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プレゼント (present)
形容詞で「現在の,今の」の意。

serial (シリアル)
形容詞で「連続の,通しの」の意。

experiment (エクスペリメント)
(科学上の)実験,(実験的な)試みの意。

NeXT (ネクスト)
Apple社の創設者の一人であるスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)が1985年に設立したNeXT Computer社(後にNeXT Software社となり、1996年末にApple社に買収される)が 開発・販売した高等教育市場向けのワークステーション(パソコンより高性能な 小型コンピュータ)。
MOディスクやDSPチップ(デジタル信号処理を専門に行うマイクロプロセッサ)など最新の技術を採用し、 黒い立方体の筐体はスタイリッシュなデザインとして 絶賛された。OSはオブジェクト指向(手続きではなく、 対象(データや処理手順)そのものを 中心とした考え方)のMach(マーク/マッハ)をベースにしたNEXTSTEPで、 当時としては先進のアプリケーション開発環境を備えていた。

WEIRD (ワイヤード)
もとの意味は形容詞で「不思議な,異様な,不気味な,妙な」の意。
作品中では、ネットワークの総称として用いているが 、その中でも特にインターネットを意味する。
リアルワールド (real world)

Layer (レイヤー)
層,ひと重ね,ひと塗りの意。
グラフィックスソフトやフォトレタッチソフトでは、階層に分けるための画像を指す。 透明なフィルムのような構造をしており、合成写真や複雑なイラストを作成するときに利用される。 なお、ページレイアウトソフトでは、1つのページに重ねられる複数の層を指す。 ページの要素をレイヤーごとに分け、レイヤーを切り替えて 複雑なレイアウトの文書を作成できる。

メール (mail)
作品中では、電子メール(electronic mail)を意味する。
電子メールとは、ネットワークを利用してやりとりする手紙のことで、e-mail(イーメール)とも呼ばれる。 電話と違って相手の状況を考慮することなく 手軽に送信できるという利点から、インターネットとともに爆発的に普及した。 通常、電子メールの作成や送受信には、電子メールソフトと呼ばれる 専用のソフトウェアを 使用するが、インターネットに対応した携帯電話やPHSを 使って電子メールをやりとりする方法も増えている。

printf (プリントエフ)
プログラミング言語であるC言語の標準関数と呼ばれるものの一つ。 関数は、関数名の後に()を必ず付け、()の間に関数に与える情報である引数と呼ばれるものを入れる。 関数は、その与えられた情報に従って何らかの処理を行う。

OS (オーエス)
operating systemの略で、コンピュータの 管理やユーザーへ のインターフェースと その動作などを実現するソフトウェアの総称。 基本ソフトウェアともいう。
OSによって実現できる機能に差はあるが、 入出力機能、ファイル管理 、メモリ管理 、ネットワーク機能などは 基本的な機能としてほぼすべてのOSに搭載されている。
主なOSには、マイクロソフトのWindows、アップルのMacOS、UNIXなどがある。
作品中では「CommunicationOS」、「Copland」というOSが使われている。

log on (ログオン)
(ユーザー)IDパスワードを入力し、 正規の使用者であることを 証明して、システムネットワークに入る 手続きをすること。ログイン、サインインとも呼ばれる。
ログオンして、本人であると確認されるとデータのやりとりが行える状態になる。

ID (アイディー)
identificationの略で、システムの 利用者を識別するための符号のこと。一般には英字や数字を組み合わせて 使う。
インターネットサーバーアクセスするときに、 ユーザー名やパスワードを入力し 、サーバーはこれによって正当な利用者であることを識別する。

Password (パスワード)
コンピュータシステムに、利用者本人であることを証明する文字列のこと。 パソコンやネットワークログオンするときや 、データベースなどの 機密保持が必要なアプリケーションを利用するときなどに入力する。
安全性を維持するため、パスワードは安易に推測できないものにし、定期的に変更するのが望ましい。
作品中では、ユーザーの声によるVoice PassWordが用いられている。

Accept (アクセプト)
もとの意味は動詞で「受ける,受け入れる,応じる,承認する」の意。
作品中では、ユーザーが パソコンにログオンする際に 入力したパスワードが 承認されたことを意味する。

ナビ (NAVI)
作品中で、いわゆるパソコン(personal computer)や携帯端末などの汎用情報端末を総称したものとして用いている。

マシン (machine)
もとの意味は「(普通いろいろな部品から成る)機械」の意。
作品中では、卓上ナビを意味する。

File (ファイル)
パソコンでデータを扱うときの 基本単位となるデータのまとまりのこと。
ファイルにはファイル名が付き、ファイルの種類を表す拡張子が付くことが多い。 ファイルには、文字や数値、画像やサウンド、プログラムなど パソコンで扱えるすべてのデータを入れておくことができる 。データの内容によってさまざまなファイルの種類がある。

Log in (ログイン)
log on (ログオン)

リアルワールド (real world)
現実の世界。
WEIRD (ワイヤード)


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サイベリア (CYBERIA)
作品中に登場するカフェ&クラブの名称。
店内でインターネットを利用できる喫茶店(インターネットカフェ/ネットカフェ)として営業しているが、 夜中にはクラブとして若者たちが集まる。

アクセラ (Accela)
作品中で、体内で固有の周波数の振動を発信し、人間の意識の中の 時間の感覚に影響を与えて意識が加速したように感じさせる一種のスマート・サプリメント(補強剤)を指す。
「加速」という意味の名詞であるアクセラレーション(acceleration)を語源とする造語。
ちなみに、パソコンの処理速度を向上させたい時には、アクセラレータ(accelerator)と 呼ばれるハードウェアを利用する。

クラブ (club)
会員制を建て前とするバーや娯楽場。

ナノ (nano)
10億分の1を表す単位のこと。 つまり1ナノメートル(nm)は、10億分の1メートルを指す。

ホルモン (Hormon)
体内の特定の組織または器官で生産され、直接体液中に分泌されて運ばれ、 特定の組織や器官の活動をきわめて微量で調節する生理的物質の総称。
甲状腺ホルモン・副腎皮質ホルモン・雌雄性ホルモンや、昆虫の変態ホルモンなどがある。

