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天保山渡船場は、天保山と桜島を結ぶおよそ400メートルの渡し船です。天保山側の乗り場は、天保山港の西隣にあります。この天保山港には、かつては客船などが寄港していましたが、明石海峡大橋の開通などにより、現在定期航路としてはジェットフォイルなどの高速船の2航路のみの淋しい港となってしまいました。天保山という地名は、歴とした山の名前で日本一低い三角点です(標高4.5メートル)。地下鉄大阪港駅と天保山港の間にある橋本薬局では、「日本一低い山、天保山登山証明書」を発行してくれます。
天保山付近はは近年観光化が進み、近くには海遊館やサントリーミュージアムなどがあります。そのため、行楽ついでに乗る航路としては最も適していると言えましょう。また、天保山側の待合室には「おおさか・渡し船マップ」というイラストマップが掲示してあり、初心者向けとも言えます(笑)。
反対側の桜島は現在ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(2001年春開業予定)が建設中です。この工事に伴い、JR桜島線の桜島駅は南の方角に少し移動し新しい駅舎になりました。現在は工業・港湾地帯となっていて殺伐とした感じがありますが、これからの発展が最も期待される場所です。
天保山渡船場の船は同様に航行距離の長い千歳渡船場と共用らしく、その他の大阪市建設局管轄の渡船場の船より一回り大きい船が使用されています。しかし、上流に弁天埠頭などを抱える、安治川河口に当たるので大型船舶も航行し、海も近いので非常に揺れる渡し船です。乗船の際には足を踏ん張るの覚悟が必要です。一方、船が大きく一回で運べる人員が多いせいか、大阪市建設局管轄航路では最も昼間時運転間隔の長い渡船場です。
(c) 1999-2000 kasaji