大阪市には大正区を中心に現在でも8航路の渡し船(=渡船)が残っています。「水の都」の面目躍如といったところでしょう。これらの渡し船は、そこに住む人々の生活の大切な足となっています。本来、これらの渡し船が残っているところは全て、橋を架ければ済むところなのですが、河川に相当の大きさの船がやってくるため架けることが出来ません。また、千本松渡船場のように、橋が架かっても(千本松大橋)船を通すためにあまりに上空に橋を架けたため、人々の便を考え残されているところもあります。一方、安治川隧道(トンネル)のように船が通れるようにとのことから、渡し船(源兵衛渡し)が地下トンネル化されたところもあります。※安治川隧道はかつて、自動車もエレベーターで上り下りさせられ、通行できました。現在は人・自転車のみ通行可能です。
現在残されている渡船8航路のうち、7航路は大阪市建設局の管理となっており、1航路は大阪市港湾局の管理となっています。これは、もともとの渡し船の成り立ちの違いによるものです。しかしながら、いずれの航路も無料で運行されています。「水の都・大阪」を体感すべく、一度乗船されることをお薦めします。きっと、いつもとは違う新鮮な大阪が感じられるはずです。
天保山渡船場 | (大阪市建設局) | |
甚兵衛渡船場 | (大阪市建設局) | |
千歳渡船場 | (大阪市建設局) | |
船町渡船場 | (大阪市建設局) | |
落合上渡船場 | (大阪市建設局) | |
落合下渡船場 | (大阪市建設局) | |
千本松渡船場 | (大阪市建設局) | |
木津川渡船場 | (大阪市港湾局) | |
安治川トンネル | (大阪市建設局) |
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