演算(機能) (operation/arithmetic)
コンピュータの5大機能のひとつ。 四則演算、数値の大小を比較する比較演算、論理演算などの計算処理のこと。また、パソコンで演算を行う装置を演算装置と呼ぶ。

マシンパワー (machine power)
コンピュータの総合的な処理能力 。CPUの 処理能力やメモリ、 性能、ハードディスク(ガラスやアルミニウム合金に磁性体を塗布した円盤と、磁気ヘッドなどの読み書き機構を、合わせてケースに収めた記憶装置)などの 容量、データの送受信速度などを総合的に考慮した処理能力になる。

セットアップ (setup)
ソフトウェアを ハードディスク(ガラスやアルミニウム合金に磁性体を塗布した円盤と、磁気ヘッドなどの読み書き機構を、合わせてケースに収めた記憶装置)に コピーして利用できる状態にすること、またはパソコンに周辺機器を接続し 、ソフトウェアを組み込んで利用できる状態にすること。 前者はインストールとほぼ同じ意味。

Copland (コープランド)
米Apple社が開発していた、System7(日本では漢字Talk7)の後継に あたるOSの開発コード名。
開発計画の発表以降は次世代OSとして注目を集めたものの、 開発の難航と同社の業績不振の中で開発計画は見直され、結局Coplandとしては完成しなかった。 しかし、Coplandの一部の機能は、その後発表されたMacOS8以降に段階的に搭載された。

Enterprise (エンタープライズ)
事業,企画,企業の意。

Lab (ラボ)
laboratory(ラボラトリー)の略で、研究所の意。

ユーザー登録 (user registration)
ソフトウェアハードウェアの購入者が、 メーカーや作成者に購入したことを知らせ、利用者として登録すること。 登録者はユーザーサポートや新製品の案内などのサービスを受けられることが多い。

Authorize (オーソライズ)
もとの意味は動詞で「権限を与える,(正式に)許可する」の意。
作品中では、ユーザーが 行ったユーザー登録が認証されたことを意味する。

Screen Saver (スクリーンセーバー)
パソコンのディスプレイ画面の焼き付きを保護するためのソフトウェアのこと。
一定時間ユーザーの命令がないと自動的に起動して、画面を暗くしたり、 アニメーションしたりしてディスプレイ画面の焼き付きを防ぐ。 なお、キーを押したりマウスをクリックしたりすると、この状態は解除され、 通常の画面に戻る。


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PSYCHE (プシュケ)
もとの意味は、ギリシア・ローマ神話に登場するプシュケ(愛の神(ギリシア神話のEros,ローマ神話 のCupid)が愛した美少女)。または、(人間の)霊魂,精神。
作品中ではプシューケー(シューケー/プシュケー)と読み、 あるプロセッサを意味する。 このプロセッサを メインプロセッサの裏側にコネクトすると、 本来の情報をインターセプトして勝手に動作し、 いかなるナビの機能も劇的に上げることができる。

メッセージ (message)
記号や文字でディスプレイ画面などに表示される情報 。コンピュータ側で出すメッセージ とユーザー側で出すメッセージがある。 たとえばシステムにエラーが発生した場合は 、コンピュータ側がエラーメッセージを出す。

プロセッサ (processor)
処理演算装置のこと。CPUを指すことが多い。
CPUとはcentral processing unitの略で、中央演算処理装置のこと。 各種装置の制御やデータの処理を行う 、コンピュータの中枢 。CPUは入力装置などから受け取ったデータを解釈して演算し、 結果を出力装置などで出力する。CPUの機能を1つのLSI(大規模集積回路)にしたものを、特にマイクロプロセッサと呼ぶ。 代表的なものには、米Intel社のPentiumⅢや、米AMD社のAthlon、米IBM社と米Apple社が 共同開発したPowerPCなどがある。

リアリティ (reality)
現実み,真実性の意。

ボイスメール (voice mail)
パソコンに録音した音声データを添付した電子メールのこと。 音声メールともいう。受け取った電子メールを開封すると、音声が再生されるしくみ。 バリアフリーの観点から注目されているが、現段階では互換性に乏しく、 送受信者どうしが専用の電子メールソフトを利用する必要がある。 旭化成が開発した「美音メール」が有名。

レジュメ (resume)
論文などの結論またはその過程を簡潔にまとめたもの。

レイブ (rave)
もとの意味は動詞で「夢中になって話す,わめく」、名詞で「(乗りのいい)パーティー,どんちゃん騒ぎ」の意。
作品中では、(パーティーなどの)イベントを意味する。

オルグ (org)
オーガナイズ(organize)の略で、「(イベントなどを)主宰する」の意。

マザーボード (mother board)
CPUメモリなど、 パソコンの主要な電子部品を搭載したプリント基板のこと。 メインボード、ロジックボードとも呼ぶ。
スロットやソケットと呼ばれる差し込み口が複数そなえられており、 ここにCPUメモリ、 拡張カード(パソコンの機能や性能を向上させるための機器)などを差し込む。

レイアウト (layout)
空間や平面に目的物の構成要素を配列すること。配列,配置。

コネクト (connect)
動詞で「(2つの物を)つなぐ」の意。

インターセプト (intercept)
動詞で「(通信などを)傍受する」または「さえぎる,遮断する,妨害(阻止)する」の意。

プラモ (plamo)
プラスチックモデル(plastic model)の略であり和製英語の商標名であるプラモデル(plamodel)を、更に略した形。
商標として登場したプラモデルだが、今日ではプラスチック製模型全般を指す語となっている。


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RELIGION (リリジョン)
宗教,信仰,信条の意。

