マリーン・フォース3

~おまけページ~


みなさん、はじめまして。IZMiです♪
サイトは違うけど、久しぶりにネットの世界に戻ってきた気がしますよぅ~☆

今日は管理人さんにかわって、『マリーン・フォース』3の第六章「キュリスティア」で戦闘となったラビエ市周辺の作戦展開図を説明させていただきます。
短い間ですが、どうぞよろしくお願いします(敬礼





ZAC2038年7月6日、午前10時32分
 はい。それでは解説していきますよぅ~☆

 ヘリック共和国軍海兵101旅団こと【レオン・ブリゲイド】と帝国陸軍第505特別編成師団こと【ジバニーツ・カンブフグルッペ】との間に結ばれた停戦協定は、【ジバニーツ・カンブフグルッペ】側が再度の期間延長を申し込むものの、【レオン・ブリゲイド】はこれを拒否。その結果、ZAC2038年7月6日10時18分に期限切れとなりました。
 期限が切れた14分後の10時32分の状況が上になります。

 まず口火を切ったのが、ライオネル・マクガバン大尉率いる「第1機甲大隊(ライガー・クロー)」でした。彼らはラビエ市北西門から飛び出すと、そのままエルステル橋を目指しました。
 と同時に南門からは、旅団長レオン・アニエスハート代将指揮する強襲上陸大隊が出撃しています。
 ちなみにこの時点で、第505特別編成師団こと【ジバニーツ・カンブフグルッペ】は、包囲下に置いていたラビエ市の包囲をといています。これは、停戦により一時的に戦線を縮小し負傷者の救助にあたったこと、そして後方から迫りつつある第3集成軍本隊により、5052装甲擲弾兵連隊【ブリュケ】と5053装甲砲兵大隊【トゥルム】を切り離していたため、戦力が枯渇していたことが原因です。
 一点突破による解囲を図られた場合、【ジバニーツ・カンブフグルッペ】の戦力では防御しきれなかったのですね。
 【ジバニーツ・カンブフグルッペ】を指揮するクイン・エーデルシュタイン大佐は、それでも敵の1個大隊に対し、こちらは1個連隊であたるという前提をたてていました。
 兵站が途切れている101旅団は、全力での攻撃ができないこと、そしてエルステル橋を落とすために差し向けられる戦力は、多くてせいぜい1個大隊だろうという目論見があったためです。
 それは間違いではなかったのですが、ウルブレヒト・アンスヘルム大尉の第2機甲大隊(ウルフパック)は、戦力的にはまだ充分に戦えるだけの戦力と弾薬を残していました。これは、停戦により味方機残骸より回収した弾丸などがあったこと、そして主力であるマンモスが主にビーム兵器を主体していたためでした。
 ラビエ市にこもっての防衛線ではなく、あくまで野戦における運動戦で決着をつけようと考えたレオン・アニエスハート代将は、戦力が分割されることを承知で、ウルブレヒト・アンスヘルム大尉の大隊に敵師団司令部への攻撃を命令します。アニエスハート代将は、分割による戦力低下のデメリットをあえて知りつつも、それによってもたらされる戦場の主導権、イニシアチブを握ろうとしたのです。
 レオン・アニエスハート代将の命令を受け、第2機甲大隊はラビエ市の北東門から出撃します。
 これに驚いた帝国軍は、すぐにカールハインツ・バウアー中佐の5051装甲連隊【ヴァント】から戦力を抽出しました。この時点で、クイン・エーデルシュタイン大佐の“敵1個大隊に対し、3倍の1個連隊で戦闘を仕掛ける”という前提はもろくも崩れ去ったのでした。



