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【グラニュース】

長谷川FW開花宣言弾

2019年3月31日 紙面から

名古屋-札幌 前半、チーム3点目のゴールを決める名古屋・長谷川=豊田スタジアムで(浅井慶撮影)

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 名古屋グランパスはFWに起用されたMF長谷川アーリアジャスール(30)のゴールなどで札幌を4-0で下し、首位に返り咲いた。風間八宏監督(57)はJ1通算100勝を達成した。FC東京は浦和に追い付かれて1-1で4連勝を逃し、2位に後退。広島は大分を1-0で下し、3連勝で3位浮上。神戸はG大阪に4-3で競り勝ち、4戦負けなし。鹿島は磐田と1-1で引き分け、C大阪は仙台に2-0で勝った。

 サッカーの華はゴール。FW出場の長谷川自身がかみしめていた。前半39分。ジョー、丸山とのパス連係から、相手DFラインの裏へ抜け出す。丸山からのパスを前向きで受けると、右アウトサイドでゴール右隅へ流し込んだ。

 「FWで出るからには、結果というのは意識しないといけない。しっかり点を決めて、目に見える結果を出せたのがよかった」。ボランチから転身したアタッカーはチーム3点目に納得の表情。湘南時代の2016年6月以来、2年9カ月ぶりのゴールだった。

 結果を積み重ねて出場機会をうかがい、ゴールを決める。2つの嗅覚を生かした。「もう1回ここで自分を見せないと、このままサッカー選手として終わってしまう」。プロ13年でグランパスは7クラブ目。30歳を迎え、行く先は不透明。シミッチ加入などでFWへ押し出されていた。

 13日のルヴァン杯大分戦でグランパス加入後2年目で初得点。練習でもアピールし、リーグ戦では昨年7月以来8カ月ぶりの先発をつかんだ。

 「得点を狙いたい」。どんなポジションでも狙うはゴール。FWならなおさら。感覚を研ぎ澄まし、気配り屋の性格に、ハンターの要素を加える。獲物となるゴールを決めて、ベンチへダッシュ。祝福するチームメートと喜びを分かち合った。

 

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