ガッチャ (Gotcha)
(I have) got youを略した口語で、「捕まえた!,わかった!,やったぞ!」の意。

ハッキー (hacky)
コンピュータの改造や 、システムネットワークへの 不正侵入などの行為を好んでする性格。

ネットワークゲーム (network game)
ネットワークで接続された 不特定多数のユーザーどうしで行うゲームのこと。 オンラインゲームとも呼ぶ。仮想世界を形成するホスト(複数のコンピュータが 接続されたネットワークで、 要求された処理を集中して行うコンピュータ)側 のサーバー及び それを運用するソフトと 、ユーザー側のソフト双方で構成される。 「DIABLO Ⅱ」や「Ultima Online」などが有名。 従来はパソコンを使って行われていたが、現在は家庭用ゲーム機でもプレイできるようになった。
作品中では「PHANTOMa」を指す。

ISDN (アイエスディーエヌ)
Integrated Services Digital Network(サービス統合デジタル網)の略で、 電話やFAXだけでなく、動画や音声などのデータも 信号化して伝送するネットワークのこと 。ITU-T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)によって標準技術として勧告された。 現在各国で使用されているISDNはN-ISDN(狭帯域ISDN)と呼ばれるもので、16kbpsのDチャネル1本と、64kbpsのBチャネル2本の 3本のチャネル(データの通路)で構成されている 。インターネットに接続しながら電話を受けることが可能で、 2回線を使って最大128kbpsの高速通信を行うこともできる。
なお、N-ISDNよりも高速なISDNとしてB-ISDN(広帯域ISDN)があり、次世代の通信回線として実用化が進められている。

バリアブル (variable)
形容詞で「可変的な,一定しない」の意。

マザー (mother)
マザーボード (mother board)

ファントマ (PHANTOMa)
作品中で、専用のクライアント・アプリケーションを 使ってワイヤードの中で 戦うネットワークゲームを指す。

ピーケー (PK)
Player Killerの略で、ネットワークゲームで ゲーム本来の筋から離れ、仮想世界内にて他のプレイヤーを殺す目的のみに専念するプレイヤーのこと。
一世を風靡したネットワークゲーム「Ultima Online」で有名になった存在。

ブレット (bullet)
弾丸,(小)銃弾の意。

チャージ (charge)
動詞で「(弾丸を)込める」の意。

ゲージ (gauge)
(弾丸の直径などの)標準寸法,規格の意。

クライアント (client)
依頼人の意。または、複数のコンピュータネットワークによって 結ばれた環境下で、サーバーからサービスを受ける、 あるいはサーバーに処理を依頼する 側のコンピュータ、 または端末のこと。

アプリケーション (application)
コンピュータを 特定の目的に利用するためのソフトウェア。 応用ソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、アプリケーションプログラム、 または略してアプリということもある。OSなどと区別する意味で 応用ソフトということもある。ワープロソフトや表計算ソフトなどがある。

サーバー (server)
ネットワーク上で、 プリンタなどのリソース(コンピュータシステムを構成し、 稼動させるソフトウェアハードウェア)や 機能を提供するコンピュータのこと。 提供するリソースや機能をサービスと呼び、 サービスを利用するコンピュータクライアントと 呼ぶ。ネットワーク上で1台のサーバーにさまざまなサービスを集中することも可能だが、 提供するサービスの種類によって複数のサーバーを設置することで、 サーバーの負荷を分散させることができる。

ダウンロード (download)
ネットワーク上に つながっているサーバーか らファイルアプリケーションなど のデータを、使用しているパソコンにコピーすること。

ダンジョン (dungeon)
ロールプレイングゲームやビデオゲームに登場する迷路状の構造物。

アクションゲーム (action game)
コンピュータゲームの一種で、キャラクターを操作して達成度や勝敗などを決めるゲーム。

インターフェース (interface)
①周辺装置の規格や仕様
複数の機器を接続するための装置、または接続手順を定めた規約や、装置の規格や仕様そのもののこと。 なお、API(ソフトウェアか らOSの機能を利用するための仕様)のような 、ソフトウェアの機能を外部から利用するための仕様を指すこともある。

②人間と機械との接点の概念
パソコンの場合、キーボードなどの人間が直接利用するハードウェアや 、データの 入力画面などのソフトウェアがこれに当たる。 ヒューマンインターフェースともいう。

リンク (link)
①連結
複数のデータファイルが、 お互いに参照し合ってつながっていること。 片方のデータを変更すると、 もう片方のデータも連動して変更されるしくみ。

②ハイパーリンク (hyperlink)
文書や画像などのファイルを 有機的につなぎ合わせるためのしくみ。HTML(ハイパーテキストを 作成するための言語)では、文書内の文書や画像に設定されたハイパーリンク をクリックすると、 指定されたリンク先の文書や画像が表示される。

プログラム (program)
コンピュータに対する命令を 記述したもの。コンピュータは計算、 入出力などの処理をプログラムに示された手順で実行していく。
通常はプログラミング言語ソースコードを記述し、 これをCPUが理解できるオブジェクトコード(機械語)に変換(コンパイル)してから実行させる 。プログラミング言語や中間言語で記述されたプログラムを機械語に変換しながら実行する、インタープリタ方式もある。

プロトコル (protocol)
コンピュータ間で データ通信を行うために必要な規約で、通信プロトコル、ネットワークプロトコルと呼ばれることもある 。コンピュータ間での データ通信では、データの 送受信方法やデータの構成などが 双方で統一されている必要があるため、プロトコルによりデータ通信の規約を決めている。

レンジ (range)
範囲,(到達最大限の)距離の意。

モーション (motion)
運動,動作の意。

メタファライズ (metaphorize)
もとの意味は動詞で「隠喩する」の意。
作品中では、(ネットワーク上の仮想世界に)自分の姿を現出させることを意味する。

イントゥルーダー (intruder)
侵入者,乱入者,妨害をする人の意。

インタラプト (interrupt)
動詞で「妨害する,邪魔する,中断する」の意。


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DISTORTION (ディストーション)
ゆがんだ(ねじれた)もの,(電波,光の)ひずみの意。

