【プロ野球】原、巨人復帰初勝利 ゲレ3安打4打点2019年3月31日 紙面から
◇巨人5-2広島巨人は4回にゲレーロの2点二塁打で先制し、2-1の6回にゲレーロの2点打で差を広げた。ヤングマンは6イニング1失点で勝利し、9回はクックが抑え来日初セーブ。広島は床田が6回途中4失点と粘れず、打線もつながりを欠いた。 ◇ 無得点に終わった前夜の鬱憤(うっぷん)を晴らした。先発野手を3人入れ替えた巨人が5得点で今季初勝利。原監督は4年ぶりの通算948勝目に「1勝目のような感じがしますね。初勝利だ。バンザイ!」と喜色満面でおどけてみせた。 鍵となったのは、やはり丸だった。第1打席の空振り三振で開幕からの連続三振が5打席に伸びたが、4回1死から四球で今季初出塁。フルカウントから、最後は外角低めのスライダーを見切った。この後、ゲレーロの左翼線2点適時二塁打で先制の生還。6回先頭でも四球で歩き、再びゲレーロの中前2点適時打で生還した。 移籍初安打こそ出なかったが、ことごとく得点に絡む3四球。打線につながりを生み「ヒットは出ていないけど、しっかりときょうのように我慢していければ、得点につながる確率は高くなる。しっかりと意識して、変わらずやっていきたい」とうなずいた。 3点リードの9回無死一、二塁では昨季リーグ打率2位の坂本勇が投前犠打を決めた。今季の目標に「1試合5得点」を掲げる指揮官は「私の中で最善策。ゲームを支配する、勝つということ」と説明。4番・岡本の今季初打点となる遊ゴロで狙い通りの5点目を奪い、勝利を決定付けた。 丸の加わった新打線が機能し、昨季までとの違いを見せつけた。昨季2勝10敗1分けに終わったマツダスタジアムでの力関係を覆す可能性を秘めた1勝となった。 (小林孝一郎)
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