキッとしたかは分からなかったが(雅美は赤ちゃん)という言葉の響きには甘いものがあった。
「美沙だけでも大変なのに・・・」
そう言いながらも雅美の濡れた衣類を全部脱がせて丸裸にしてしまった。箪笥からショーツとTシャツ、それにスカートを出して雅美の横に置いたが、雅美は、ほうけたようになりなぜか自分では着られないし、何も出来ないよう錯覚に陥っていた。
「また、小さいときに逆戻りね・・・でも仕方ないか美沙が生まれる前まで着せてもらっていたんだものね。雅美ちゃんに着せるのは美沙が出来て以来初めてね」
母は、優しく雅美に言い、下着から順に着せ始めた。
「お、怒んないの?」
「何で怒るの?」
「オ、オネショしたから」
美沙が生まれる前のような言葉遣いなのである。子供っぽい口調はその時よりひどくなっているように思え、優しく怒らないようにした。
「誰でも間違いや失敗はあるものなのよ。でも雅美ちゃんにしては珍しいわね。オムツをしなくなってからオネショは初めてじゃないかしら?・・ハイこれで良いわよ」
お尻をポンと軽く叩かれ我に戻った。
雅美は、如何してオネショをしたのか。如何して自分で着替えることが出来なかったのか、そして動けなかったのか分からなかった。
その日午後に、なぜか美沙をお守りしている途中、一緒になって昼寝をしてしまった。美沙のすやすやとした寝顔、格好(淡い黄色でいろいろな模様の付いた、尚且つオムツでお尻の部分がぼってりと膨れたロンパースに、パールブルーの涎掛け。幼児だから当たり前の格好だが)を見ると、何か羨ましくあったが、雅美もいつしか睡魔が襲ってきて、美沙の寝ている横で雅美はいつしか眠っていたのだ。何か幸せな夢を見ていたような気がしたが、何の夢だかは思い出せない。母にゆすられてやっと目が覚めた。お腹の部分から下にタオルケットがかけられていた。妙にお尻の部分が冷たく感じる(えっ、また?)
瞼を開け、見ると母がゆすって起こしていた。
「まるで赤ちゃんね。涎までたらして・・何かいい夢でも見ていたの?幸せそうな顔をしていたわよ」
だが母の言葉は途中までしか聞こえなかった。もじもじとする雅美の動作に母は、不審に思ったのか「如何したの?」と聞いてきた。
その問いに雅美は下を向き隠そうとした。
「な、なんでもない」
声が少し上ずっているし、妙にけだるい感じがしていた。
そのしぐさに母は、もしやと思い「雅美ちゃん、もしかして・・またオネショしちゃったの?」
雅美は、母に打ち明けようか、如何しようか迷ったが母にそんな風に言われると素直に返事をした。
「・・うん・・」
首を縦に振り、今にも泣きそうになり小さな声で答えた。
「うんって。しょうがないわね。何回もオネショしちゃって・・まるで・・・」
そこまで言って母は、何かを思い出したように言葉を詰まらせた。
(まさか・・でも雅美は高校生だもの。こんなことってあるのかしら?・・試してみようかしら)何かの本で読んだ記事を思い出した。それは下の子が出来た時、それまで構ってもらっていた上の子がやきもちを焼き、赤ちゃんに戻ってしまうという赤ちゃん返りの記事だった。でもそれは五歳くらいまでの話で、いくらなんでもと思いたかった。でも言葉遣いやオネショは、美沙が布オムツにしてから起こったことに母は気付き、試してみることにしたのだ。
(一人も二人も一緒か。手間はそんなに掛からないし)
朝と同じように雅美の着替えをしてあげながら考えていた。とにかく様子を見ることにした。
三時ぐらいになって、夕飯の買い物に近くのスーパーに美沙と雅美を連れて出かけた。買い物をしている途中母は、スーパーの二階に大きな薬局が入っていることを思い出した。店の半分は薬局のフロアーだった。
「雅美ちゃん、○と○と○、探しておいて頂戴。お母さん、一寸二階に行って買ってくるものがあるから。お願いね」
「薬局で何を買ってくるの?」
「一寸ね」
この時点で母は、雅美のオムツカバーとは言わなかった。
雅美の言葉遣いは、一歩家を出ると普通の高校生の態度とごく普通の言葉遣いに戻っていた。