ネオテニー (neoteny)
医学・生物学用語で、幼形(幼態)成熟の意。体が未成熟なまま成長すること。
ウーパールーパーがその典型。

ネットワーク (network)
コンピュータ間の通信網のこと。 通信回路やケーブルなどを通して、コンピュータどうしを 接続することで、データのやりとりや リソース(コンピュータシステムを構成し、 稼動させるソフトウェアハードウェア)の共有を行うことができる。 ネットワークの規模や種類によって、インターネット、LAN、WANなどと呼び分ける。

ブイティーシーゼットエックス (VTCZX)
作品中で、道路交通情報配信システムを指す。
自動車の自動走行プログラムに渋滞情報などの道路交通情報をリアルタイムで 提供するシステムであり、 自動走行プログラムを搭載した自動車は配信されたデータに従って目的地までの最善のルートを自動走行する。

システム (system)
本来は、目的を遂行するための体系や組織の意味。コンピュータの世界 ではハードウェアソフトウェアOSなど、 全体として機能する組み合わせを指す。 また、ある目的のために、ソフトウェアハードウェアを連携して 構築されたコンピュータ環境を指すこともある。
例えば、販売管理システムや財務システムなどがある。

リニア (linear)
直線的なこと。線形とも呼ばれる。
コンピュータの分野では、処理を順番に行うことなどを指す。

スパム (SPAM)
不特定多数に向けて発せられる商品の広告や勧誘、嫌がらせなどを 目的としたメールのこと。 スパムメールやジャンクメール、迷惑メールとも呼ばれ、チェーンメールやメール爆弾などもこれに含まれる。 「SPAM」とはもともと加工済み精肉缶詰のことで、この缶詰のCMで商品名を連呼したことから、 一方的に大量に送信されるメールをこのように呼ぶようになった。

ギーク (geek)
パソコンおたく(computer geek)。

ハッカー (hacker)
コンピュータ技術を悪用して 他人のコンピュータに侵入し 、データの改ざんや破壊を行う者。
本来「ハッカー」という用語に悪い意味はなく、 むしろコンピュータに精通した人物への尊称として使用されていたことから、 技術を悪用する人々は「クラッカー」と呼んで「ハッカー」とは区別する傾向がある。
クラッカー (cracker)

ホログラム (hologram)
特殊なフィルムやプラスチック板の上に、レーザービームを使って立体画像をプリントしたもの。 光線を当てると、立体画像が再現される。

シナプス (synapse)
医学・生物学用語で、ニューロン間の接合部をいい、 伝達される興奮の増幅や抑制を行う。 広義のシナプスには、ニューロンと筋繊維または分泌細胞との接合部位も含める。

ゼウス (Zeus)
ギリシア神話の最高神。 オリンポスの神々の支配者で、クロノスとレアとの間に生まれた末っ子(ホメロスでは長子)。 クロノスは、わが子に王位を奪われるという預言を恐れ、 生まれてきたわが子のポセイドン、ハデス、ヘスティア、デメテル、ヘラを次々に飲み込んだ。 そのため怒ったレアは、ゼウスが生まれたときには偽って石を夫に飲ませ、ゼウスを救った。 成長したゼウスは、最初の妻メティスを説得してクロノスに吐剤を飲ませ、腹中の兄弟を吐き出させた。 そしてこの兄弟たちの協力を得て父クロノスを倒し、冥府(めいふ)に幽閉されていた キクロプスとヘカトンケイルを解放し味方につけることにより覇権奪取に成功した。 支配地は三兄弟で分け、ゼウスは天、ポセイドンは海、ハデスは冥府を得た。

TONGUE (タングー)
(した)の意。


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KIDS (キッズ)
K.I.D.Systemの略で、作品中で、たいていの子供がごく微弱ながら持っている超心理的な 能力サイ(psi)アウターレセプターにより束ねる、 つまり、脳の一部の機能だけを肥大させるシステムを指す。

Coma (コウマ)
昏睡(こんすい)状態の意。

レジスタ (register)
CPUの 内部にあるデータを、 一時的に保存しておくための記憶回路。CPUの演算処理のために用いる汎用レジスタなどがある。

パル (pal)
友達,仲間の意。

チェシャ猫 (Cheshire cat)
『不思議の国のアリス』に登場する猫。 いつもニヤニヤ笑っている猫で、現れるときには、ニヤニヤ笑いの後に、 まずおしゃべりする口から現れる。
grin like a Cheshier cat((ニタニタと)得体の知れない笑みを浮かべる)という慣用句もある。
チェシャ-(Cheshire)はイングランド西部の州で、チーズ作りが盛んな土地。

ノイズ (noise)
騒音,雑音の意。または、信号の性質・内容に影響を与えるおそれの あるデータの乱れや、 まぎれ込んだ無関係なデータ

サーチ (search)
データの検索。

データ (data)
コンピュータで処理される デジタル情報。コンピュータの画面で 文字列や画像として表示されるものも、実体は0と1の2進数で表現されている。 なお、データを特定の形式で1つのまとまりとしたものがファイルである。

サイ (psi)
超心理学の用語で、ESP(超感覚的知覚)と念力による現象の総称。
霊魂信仰を伴わず、現象のみを指す。

アウターレセプター (outer receptor)
外部受容体。
アウター(outer)は形容詞で「外部の,外側の」、レセプター(receptor)は「受容体」の意。

Prototype Model (プロトタイプモデル)
システム開発の技法のひとつ。 試作品(プロトタイプ)をユーザーに利用してもらい 、ユーザー側の要望を より反映させたシステムを開発しようとする技法。 開発の早い段階で、ユーザーとの認識のずれを解決できる長所があるが 、ユーザー側が納得するまで先に進めないという短所もある。

Inner View (インナービュー)
内部図。
インナー(Inner)は形容詞で「内部の,内の」、ビュー(View)は「概観,展望」の意。

コンバート (convert)
特定の形式で記録されたプログラムデータを、 別の形式に変換すること。アプリケーションによっては 、ファイルの保存時 にファイル形式を指定して変更することができるものがある。

