灼熱受験術は、万人向けの受験指導術ではない。かなり偏りがあるしアクも強い。そこで対象とする読者がどのようなものかを伝えようと思う。
◯志望校
1.東大理Ⅲをはじめとする東大理類
2.センター試験の比率が低く二次試験のレベルが高い国公立大医学部
3.旧医大クラスの難関私大医学部
文系は対象外。国公立大医学部の中でもセンター試験の比率が低い二次重視の大学が対象となる。具体的には東大理Ⅲの他には九大医学部・岐阜大医学部・奈良県立医大医学部など学力一辺倒で勝負できる大学だ。
最近の都心の名門校の医学部志望者は地方の国公立大医学部に目を向けず都内の難関私大医学部をターゲットにしている。この考えは正しい。なぜかというと、都会で過ごしてきた人にとって田舎暮らしは苦痛以外の何者でもないし最近の地方国公立大医学部は都会出身の受験生を敬遠する傾向にある。それに東京での就職は明らかに都内の難関私大医学部の方が有利。特に旧医大クラスの難関私大医学部は都内に関連病院を数多く押さえてある。都会の受験生にとって、地方の国公立大医学部はそれほど魅力的ではないのだ。
◯学校や塾などの指導が信用できない受験生
◯現在のセンター試験の得点が600/900点以下の受験生
◯合格するためならどんな手段をも辞さない覚悟がある受験生
◯非常識な受験術に興味がある受験生
こういった条件に該当する受験生には役に立つと思う。基本は東大理Ⅲ専門の対策術だが応用すれば上記の大学の対策の参考になるだろう。