XRZ-001 シーナイフ

 

オリジナルZOIDS開発2「森の熊さんプロジェクト」
第2回  2000/11/18土曜 

 


作業の進みがすこぶる速くなったが、細かい加工、仕上げ、穴あけなどは依然手作業。 とりあえず尻尾の形が出来てきた。これの一つ一つにピンを通す穴を開ける。アノ大型カッターで・・・。
ピンを通す、4つの節からなる尾の後方3個の動きが大きい。ABS板で幅詰め。 コマンドウルフの前足は尻尾の動作に必要なので、ひじに当たる部分で斬る。あまりにも部品が硬いのでカッターをガスコンロで赤くなるまで熱し、ライトセーバーよろしく溶かし斬る!この残った部品がコマンドウルフには必要なのだが、ヒョコヒョコ動いてムツゴロウみたいでこれでいいのか考える・・・・この問題は後に回すことにする。
コマンドウルフ(といっても残っているのは胴体、肘までの前足、それと後ろ足を結ぶパーツだけ)に尾を取り付ける。やっぱり図面とだいぶ違う出来。やっぱり無計画に進めていく。ぜんまいを巻いて動作のチェック、「おれ天才」自画自賛などしてみる。 過去の傑作「ウォディック」の例に倣い(実物を見たことはない、まさに「絶滅した幻の魚!」)背中に浮力タンクを背負わせて泳がせる計画。
仮に尻尾が出来上がったので本当にこれが泳ぐのかどうかテストする、これがコケれば最初っから工程をやり直すか、マイナーチェンジを繰り返すか、計画の断念しかない。 ヒレもなにもついていない尻尾に仮に尾ヒレを付け、浮力タンクはそのデザインすら決まってないのでランナーを本体に接着、それに500mlペットボトルをつけて浮力タンクとし、風呂に持っていく。透明な水では雰囲気が出ないので海の素も入れる。
で、第1次推進実験開始

「おおっ!」これ、第一声。「俺天才!」

戦争兵器、ZOIDS。情報戦を意識してみました。 テレビ映像みたいにするために、イメージを極限までシャープに補正、ノイズも入れて、ちょっと画面の一部は「機密情報」らしくボカシも入れてあります。
この時点では、ヒレもなにもついておらず、成形色は未だピンク色でした。


まだ名前も決まっていないコマンドウルフは実によく泳いだ。大体低速時のライトニングサイクス並のスピードで進む! 浮力タンクを外すと急速潜行を表現!海底に行き着くとなんとそこでも健気に泳いでいた!
感動も覚めやらぬ中、早速分解し水気を抜く。モデルガン趣味もあり、分解と水気抜きは職人そのもの!完全に水気はとんだが、なんかまだバブの匂いがする・・・。
最大の難関を突破し、あとは外部のデザインだけである。
これが実は最大の難関と同じレベルの難関であった。 尻尾はすでに大部分が完成している。生物を模倣したその無駄のないデザインはいかなるデザインにも負けることはない!が、 頭の部分は全くの手付かず。ここを1から作らねばならないのだからこれは相当大変である。しかも材料は例の2mm強ABS板だけである。

翌日に続く

modoru