アップデート (update)
ソフトウェアデータなどを、 より新しいものに書き換えること。ソフトウェアをバージョンアップする作業や 、ハードウェアのBIOS(パソコンに接続された周辺機器を 制御するためのソフトウェア)を最新のものに書き換える作業を指すこともある。 一般的に、アプリケーションソフトの細かいバージョンアップの際には、 アップデータと呼ばれるソフトウェアが配布される。

エミュレーション (emulation)
あるコンピュータ上で、 異なるOSCPUを 擬似的に動作させること。エミュレーションを行うため のハードウェアソフトウェアを 、エミュレータと呼ぶ。

エミュレート (emulate)
動詞で「模倣する」の意。

パラサイト (parasite)
寄生生物,寄生物の意。
作品中では、パラサイトボム(Parasite Bomb)と表現して、コンピュータの 冷却システムを破壊するために送られたプログラムを指す。


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SOCIETY (ソサイエティ)
社会,世間の意。

Warning (ウォーニング)
警告,警報,注意の意。

Project (プロジェクト)
IDE(統合開発環境)において、ソフトウェアの コンパイル(プログラミング言語で 記述されたソースコードを 、コンピュータが理解できる機械語に一括して変換すること)に 必要なソースコードなどの 各種データを まとめたファイル
IDEとは、ソースコードを記述するエディタ(編集用ソフト)や、 それらをコンパイルするコンパイラ、リンカなど、ソフトウェアを開発するために 必要なものが整っている環境のこと。インプライズのDelphiやマイクロソフトのVisual C/C++などがこれに相当する。

Window (ウィンドウ)
コンピュータの画面上に表示される、 枠によって区切られた特定の表示領域のこと。窓のように見えることから、ウィンドウと呼ばれる。
WindowsやMacOS、UNIXのX Window Systemなどでは、 複数のウィンドウを画面上に重ねて表示させて、切り替えながら自由に作業ができるマルチウィンドウを採用している。

source (ソース)
言語の記述仕様に沿って記述された テキスト(文字データ)のこと。ソースコード、コード、ソースプログラム、原始プログラムとも呼ぶ。 そのテキストをもとに言語固有の コンパイラやリンカを利用して、コンピュータが実行できる実行ファイルに変換する。

ファイアーウォール (firewall)
防火壁の意味で、IP接続(TCP/IPというプロトコルを使用して 、コンピュータインターネットに 接続する方式)されたLANなどのネットワーク上に設置する 、ハッカークラッカーからの 侵入や破壊を未然に防ぐためのしくみ。主にProxyサーバー(イントラネット上 のユーザー端末に代わって、 外部のサーバーとのやりとりを 行うサーバー)やゲートウェイを 用いてシステムを構築する 。Proxyサーバーやゲートウェイは、 利用できるIPアドレス(TCP/IPネットワーク上 でコンピュータを識別するための32ビットのアドレス)を制限することができる。 この技術を利用して、データの送受信を許可するかどうか のアクセス制限を行う。 ただし、セキュリティを高めるためにアクセスを制限し過ぎると、LANを 利用するユーザーの操作に支障をきたす場合がある。

クラッキング (cracking)
クラッカーが 他人のコンピュータネットワークに 侵入し、データの改ざんや破壊、盗用などの行為を行うこと。

ナイツ (Knights)
作品中で、ワイヤードで大きな影響力を持つといわれる算法騎士団を指す。
単に情報を操作するばかりでなく、非合法な情報機器の開発・流通も行っているとされる。

take aim (テイク エイム)
成句で「ねらう」の意。

shoot down (シュート ダウン)
成句で「射殺する」の意。

double bind (ダブル バインド)
複合語で「板挟み」の意。

WILL (ウィル)
意志,気持ちの意。

existence (イグジスタンス)
存在,実在の意。

Peep (ピープ)
動詞で「のぞき見する,見え始める」の意。

アプリ (appli)
アプリケーション (application)

ジャンパー (jumper)
回路を接続するための導線のこと。 試作時などに回路を修正するときは、ジャンパーを使うことが多い。

デウス (Deus)
キリシタン用語で、神,天帝の意。

デバイス (device)
コンピュータに接続するキーボードやマウス、ディスプレイやプリンタなどの周辺機器の総称。 広義では、OSでコントロールできるすべての機器を指す 。OSが標準でサポートしていない周辺機器を管理するには、 デバイスドライバと呼ばれるソフトウェアが必要となる。

ゲートウェイ (Gateway/gateway)
①企業 (Gateway)
ユーザーからの注文によってパソコンを製造する、米国のパソコンメーカー。
1985年にTed Waitt氏とその友人によって設立され、1998年に「GateWay2000」という社名から現在の社名に変更された 。インターネットによる通信販売だけでなく、 直営の店舗「Gateway Country」を経営し、実際にさわって確かめることのできるスペースを提供している。の模様のパッケージで有名。

②ネットワーク接続 (gateway)
複数のネットワークを 接続するためのハードウェア、 およびソフトウェアのこと。 複数のプロトコルを相互に変換し 、データの受け渡しがスムーズに行われるように制御する機能を持つ。


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RUMOR (ルーマー)
うわさ,(世間の)評判の意。

ユーザー (user)
コンピュータを利用する人(個人)、 または企業(組織)を指す言葉。

CLICK (クリック)
マウスのボタンを1回押す操作のこと。 アイコン(ファイルソフトウェア、 機能などを図柄で表したもの)を選択するときなどに使用する。 シングルクリックともいう。

アイピー (IP)
Internet Protocolの略で、ネットワークに参加している機器の住所付けや 、ゲートウェイと ホストコンピュータ(複数のコンピュータが 接続されたネットワークで、 要求された処理を集中して行うコンピュータ)の間の 通信経路を定義するプロトコルのこと。
UNIXの標準プロトコルとして普及し、 後にTCPと組み合わせてインターネットで用いられるようになった。

