バッファーと断続回路
キャリア発生回路からの出力を抵抗およびキャパシターを介して、バッファーに入力します。バッファーのエミッターには、断続回路が挿入されています。断続回路のトランジスタのベースに入力されるパルス列がHiの時は、断続回路のトランジスタのコレクタ-エミッタ間は導通状態ですから、バッファーはキャリアをドライバに渡すことができます。しかし、断続回路のベースに入力されるパルス列がLowの時には、断続回路のトランジスタのコレクタ-エミッタ間は遮断状態になり、バッファーはキャリアをドライバに渡すことができません。バッファーのコレクタにはLC直列共振が付加されており、断続されたキャリアをドライバトランジスタに渡します。図にコイルデータを載せておきます。ボビンはキャリア発生回路で使用したものと同じものです。巻き線は、1次側だけです。コンデンサは50V耐圧のセラミックコンデンサ、抵抗は1/4Wで良いでしょう。トランジスタは、キャリア発生回路と同様に松下の2SC828を用いました。