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【ドラニュース】

笠原、堂々!初の大役5回無失点 ほえた。粘った。自分信じて88球

2019年3月30日 紙面から

DeNA-中日 4回裏2死二塁、伊藤光を遊ゴロに打ち取り、気合の入った表情を見せる笠原(小沢徹撮影)

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 経験を自信に変えてきた男はやはりただ者ではなかった。「初回はちょっと緊張したけど、ゼロで抑えてからはいい緊張感で投げられた。普通の1試合でした」。初の大役を終えた笠原は落ち着いた表情で振り返った。

 1回2死一、二塁は高橋の好守で切り抜けた。力みから変化球の制球に苦しんでも勝負どころで粘る。5回2死一、二塁で昨季本塁打王のソトをフルカウントから三ゴロに打ち取ると、珍しくほえて、左拳を握った。

 昨年11月、日米野球の日本代表として人生初の日の丸を背負った。壮行試合の台湾戦。「力もうとしても脚に力が入らず、思うように体が動かなかった」。チーム最初の試合で先発を任され、重圧につぶされかけた。

 それでも耐えた。キーワードは「自信」。グラブに刺しゅうした2文字を見て気持ちを立て直し、2回からは普通に投げられた。この日もそう。自分の球を信じて腕を振る。5イニング無失点は姿勢を貫いた結果だった。

 

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