インフラ (infra)
インフラストラクチャ(infrastructure)の略で、一般的には社会整備基盤のこと。
コンピュータの世界では、コンピュータシステムを実現する ためのソフトウェアハードウェアの基盤のことを指す。 また、通信の世界では、ネットワークを構築する際の通信回線や通信機器、料金体系の整備のことを指す。

Internet (インターネット)
TCP/IP(transmission control protocol/internet protocol)を用いて世界中のコンピュータネットワークを 相互に接続したネットワークのこと。
当初はARPANET(1969年にARPA(米国国防総省高等研究計画局)が開発した研究用ネットワーク)で 開発された技術をベースにし、 大学や研究所などの学術機関を結ぶネットワークとして構築された。 その後、商業利用が開始されると、電子メールやWWW(ハイパーテキスト形式 による情報検索システム(world wide web))によるサービスを 利用するユーザーが急増し、 今日では各家庭でも日常的に使用されるようになった。TCP/IPは 機種やOSに依存しないため、 パソコンだけでなく携帯電話や家電など、さまざまな機器を使って通信することができる。 なお、個人でインターネットに参加するには、インターネットサービスプロバイダと契約し、 そのプロバイダが用意するアクセスポイントに電話をかけて接続するのが一般的。

バグ (bug)
バグとは虫の意味で、パソコン用語ではプログラム上の誤りのことを指す。 バグが発生する原因としては、プログラム開発時の論理エラーや設計仕様の解釈ミスなどが挙げられる。 バグが発生すると、演算の結果が狂ったり、システムダウンを引き起こしたりする場合がある。

端末 (terminal)
ネットワーク経由で ホストコンピュータ(複数のコンピュータが 接続されたネットワークで、 要求された処理を集中して行うコンピュータ)と接続し 、データの入出力などの操作を行う装置。
以前は、コンピュータとしての機能を持たない装置もそう呼ばれていたが、 最近では、クライアントのように 、サーバーと処理を分散して 行うコンピュータに変化してきている。

シェア (share)
動詞で「共有する,(道具などを)いっしょに使う,分配する」の意。

デュープ (dupe)
デュープリケート(duplicate)の略で、複製物,そっくり同じ物,謄本,写し,控えの意。

Delete (デリート)
データファイルなどを削除すること。


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エムジェイトゥウェルブ (MJ12)
MJ12とは、マジェスティックトゥウェルブ(Majestic12)の略で、 ロズウェル事件をきっかけに、地球外生命体に関する情報をコントロールすることを目的とした米国の最高機密機関のこと。
1984年、テレビのプロデューサーであったジェイム・シャンデラの自宅に、匿名の人物から茶封筒に入った未現像のフィルムが届けられた。 そこに写されていたのがMJ12文書と呼ばれるもので、ロズウェル事件当時のCIA長官ロスコー・ヒレンケッターを筆頭とする12人のメンバーが、 大統領直属の機関として、地球外生命体と密約を結んでいたとする内容であった。

エムアイティー (MIT)
Massachusetts Institute of Technologyの略で、米マサチューセッツ工科大学のこと。 優れた学者、研究者を輩出し、コンピュータ分野において多大な業績を残している。

メメックス (MEMEX)
米国の学者バニバー・ブッシュ(Vannevar Bush)が1945年に発表した記憶の拡大構想で、半透明スクリーンにマイクロフィルム化された情報を 映し出すシステム。 彼が構想したのは、情報の圧縮と迅速なアクセスであり 、コンピュータが登場する以前にブッシュは 現在のマルチメディアの基礎を生み出していた。
背景として、当時ブッシュはマンハッタンプロジェクト(原子爆弾実験)の指揮をしていて、膨大な実験レポートを整理できる 画期的なシステムを望んでいた。

アクセス (access)
ネットワークシステムに接続すること。 また、記憶装置からデータを読み出したり、書き込んだりすることも指す。

コンピュータ (computer)
プログラムによって情報処理を高速に行う機械のことで、電子計算機ともいう。
コンピュータの基本機能は、入力・記憶・演算・制御・出力の5つで、 用途や性能、規模により、スーパーコンピュータ・メインフレーム・オフィスコンピュータ・ワークステーション・パソコン・マイクロコンピュータなどがある。

マルチメディア (multimedia)
文字や音声、動画、静止画などの複数の媒体(メディア)をコンピュータを 使用して表現する技術、またはシステムのこと。 それぞれの媒体を組み合わせて電子的に扱うことで、多彩な表現を可能にする。 今のところ、厳密な定義は確立していないが、インタラクティブ性を持つことが必要条件ともいわれている。

アイソレーションタンク (Isolation Tank)
1954年米国でジョン・C・リリー(John C.Lilly)によって考案された。 物理的刺激から可能な限り解放して高度な感覚遮断状態を作り、意識状態の変容によって広範な意識モデルを構築することができると考えられる。

E.C.C.O. (イーシーシーオー)
インディオ(中部アメリカ・南アメリカの先住民)の麻薬物質とアイソレーションタンクによる 感覚遮断実験によって、人間の無意識を探ろうとしたジョン・C・リリー(John C.Lilly)は、 自らの実験中、宇宙的存在者とコミュニケーションネットワークを介して接続していると考えた。 彼を導く存在をリリーはE.C.C.O.(地球暗号制御局)と呼んだ。
後にリリーは、イルカとのコミュニケーションに転身する。

トラック (Track)
ディスクや録音・録画テープなどで、データの読み書きや信号が記録される帯状の部分。

エフェクト (effect)
画像や音声を加工して、必要な効果を出すこと。 映画製作における画像の変形や、音楽製作におけるエコー処理などがある。 もともとは専用の装置であるエフェクタを用いていた。 近年になって、ソフトウェアの機能として 各種のエフェクトが実装されるようになった。

チップ (chip)
シリコンウェハの上にトランジスタやIC(集積回路)、回路パターンなどを組み込んだ半導体の片を指す言葉 。ICやCPUなどの俗称としても使用される。

インストール (install)
ソフトウェアを ハードディスク(ガラスやアルミニウム合金に磁性体を塗布した円盤と、磁気ヘッドなどの読み書き機構を、合わせてケースに収めた記憶装置)にコピーして利用できる状態にすること。
セットアップ (setup)

