蝮の舌 (小学館クリエイティブ単行本)
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感想・レビュー(17)
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日本の官能と和装、和楽器はよく似合う。ザワザワと蠢く蝮、メラメラと燃える焔。唐突にも思える終息も、願望の成就と思えば、ある意味納得。特にラストは、視覚(色彩)とともに味わいたい。
美人姉妹の悲劇・・・なのかと思えば大半が凌辱エロ描写の非実用本。老練醜悪な男に弄ばれる図はそれほど食指をそそられないため、半分程度は読み飛ばし。残り半分も別に印象に残る話ではない。燃やして終わりの投げっぱなしオチも凡庸すぎ。他作で惹かれて手に取ったが、コッチが本領ならガッカリだ。
【読メエロ部】装丁の美しさに惚れた。うかみさんご自身が、お箏の師匠さんなのね。着物を着慣れてらっしゃる方の描写らしく、思わず情景が浮かび...。彼女も匂いフェチですね。「目玉舐め」を、ここでも発見(ふふふ)。獣のような男性に蹂躙されたい、というのは一般的な女性の欲求なんでしょうか。私は今のところ、間に合ってますが( ꒪⌓꒪)
その地方には古くから蝮の棲む森があり、「この森には、決して入ってはいけない」そう伝えられてきた。由緒のある生田流筝の家に生まれ育った京香と清香の姉妹。京香の婚約者を巡って妹清香の嫉妬の炎が黒く燃えあがる。一方、箏の世界を牛耳ろうとする男たちの陰謀によって姉妹は手籠めにされる。それは二人にとって、蝮の森への扉が開くことを意味していた。およそ半分以上が性描写。官能小説と言うよりはエロ小説。もっともその境目なんてよく分かりませんけど。同じうかみさんの「ドミソラ」と比べると、ドロドロさがあまり感じられなかった。
団鬼六賞受賞作品ということで、おそまきながら読む。うーん。それほどうまくない。同賞の花房観音の圧倒的な重みと深さに対して、まだ筆力不足を感じる作品。官能小説って、やはり筆力、表現力だと思う。
箏と村と蝮と祭と、題材が好みだったので初めて官能小説を読みました。色々すげえなって感じです。セックスシーンは多かったけどそれだけじゃなく精神的な繋がりや嫉妬や野心や孤独感と言った人間らしさも書かれていたので読みやすかったです。
美しき官能小説家・うかみ綾乃が描く、団鬼六賞を受賞した官能小説。うかみさんの記事曰く「官能小説は目で感じるもの」だとか。わざと濡れ場ではふりがなを振らない。「陰裂」を「いんれつ」とか、「肉棒」を「にくぼう」なんて読めなくてもいい、視覚で感じればいい、のだそうで。確かに読めない単語が多々あったが、そこは流し読みでも雰囲気は充分伝わった。また、そういったいわゆる“エロ熟語”は官能作家さん達のオリジナルで、真骨頂であり財産なんだって。まだまだ続くのだがこの週プレの記事はなかなか面白かった。
琴の家に生まれ育ち互いに対しコンプレックスを持つ保守的な姉京香と野心家の妹清香。その心の隙に入り込み美人姉妹と権力をものにしようとする醜い男達。4年に一度の祭「蝮をどり」に息を潜めていた人々の思惑がうごめきだす。後半ダークファンタジー調になってよくわからなくなってしまいましたが一応最後はハッピーエンドの様です。無理やりされるのにそんなに言葉を口にするだろうかとしらけた場面も。琴の古風で封鎖的な世界観はとても官能的で良かったのでストーリーがもう少しシンプルな方が美人姉妹がいきたかも。結局蝮は何だったのか。。
官能小説を超えた官能小説!! ストーリーも大満足で素晴らしい作品♪ 女性作家が書いてるのにも深いものがある(*^o^*) 男性だけじゃなく女性にも読んで欲しい作品♪(^▽^)
団鬼六賞を受賞し、石田衣良さん絶賛と帯に書かれていたので読んでみましたが、内容はいまいち・・・。女性が書くこういう小説というのは団さんの小説と違って残酷さに欠け、描写力もいまいちですね。これからに期待したい作家さんですね。
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