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富山新聞

旧八野小跡の記念碑完成を喜ぶ同級生=かほく市八野

八野小の歴史残したい かほく、最後の入学生が記念碑

2019/03/29 01:51

 かほく市八野に64年前まであった旧八野小の跡地に28日、学校の記念碑が設けられた。最後の入学生となった1954(昭和29)年度入学生有志が学校のあった証しを残したいと建立した石碑で、同日の除幕式には市内外から同級生16人が駆け付けた。同級生たちは碑を囲んで思い出話に花を咲かせ、旧八野小の歴史と記憶を後世に伝えていくことを誓い合った。

 

 かほく市高松地区の八野は宝達志水町との境近くに位置する。旧八野小は大海川に架かる八野大橋のたもと近くで1887(明治20)年に開設され、1955(昭和30)年に大海小と改称して新校舎に移転するまで地域に親しまれてきた。

 

 昨年、54年度入学の同級生の集いが古希祝いを記念して企画され、59人いた同級生のうち21人が集った。懇親会に先立ち八野の学校跡地に立ち寄ったところ、更地となっており、二宮金次郎像が立っていた台座の石のみが辛うじて学校があったことをうかがわせる状態で、寂しがる声が上がった。

 

 同級生の集いの世話人を中心に石碑建設準備会をつくり、28人からの寄付金で碑の建立に至った。28日の除幕式には金沢市や津幡、内灘、宝達志水町からも同級生が集まった。

 

 幅約80センチ、高さ約60センチある御影石の碑の正面には「八野小学校跡 明治20年4月~昭和30年3月」と刻んだ。裏面には「ここに八野小があったことを後世に伝えていくため、記録として建立する」などと記した。

 

 石碑建設実行委員会代表の城戸康平さん(71)=金沢市法光寺町=は「孫子に八野小のことを語り継ぎ、この場に集ってふるさとを愛する気持ちを育むきっかけになればいい」と話した。