メモリ (memory)
電気的にデータを記憶する記憶媒体。 ただし、ソフトウェアを実行する際に使われるメインメモリの略語として使われることが多い。 メモリには、データを自由に読み書きできるRAMと、読み出しのみ可能なROMの2種類がある。

クラッカー (cracker)
システムネットワークに 不正に侵入し、プログラムの破壊や顧客情報を盗むといった悪質な行為を行う人物のこと。 作成したウィルスを感染させたり、ソフトウェアプログラムを 改ざんしてプロテクトを外したりするなどの悪事を働く、コンピュータ専門の犯罪者を指す言葉。
ハッカー (hacker)

電子図書館 (electronic library)
インターネットを利用して、 図書館の所蔵する本のデータベースアクセスしたり、 電子化された本を参照したりできる図書館のこと。
家に居ながらにして図書館を利用できる画期的なシステムであるが、著作権の問題など解決すべき問題点も多い。

データベース (database)
データをある規則で蓄積し 、コンピュータで処理できるようにしたもの。 蓄積したデータを 処理するソフトウェアを指すこともある。

ザナドゥ (Xanadu)
軌道上に静止衛星の巨大な電子図書館を打ち上げ、 電波と電話回線によって地球上のどこからでも、 どんな端末でもそれが 利用できるデータベースを作る構想で、テッド・ネルソン(Ted Nelson)によって発表された。
一切の文字文化が永遠に無くなることがないといわれる理想郷ザナドゥをこの世界に具現し得る思想が 、ハイパーテキストである。

GLOBAL (グローバル)
形容詞で「全体の,包括的な」の意。

ハイパーテキスト (hypertext)
1960年代にテッド・ネルソン(Ted Nelson)が提唱した概念で、 文字や画像、音声、動画など複数のオブジェクトを双方向に結び付けて作成した文書のこと。 文書内に設定されたハイパーリンククリックするだけで、 参照先の情報の表示や再生ができる。ハイパーテキストを作成するための言語にHTMLがある。

シューマン共鳴 (Shuman Resonance)
地球には地球自らがもつ固有の電磁波が存在し、 電離層(地球の大気の上層にあって、電波をはね返す層)と地表との間でELF帯(ELF band)に8Hzの周波数で常に共鳴が起こっている。 これをシューマン共鳴といい、地球が常に放っているいわば地球の脳波である。

ニューロン (neuron)
神経単位のことで、神経細胞体・樹状突起・軸索から成り、刺激を受容・伝達する機能をもつ。

ニューロティック (neurotic)
もとの意味は形容詞で「神経症(ノイローゼ)にかかった,極度に神経質な,神経過敏な」の意。
作品中では「神経のような」という意味で使われている。

ニューラルネットワーク (neural network)
神経回路網と訳される。人間の脳の情報処理の働きをモデルにした 人工知能(AI)のシステム
学習機能をそなえ、知識が蓄積されていく。音声認識や、文字認識、画像認識などに利用されている。

ワイヤレス (wireless)
形容詞で「無線の,無線電信(電話)の」の意。

ファクター (factor)
(ある結果をもたらす)要因,要素。または、因数,因子の意。

UTERUS (ユータラス)
子宮の意。


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ベース (base)
基本,起点,土台。または基数の意。
基数とは、各桁を構成する数値や記号の数のこと。 例えば、2進数では2(0と1)、10進数では10(0~9)、16進数では16(0~F)となる。

コード (code)
source (ソース)

リアル (real)
形容詞で「本物の,実在の」の意。

ネットニューズ/ネットニュース (Netnews)
インターネットにおける公共掲示板のようなもの。
ニュースグループと呼ばれる分野ごとのグループから、興味のあるジャンルを選んで、記事を読んだり投稿したりする。 同じ掲示板でも、BBS(電子掲示板)はWWWブラウザ(WWW(world wide web)を閲覧するため のアプリケーション)で読み書きできるが 、ネットニュースはニュースリーダーという専用のソフトウェアを使用する必要がある。

Calculus (カルキラス)
もとの意味は「微積分学」の意。
作品中では「Knights of the Eastern Calculus」と書いて 「東方算法騎士団ナイツ」を意味する。

MO (エムオー)
光磁気ディスクのことで、レーザー光と磁気を利用してデータを記録するディスク型の記憶媒体。MOディスクとも呼ぶ。
サイズは5.25インチと3.5インチの2種類だが、現在は3.5インチのものが普及している。3.5インチでは128MB、230MB、540MB、640MB、1.3GBのものが あり、1.3GBのものはGIGAMOと名付けられている。初期のものは書き込み速度が遅かったが、 ダイレクトオーバーライト方式(データの記録時に 消去と記録を1回の手順で行う方式)が採用されるようになり、書き込み速度が向上した。

CONTINUE (コンティニュー)
動詞で「続ける,(中断したものを)続行する」の意。

サブシステム (subsystem)
システム全体の中で、 機能単位に分割されたシステムのひとつひとつのこと。

フィールド (field)
(ある用途、目的のための)場所,(研究、活動などの)領域の意。

ディスインフェクト (disinfect)
動詞で「(コンピュータウィルスを)駆除する」の意。

リボゾーム/リボソーム (ribosome)
すべての細胞の細胞質にあって、タンパク質合成の場となる微小粒子。RNA(リボ核酸)とタンパク質から成る。

ホムンクルス (homunculus)
人口生命体,人体模型の意。


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INFORNOGRAPHY (インフォノグラフィー)
information(情報)と-graphy((他の語と結びついて)描く(書く,記述する,記録するなど)方式,~術,~学)が結びついた造語で、 情報記録,情報編集,情報処理の意。

inconvenient (インコンビニエント)
形容詞で「不便な,不自由な,都合の悪い」の意。

Think different (シンクディファレント)
米アップルコンピュータ社のキャッチフレーズ。
文字通り「発想を変える」「ものの見方を変える」という意味のフレーズで、 この「Think different」は、アップル社のビジョンにも通じる「世の中を変革し、より良い世界にしようと情熱を抱くクリエイティブな人たち」を讃えている。