二階に行くと客はまばらで、棚に置いてあるオムツカバーを手に取り、薬局の女性の店員を呼び止めた。
「はい、何でしょうか?」
「実は、オムツカバーなんだけど」
店員はバギーに乗っている美沙を見ていた。
「あのー、赤ちゃんのでしたらし・・・」
「あっ、この子のじゃないのよ。もっと大きな子供のなの。オネショが続いて困っているのよ。女の子なんで、こんな病人用のみたいのじゃ納得させるのが大変で。それでね、可愛いのがないかなと思って。これだと病人くさくて」
手に持っていたのはベージュの無地のものだった。
「少しお待ちください。確か中に有ったと思いますが・・それで体重は?」
丁寧にお辞儀をして聞いてきた。
「三十二キロくらいかしら」
「それでしたらSかSSでよろしいですね。小学生くらいですね」
店員は置くには要り直ぐに戻ってきた。
「そんなに可愛いのはありませんが。これではどうです?あいにくS寸でホック式のしかないのですが。フリーサイズのは一寸切らしているみたいなんですが・・・今お持ちになっているそれと比べると、こちらは一寸お値段が張るのですけれど」
それは今手に持っているものに比べれば可愛いつくりになっていた。白色で何かの刺繍が施してあるものと淡いピンクのものだった。
「最近、お子さんのオネショが増えている見たいなので、こんなのがあるんですが」
手にとって見るとしっかりした作りになっている。
「これでよろしいです。両方ともください」
レジでお金を払い、下に降りていくと雅美がエスカレータの前で待っていた。
「遅いんだから。何を買ってきたの?」
「ごめん、ごめん。中々なくてね。頼んだものあったの?」
「レジも済ませておいたわ。領収証は財布の中に入っているわよ」
美沙の前に行って「ねー、お母さん遅いんだからね」
家に付くまで雅美は何時もの通り高校生だった。何時ものように話をして帰っていく何の変哲もない親子の風景だった。
家に帰って母が物を頼みだしたとたん雅美の様子は変わっていた。
「今日も雅美ちゃんが料理してくれるの?」
「だって・・やだー。なんかだるいんだもん」
甘えたがかかった口調に変化していた。
「お母さん、一寸縫い物があるのよ。それを用意しとかなきゃ。だからご飯だけ炊いて頂戴」
何時もは、自分から作ると言い出し、何やかやと作ってくれるのだが今日は逆だった。
母は、食事が終わった後、美沙の一番大きなロンパースを出しなにやら図りだした。(これなら裾のゴムを直したら雅美にも着れそうね)
ロンパースは元々大きくゆったりと出来ている。今出したものは夏用のタオル地で出来ている。よく伸びるのだが、裾のゴムはそのままではいくら小さいと言っても雅美にはきつい。小さな雅美には一寸手直しすれば着れる寸法だった。
「お母さん、何を作っているの?」
「一寸ね、美沙の服を直しているの。少し大きくしているのよ・・所で今日から三人で寝ない?お風呂も三人でよ」
「ええー、良いの?一緒に寝ても」
雅美の声がその瞬間弾んでいた。
「だって夜中に起こしに行くの大変じゃない。・・お母さんと美沙を流さないでね」
母は、そう言って雅美の反応を見た。オネショを指摘された雅美は赤くなり下を見た。
「だ、大丈夫よ」
「そうね、大丈夫ね・・それだったらお風呂の用意をして頂戴」
「はーい」
その場を逃げるように雅美は風呂場に出かけ、浴槽を洗ってお湯の栓をひねった。
三人でにぎやかにお風呂に入り、母が美沙を洗ってから雅美に美沙を抱かせ、雅美の体を丹念に洗ってあげた。
それは、お風呂を出ても同じだった。美沙を拭きおえる間雅美はバスタオルを頭から掛け待っていたのだ。自分もそうしてもらうために。ただ雅美はそのことには無意識だった。
「今度は雅美ちゃんの番ね」
バスタオルで頭から始め、全身を丹念にふき取っていった。美沙がその様子をじっと見詰めキャキャと騒いだ。どうも雅美がしてもらっていることが自分と一緒なので嬉しがっているみたいなのだ。
