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千歳渡船場は長距離ながらも同一区内(大正区)を結ぶ航路で、北恩加島と鶴町を結んでいます。距離はおよそ350メートル。現在では千歳という地名はありません(現在は北恩加島)が、かつてはあったそうです。この千歳(正確には新千歳らしい)地区と鶴町地区はかつては「千歳橋」によって結ばれていました。しかし、昭和30年代頃に大正内港をしゅんせつするにあたり、橋は撤去されました。そのため同一区内を結ぶ航路であり、現存の航路では最も新しく設けられた(昭和39年~)航路となっています。
現在、再度千歳(北恩加島)地区と鶴町地区を結ぶべく、「新千歳橋」が建設中です。けれども、何年経っても橋脚ばかりで橋桁がかかる様子がありません。工事に伴って、鶴町側の乗り場は仮設通路で結ばれています。北恩加島側は乗り場は工事の影響を受けていませんが、乗り場までの道が分かりにくくなっています。また、最寄りバス停であった、新千歳バス停は約400メートル北方へ後退し、旧・新千歳北バス停が現在新千歳(マリンテニスパーク北村前)バス停を名乗っています。
この航路は距離が長いため、天保山渡船場と同様、一回り大きめの船が運用されています。主に使われるのは地名の通り、「千歳丸」です。「新千歳橋」は千本松大橋のような高所を通る橋にはならない様子で、新橋開通後は千本松渡船場とは違い、廃止されるのではないでしょうか。
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