ゲノム (Genom)
配偶子に含まれる染色体、あるいは遺伝子の全体。 普通の個体(2倍体)の細胞は、雌性配偶子と雄性配偶子に由来する2つのゲノムをもつ。 3つまたは4つのゲノムをもつものは、それぞれ3倍体、4倍体という。

エミュレータ (emulator)
エミュレーションを行う ためのハードウェアソフトウェア
代表的なエミュレータには、MacOS上でWindowsやMS-DOS、Linux環境を実現する、米Connectix社のVirtual PCがある。

ロード (load)
補助記憶装置(ハードディスクやフロッピーディスクなど)に 保存されたファイル(プログラム)の内容を、 メインメモリ(CPUデータを 直接読み書きできるメモリ)に読み込むこと。

キャパシティ (capacity)
容量,能力の意。

オーバーフロー (overflow)
コンピュータで 、プログラム演算結果 が記憶容量を超えてしまうこと。

ソフトウェア (software)
コンピュータを動作させるための 命令を記述したデータのまとまり。 単にソフトとも呼ぶ。
プログラミング言語で 記述したものをコンピュータの言葉(機械語)に変換(コンパイル)したものや、 スクリプト言語(JavaScriptやPerlなど)で記述したスクリプト(一連の簡単な命令を 記述したプログラム)などを指す。 一般的なコンピュータでは 、コンピュータの基本的な制御を 担当するOS(基本ソフト)と、 実際の作業の処理を担当するアプリケーション(応用ソフト)に分かれている。
ハードウェア (hardware)

ハードウェア (hardware)
コンピュータ本体やコンピュータシステムを構成する機器の総称。 処理装置、記憶装置、入力装置、出力装置の4つの機器で構成される。
ソフトウェア (software)

ソフト (soft)
ソフトウェア (software)

セーフティー (safety)
(銃の)安全装置。

トリガー (trigger)
(銃の)引き金。

デリカシー (delicacy)
(感覚・感情などの)細やかさ,繊細さ,微妙さの意。

シーユーメール (CU mail)
作品中で、動画付き音声メールを指す。
CUはSee Youという意味。


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LANDSCAPE (ランドスケープ)
風景,景色,眺望の意。

シームレス (seamless)
形容詞で「継ぎ目のない,縫い目のない」の意。

(プログラミング)言語 (language/programming language)
人間がコンピュータに対して仕事を依頼する 指示書であるソースコードを記述する上で 必要な記述方式や構造を明確にした言語のこと。
(プログラミング)言語の多くは人間のみ理解できる言語であるため、 記述されたソースコードを コンパイラやリンカと呼ばれるソフトウェアなどを使用して 、コンピュータが理解できる言語(機械語)に変換する必要がある 。(プログラミング)言語は、教育用や人工知能用、システム記述用 など用途によって分別されており、用途に適したものを利用する必要がある。

唯物論 (materialism)
物質を根本的実在とし、精神や意識をも物質に還元してとらえる考え。
物質から離れた霊魂・精神・意識を認めず、意識は高度に組織された物質(脳)の所産と考え、認識は客観的実在の脳による反映であるとする。 唯物論的思想は古代ギリシャ初期・中国・インドなどにも現れているが、 近代以後では18世紀フランスの機械的唯物論、19世紀のマルクスの弁証法的唯物論などが代表的。

(電子)計算機 (computer/electronic computer)
コンピュータ (computer)

マニア (mania)
特定の分野・物事を好み、関連品または関連情報の収集を積極的に行う人。

カバー (cover)
動詞で「おおう,包む,監視する,包括する」の意。

エリア (area)
区域,地域,地方の意。

デバッグ (debug)
プログラムバグを取り除き、修正する作業のこと。 デバッグには、デバッガと呼ばれる専用のソフトウェアを使う方法と、 印刷したソースコードをもとに処理の整合性を1人、または数人でチェックする方法がある。

シンクロ (synchro)
動詞のシンクロナイズ(synchronize)の略で「(2つ以上の物事を)同時に起こるようにする,同調させる」 または「時間を合わせる」の意。


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EGO (エゴ)
自我,自己(意識)の意。

RESET (リセット)
コンピュータ本体のリセットボタンを押して 、コンピュータを電源を入れた直後の状態に再起動させること。

Return key (リターンキー)
パソコンで入力したデータを確定させたり、 機能を選択したりするときに利用するキー。Enterキーと基本的な機能は同じ。ワープロソフトでは、入力中の文章を改行するときにも使用する。

パーツ (parts)
(機械・器具などの)部品,部分品の意。

menu (メニュー)
OSソフトウェアで、 使用できる機能を一覧で表示したもの。使用したい機能をマウスやキーボードから選択して、実行することができる。

receive (レシーブ)
もとの意味は動詞で「受ける,受け取る」の意。
作品中では、ナビの 受信メールボックス(受信したメールを 保存しておくフォルダ(入れ物))を意味する。
send (センド)

send (センド)
もとの意味は動詞で「送る,届ける」の意。
作品中では、ナビの 送信メールボックス(送信したメールを 保存しておくフォルダ(入れ物))を意味する。
receive (レシーブ)

マドレーヌ (madeleine)
卵・バター・小麦粉・砂糖を混ぜ、香料を加えて貝殻型に入れて焼いた、カステラ菓子の一種。 発祥はフランスのロレーヌ地方で、紅茶によく合う菓子として知られている。
また、マドレーヌには「思い出や郷愁を呼び起こすもの」という意味もある。


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<参考・引用文献>
① scenario experiments lain the series:小中千昭著,ソニー・マガジンズ,1998.
② 超図解 パソコン用語事典 2002年版:エクスメディア著,エクスメディア,2001.
③ ニューセンチュリー英和辞典 第3版:木原研三編,三省堂,1996.