脱衣所に母が前もって用意した美沙の衣類を出しオムツとロンパースを着せ終えた。
「今度は雅美ちゃんね」
用意しておいたのは美沙の物だけではなく、雅美の物も用意していた。
雅美もそういわれるとなぜか心地よかった。何故母がそうしてくれるのかというより、そうするのが当たり前のように雅美は思っていた。
バスタオル一枚でいる雅美に肌着を着せてから「雅美ちゃん、ここに美沙と同じようにネンネして」
雅美は、何の疑いもなく美沙の横に横たわった。足元で母が何かの包装紙を破く音がする。
雅美は美沙に指をつかまれ、しきりに二人で意味の分からない言葉で話しをしていた。
「さあ、雅美ちゃん、これ何だかわかる?」
わざと雅美の白地に刺繍の入ったものを目の前で広げて見せた。
「えっ、オ、オムツ?」
「そ、オムツカバーよ。雅美ちゃんも美沙と同じようにオムツをするのよ」
「・・いいわよ。もう高校生なんだから。赤ちゃんじゃないもの」
その瞬間なぜかドキドキ胸が高鳴った。
「何言ってるの。雅美は赤ちゃんでしょう。オネショは二回もしちゃうし」
「で、でも・・」
最初のトーンはなくなり弱弱しくなっていた。
「は、恥ずかしいし・・それにもうオネショしないから・・・」
母の目から見れば雅美のオムツは嫌がっているように見えなかった。本当にイヤならばその場を逃げればよいのだから。
「オネショは恥ずかしくないの?」
「・・・・」
「雅美ちゃんはオムツがしたいんでしょう。美沙ちゃんみたいになりたいんでしょう」
心の中を見透かされると雅美は全身真っ赤に上気しながらぶるぶると震えていた。
子宮の奥の方から湧き上がる喜びみたいなものが全身に伝わっていく。
雅美は母からオムツと聞いて(私のオムツよ。私も着けてみたい)と内心叫んでいた。だが素直にそうしたいとは恥ずかしくて言えない。
「で、でもオムツなんて・・・」
雅美の本心は分かっていても、何か口実を作ってあげないと素直に着けるとは言えないと思うし、一旦着けてしまえば後は楽だと考えた。
「じゃあ、こうしなさい。今晩だけオムツを着けてオネショをしなかったらオムツを着けないで良いから。わかった?」
母は、雅美がオムツを汚してしまう核心があった。それが証拠に拭き終えた雅美の会陰から淫汁があふれ出していたのだ。
返事を聞かないうちにオムツカバーとオムツをセットして雅美の足を持ち上げ、お尻の下に敷きこんだ。その間雅美はじっとしていた。
そのやわらかいオムツの感触に包まれていくうちに、なんとも言えないうっとりとした気分に雅美はなって行った。オムツカバーのスナップを止める音が大きく脱衣所に響いている。
その音を耳で聞き、オムツの感触が雅美の心をくすぐる。四肢が萎縮してしびれ、小さくなっていく錯覚に陥っていく。
「ハイ、今度はタッチして。今度はパジャマよ」
雅美の手を引いてその場に座らせた。
美沙が今来ているものと同じ柄のものを、雅美の頭から被せ腕を通す。
「これって、さっき直していたもの?」
そう言ったもつもりだったが、実際には幼児言葉になっていた。
「ちゃっき、なおちぃてた服」
「あらら、赤ちゃん言葉になっちゃったの?雅美ちゃんオムツしたら赤ちゃんになっちゃたね」
着せたものをお尻まで引っ張り、股間に付いているホックを止めてしまった。
「そう、美沙ちゃんと同じものよ。あらら可愛いわね。よく似合っているわ。美沙ちゃんよりずっと可愛いわ」
そう母から言われると、なんだか嬉しくなるのだが恥ずかしさもこみ上げてくるし、股間がずきずきと疼きだし始めていた。でも自分の言葉を耳で聞いて赤ちゃん言葉になっているのは分かるのだが、それが自然とそういう言葉になってしまうのだ。それゆえ余計に恥ずかしい。動作や言葉は赤ちゃんと変わらないのに精神は元のままなのだ。
(そんなー、言葉が変だわ。それに手足もしびれた見たく動きが悪いし)
「一寸待っててね。今美沙にジュースを入れてくるから。美沙ちゃんを見ていてね。あっ、逆かな。美沙ちゃん、雅美ちゃんを見ててね」
直ぐに母は、哺乳瓶を持ってきて美沙の口に含ませる。美沙はそれを片手で持ち上手に啜り始めた。
