オーガノイドシステム搭載被検体006号-B(試作特殊兵装装備型)通称『シールドヘッジホッグ』


  機体解説
一種の『ゾイド生命体の遺伝情報書き換えプログラム』でもあるオーガノイドシステムー超古代文明のオーバーテクノロジーであるプログラム群ーは適切に運用できれば、ゾイドの形質(能力)を自在にコントロールできる。しかしながら、オーガノイドシステムを自在に扱う事は当初の予想を越え、難問であった。共和国の命運を担う、新世代機の開発に際しても、オーガノイドシステムの有効な運用をめざし、数多くのシールドライガーのゾイドコアが実験に供された。しかしそのほとんどは発生段階で死亡するか、奇形化してしまったのである。被検体006号もそのひとつで、四肢の発達不全、極端な攻撃性の減退など高速戦闘ゾイドとしては致命的な欠陥を生じていた。通常ならこのような検体は即座に処分されるのだが、ある特殊な能力が発言していた事で『彼』は命拾いすることになる。『彼』は通常のシールドライガーに比して極端に強力なエネルギーシールドを展開しうる形質が見とめられたのである。シールドジェネレーター自体は人為的な装備であるがそれを駆動するのは素体自身の能力なのである。こうした能力と大人しく従順な性質で研究員たちに愛されていた006号は全身にシールドジェネレーターを搭載し、試験的に実戦に投入される事となった。初めて彼の不恰好なすがたを見た前線の兵士たちは一様に笑い転げたという。しかし、この兵士たちの嘲笑も彼が真の力を発揮するまでであった。006号の展開するシールドは堅牢なうえ、幅約600メートルにわたり展開できたという。自身は一切攻撃能力を持たない006号だったが、この『エネルギーウオール』は敵の砲弾から自軍を完璧に守ったのである。こうして文字どうり盾として味方につくした彼であったがその最後の任務は過酷なものだった。ある研究施設が帝国軍に急襲された際、開発中の新型ゾイドのコアを運び出す時間を稼ぐ為、スリーパー化された後、単身でその防衛を勤めたのである。そして彼は帝国軍の進撃を健気に食い止めつつ、力尽き、その機能を停止したのである。このとき、研究員たちがもちだしたゾイドコアこそ後の共和国新鋭機『ブレードライガー』のものだったのである。
(以上、すべて私設定です。)  

製作記事
いやー…。今回の作例は、なんというか(爆)。すべての始まりはブレードライガーの顔がどーーー見ても、ライオンには見えず、『ねずみ』あるいは『うさぎ』にしか見えなかったことです(笑)。なんと無しにこいつからげっ歯類型でもできんかなーと思い、半分冗談でいじりはじめここに至ってしまったわけです。そう彼は『ハリネズミ型』ゾイドなんですね。設定は後付け、こじつけです(笑)。
装備品のたぐいはライガー系をそのまま流用、もしくは小改造で使用しています。問題はフレームのほうで、同じくライガー系のパーツを中心に組替え、ネズミっぽく短足にしています。なおかつ歩行できるようにしなければならないので(ZOIDSはやっぱ歩行しなくちゃね)試行錯誤(行き当たりばったりともいうが)をくりかえしました。前脚は関節連動はなくなってますが、後脚の膝関節は連動します。



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