ZAC2038年7月6日、午前11時18分
 どんどんいきますよぅ~☆
 停戦が解除されてから1時間後の状況が上記の図になります。
 若干時系列にズレがありますが、それはご了承ください。
 それでは簡単に説明していきます。
 エルステル橋砲撃の主力となるロデリック・クロードのゴルドスとその護衛である第1機甲大隊は、ラビエ市出撃から30分も経たずして、カールハインツ・バウアー中佐が直率するアントン駆逐大隊と戦闘状況に突入します。
 ミサイル攻撃で先手をとったコング部隊に対し、ゴジュラスMk-2のバスターキャノンによってミサイルを空中で全弾撃破。両軍の主力ゾイドの意地をかけた戦いは、乱戦へともつれ込んでいきます。それもそのはず、指揮官であるバウアー中佐は1個中隊を率いてゴルドスへ向かっており、またそれをみつけたライオネル・マクガバン大尉も、麾下の部隊を副官に預けて追撃を開始したためです。
 ゴジュラスとコング部隊は、両軍とも指揮官を欠いた状態で戦うことになったのでした。
 一方、反転を命じられていた帝国軍5051装甲連隊【ヴァント】のブルーノ突撃大隊とツェーザレ捜索大隊は、キリーロ少佐のブルーノ突撃大隊は命令に従ったものの、グラーフ・ギズーン大尉のツェーザレ捜索大隊だけは、反転命令を無視してバウアー中佐のアントン駆逐大隊を救いに戻ります。
 本来であれば、戦場を駆け巡り神出鬼没であるサーベルタイガー部隊にとって、貴重な時間のロスとなってしまいました。
 なお、命令に従ったキリーロ少佐のブルーノ突撃大隊は、その途中でウルトラザウルスを主力とするレオン・アニエスハート代将の部隊と遭遇、戦闘を開始します。
 この戦闘は、双方とも望まぬ戦闘であっただけに、両部隊とも一戦してそのまま通過することになりました。
 ゴルドスの射撃観測のため、上空を飛びまわっていたバートラム・クエドリン少佐のプテラス隊にも、ついに敵があらわれます。それがクイン・エーデルシュタイン大佐が空軍に要請していたシュトルヒ隊でした。現れたシュトルヒは20機。彼らはこの新たな敵の出現により、戦闘に忙殺されます。
 なお、この時点でウルブレヒト・アンスヘルム大尉の第2機甲大隊は、いまだ敵司令部へと到達していません。それもそのはず。彼らの部隊は被弾した機体も戦場に投入していたため、最高速度を出せる機体も少なく、部隊の移動速度が低下していたのでした。



ZAC2038年7月6日、午前11時51分
 さて、これが最後。
 第六章「キュリスティア」における第30話が上記になります。
 これは前回の戦闘から33分後の状況です。
 作品の展開上、語っていない部分も紹介せざるをえませんが、それもまたご了承ください。

 すでに両軍の戦闘は佳境に入り、各地で乱戦になりつつありました。この時点でレオン・アニエスハート代将と、クイン・エーデルシュタイン大佐にしても、すべての状況を把握しているわけではありませんでした。
 エルステル橋砲撃を目指したロデリック・クロード大尉のゴルドスは、ついにエルステル橋を砲撃するものの、バウアー中佐のコングの追撃を受け、大破。クロード大尉は戦死します。
 それに対し、ライオネル・マクガバン大尉のゴジュラスもバウアー中佐のコングと一騎打ちを展開し、彼を討ち取ることに成功しました。なお、この戦闘の前に、バートラム・クエドリン少佐のプテラスがエルステル橋までの観測データを送るために戦死しています。これは、シュトルヒ隊に新手が現れたためで、たまたま出撃が遅れた5機がうまく時間差で展開することができた帝国軍の僥倖でもありました。といっても、エルステル橋砲撃阻止には失敗しているので、運はよくても結果に結びつかなかったわけですが……。 
 そしてほぼ同時刻、ウルブレヒト・アンスヘルム大尉の第2機甲大隊は、敵司令部攻撃前にブルーノ突撃大隊と戦闘を開始。アンスヘルム大尉は、独自の戦術をもってレッドホーンの突撃を迎撃しますが、それでも甚大な被害を受けることになりました。
 なお、このときクイン・エーデルシュタイン大佐の司令部には、アントン駆逐大隊の副官であったギーゼルベルト・クレメンス少佐のアイアンコングMk-2限定型を主力とする部隊が防衛線を展開していました。もしこのブルーノ突撃大隊の追撃を振り切って敵司令部に攻撃をしかけたとしても、よい結果には結びつかなかったことでしょう。 
 最後に、グラーフ・ギズーン大尉のツェーザレ捜索大隊は、ある出来事により戦場へ到着することが遅くなります(これについては第七章にて)。これをみたサリカ・ウェル・トリトール中尉の捜索大隊(トリトール・ファミリー)は、レオン・アニエスハートの命令を待たずにラビエ市を出撃。サーベルタイガー部隊の足をとめようと、決死の攻撃にでました。
 ちなみに、レオン・アニエスハート代将が直率する部隊は、グラドヴィン・スワガー大尉の後方支援大隊と合流するためひたすら南下を続けました。この行動を危険と判断した帝国軍クイン・エーデルシュタイン大佐は、新たな命令を下します。その結果は第7章にて語られることになるでしょう。

 それでは、お付き合いくださいまして、ありがとうございました。
 機会があれは(たぶんないけど)、またお会いしましょう♪


作戦図に使用しているアイコンに関しては、ZOIDS & GENERALS様から許可をえてお借りしています。
この場を借りてお礼申し上げます。
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