「はい、雅美ちゃんの分」
不意に雅美の口の中に柔らかいゴムの感触が押し当てられた。それを口に含むとなにやら甘酸っぱい感じになった。直ぐにジュースが舌の上に広がってくる。それは何時も飲むジュースなのだが雅美にとって何倍もおいしく感じられ、夢中で啜りだした。
「そんなにあわてない。こぼしちゃうでしょう。あらら、美沙ちゃんより下手ね。雅美ちゃんは赤ちゃんに成り立てだから仕方なすか。そうだこれを着けようね」
美沙が今着けている涎掛けと同じものを、雅美の首からまきつけ背中で括った。もう雅美は抵抗しなかったし、自分も美沙と同じように赤ちゃんなんだと思っていた。
何かふわふわした雲の上に乗っているような、とても幸せな気分に雅美はなって行った。
(夢で見たものはこれだったんだ)
雅美が夢の中の出来事をこのとき思い出していた。
甘いジュースが哺乳瓶から口の中に広がってくる。それと同時に下半身に尿意が湧き起こり、それが次第に大きくなり始めた。横に美沙が横たわり、同じようにジュースを哺乳瓶で飲んでいた。哺乳瓶の中身がほとんどなくなる頃、雅美は下半身の力を抜いた。通常であれば中々寝た姿勢のままではオシッコはしにくいものである。だが今の雅美はごく自然に力を抜くとオシッコを出すことが出来た。
(あー、気持ちがイイー)
そのスッとする開放感と、オムツが濡れていく感覚と羞恥。それが雅美をオルガに導いていった。口から哺乳瓶でジュースを飲み、オムツにオシッコを漏らしながら逝ってしまったのだ。それは雅美に強烈な印象を植え付けていた。雅美にとってそれは初めてのオルガだったのだから
目を閉じ哺乳瓶を強くかみながら足をピーンと伸ばし痙攣する。
母は、その様子を見て雅美がオムツを濡らしているのを確信していた。わずかに尿臭が漂いそれと分かる。それでも母は、そのまま暫く置いといてやろうと思った。
二人の哺乳瓶が空になると、母は先に雅美を立たせて美沙を抱いてから、雅美の手を引いて布団に連れて行った。
「ちゃんとタッチできる?・・はいお手手繋いでね」
連れて行く途中美沙はもう眠り始めていた。美沙の布団は小さい布団で大きな布団に並べて敷いてある。美沙を先に布団に寝かせてから、雅美を母の布団に寝かせた。
「雅美ちゃん、オムツ汚しちゃったでしょう。チッチしちゃったでしょう」
雅美はオムツのことを言われると真っ赤になった。ずばり当っていたからだ。
「ネンネする前にオムツを替えようね。それにお口が寂しいでしょう?」
枕元に置いてあった美沙のおしゃぶりを雅美の口に押し付けた。もう雅美は、何の抵抗もせずそれを口に咥えてしゃぶりだした。それは雅美にとって口いっぱいに広が甘い物でしかなかった。目を閉じ夢中で吸い始めたのだ。赤ちゃん時代の事を思い出したみたいに。
母は、ロンパースのホックをパチンパチンと一つずつ外しオムツカバーを露にした。腰紐を解いてからサイドホックを外すと、かすかな尿臭とゴムの匂いが漂いだす。白いオムツは股間の部分で薄き色に染まり湯気を出していた。そのオシッコで汚れたオムツを開くと雅美の可愛らしいまだ縦割れのはっきり分かる女陰が見え、その奥の方から透明の粘りのある液体があふれオムツの中心に染込ませていた。
「クチャイ、クチャイ。一杯しちゃって・・あらら、エッチな赤ちゃんね」
丹念にオムツの濡れていないところで股間を拭いて新しいオムツをお尻の下に敷きこんだ。その一つ一つの動作は美沙のオムツを替える動作とまったく同じようにしてあげた。
雅美は、オムツを替えられる間中、目を閉じおしゃぶりをしっかり咥え、うっとりとしている。
(オムツがこんなに気持ちのいいものだなんて・・・とっても恥ずかしいけどオムツを汚すことがこんなに・・・)
雅美はオムツの快感に取り付かれてしまっていた。
そこにはもう大きさの違う赤ちゃんが二人いるように見えていた。
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