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【プロ野球】

「なめてんのか!」 日本ハム・中田、怒りの開幕サヨナラ満塁弾

2019年3月30日 紙面から

◇日本ハム7-3オリックス

 日本ハムは3-3の延長10回に中島の二塁打などで1死満塁の好機をつくり、4番の中田が満塁本塁打を放ってサヨナラ勝ちした。オリックスは先発の山岡が安定した投球を見せていたが、8回に追い付かれた。

 日本ハム・中田が最後の最後でぶちかました。同点で迎えた延長10回1死満塁。カウント2-2からオリックス・岩本の147キロ直球を振り抜いた。地鳴りのような大歓声とともに打球は左中間スタンドへ。

 「大きな声援が力になった。一発狙いにいきました」。超劇的なサヨナラ満塁弾に狂喜乱舞の札幌ドーム。千両役者が開幕戦を最高の一打で締めくくった。

 生みの苦しみがあった。「緊張感というかなんかフワフワした感じがあった」。先発・山岡に苦しみそこまで4タコ。10回1死三塁で、2番西川、3番近藤が申告敬遠に。「ベンチにいるときから連続で敬遠はあるかなと思った。あるなとは思っていたけど、ナメてるのかなと。気合い入りました」。満面の笑みで中田節がさく裂した。

 2年連続でキャプテンに指名された。テーマは「のびのび」。「個性の強い選手がたくさんいるからのびのびできれば良いなと思う。そういう環境をボクたちがつくっていければなと」。試合前の円陣では「143試合のたかが1試合。緊張するのは当たり前」と語りチームメートを和らげた。頼りになる4番が最高のスタートを切った。 (土屋善文)

 

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