フレッチャー式駆逐艦1号型


フレッチャー型駆逐艦1号艦 フレッチャー型駆逐艦6号艦


Ⅰ.経緯
1943年10月6日に沈没したシェバリエを11月に浮揚し、調査したところ「修理すれば使用に耐える」とのことで三菱長崎造船所にて改造することとなった。
Ⅱ.改造
機関をジェネラルエレクトリック式ギヤードタービン×2基から艦本式オールギヤードタービンを大幅に改良した艦本式オールギヤードタービン改×2基へ変更。
また主砲も38口径5インチ単装両用砲5基(2基は損傷していた)から秋月級の使用している65口径10cm連装高角砲4基装備へ変更。
魚雷も21インチ魚雷5連装発射管2基から次発装填付きの61cm魚雷4連装発射管2基装備へ同じく変更された。機銃も25ミリ3連装と25ミリ単装に変更した。
対潜装備はシェバリエに搭載されていたヘッジホックをデットコピーし搭載。Y砲も搭載された。
また設計図を設計技師チームが根性で数ヶ月かかるところを6週間で書き上げ、1944年3月より生産開始。終戦までに12隻計画され、5隻が建造された。
これと同様にクレムソン型駆逐艦スチュアートも改造され、フレッチャー式駆逐艦同様に改造型が生産された。
シェバリエ改装時に外された砲塔は海防艦1号型改や陸上砲台に利用され、規格の違いから補給の出来ない魚雷発射管はスクラップになって駆逐艦の材料に回された。
Ⅲ.戦歴とその後
なお、アメリカのレーダー及びFCSを改造、これを搭載した大和の沖縄特攻(このとき艦隊に所属する全艦に搭載済み)は成功し、また戦果は若干良好に向かった。
蛇足だが、ポツダム宣言を昭和天皇など長期戦反対陣営が軍部に独断で受諾、反対する軍部は内部クーデター(この駆逐艦や海防艦1号型改が使用された)によって壊滅し終戦した。
戦後これらの艦は改装され、現在でも現役でも働いている。改装後の姿は別のページで紹介する。

諸元 1号艦(仮竣工時)
排水量:2500t
全長:114,73m
全幅:12,06m
吃水:4,19m
出力:60,000hp
最大速力:39,0kt
機関:艦本式オールギヤードタービン改×2基
レーダー:試製4号電波探信儀(完成時は4号電波探信儀)×1基
ソナー:試製4式音波探知機(完成児は4式音波探知機)×1基
FCS:試製4式射撃指揮装置(完成時は4式射撃指揮装置)×2基
武装:65口径10cm連装高角砲4基
      25mm3連装機銃6基
      25mm単装機銃8基
   ヘッジホック発射機(9連装)1基 
   次発装填付き61cm魚雷4連装発射管2基
   爆雷42個搭載(投射機Y砲1基、投下軌条2)[6号艦より投射機Y砲を2基、爆雷は84個搭載へ変更]
その他:艦橋は6号艦から窓の数や形状が変化している。また戦訓から対潜兵装も強化されている。

 あとがき はじめまして。aです。初投稿作品となりました。この艦の参考にしたのは以下のページです。
      フレッチャー式駆逐艦はアイコンお絵かき工房のフレッチャー級と秋月を使って改造したものです。
      フレッチャー、秋月のデーターはT-KEYのみりたり~なぺーじを参考にしました。
            武装に使用した素材は坂井百貨店にて購入(ダウンロード)したものです。
      戦後改装された姿はホームページにて公開中。
      初版 2006年7月15日  祝完成!!しかし当時から絵の改定の必要があった。
      第2版2006年8月8日   変更点 文章の改定及び絵に舵を追加を行った。
            第3版2006年10月11日 変更点 文章を大幅改定、及び絵の追加とを大幅改定を行った。
      第4版2006年10月12日 変更点 文章に欠落部分があり一部追加。
      第5版2008年8月30日  変更点 文章の無理のあるところを訂正。絵の改良は6番艦の艦橋デザイン変更やレーダーの形状部分、吃水部分などを改良。浮き輪の追加。
      第6版2008年11月12日 変更点 文章と絵の矛盾部分の訂正。文章の一部訂正。