こんばんは。CHASUKEです。
2016年4月から普段から私たちが利用している電気の自由化がスタートしますね。この自由化を迎えるにあたり、私が疑問に思っていることを調査しました♪
この中で、メーターが『スマートメーター』がないと新電力会社と契約することができないことがわかりました。
新電力と契約することで、自動的にスマートメーターへの取替作業が依頼されます。我が家では、今のところ特に新電力への乗換予定がないのですが、早く最新のスマートメーターを取り付けてもらいたい。そんな思いで、地域の電力会社である中部電力さんに問い合わせたところ、すぐに取替作業をしてもらえることになりました^^
実際の作業風景を見学させていただきましたので、取付作業の報告とスマートメーター取付のメリットを紹介します。工事が予定されてる方は事前確認として参考になるかもです。
目次 [非表示]
スマートメーター取付の様子
作業内容の確認
▼問い合わせ窓口で調整した日時に、時間通り来てくれました。
担当者さんが本日の作業内容を説明してくれました。
- アナログメーターの撤去。
- メインとなるスマートメーターの取替。
- サービスブレーカーの撤去。
→上記の作業は40〜50分で、その間は停電します。
んにゃ?サービスブレーカー?
▼これがサービスブレーカーです。
サービスブレーカーとは、エアコンやドライヤーレンジの同時使用などにより契約アンペア以上を利用しちゃって停電した時に、「ブレーカーが落ちたー!!」っていうアレです。
このサービスブレーカーが今までは電気契約の容量ごとに別々のものが取り付けられていましたが、スマートメーター内部にサービスブレーカーの役割を持った機能があるため、不要になるみたいです。
スマートメーター内のサービスブレーカーの仕様として、契約以上の電気容量を使った場合、自動で「切」状態になり、10秒後に自動で「入」となるようです。
また、30分以内に、これを9回以上繰り返すと、自動で「入」状態にならずに、中部電力へ連絡が必要になるとのことです。これは、注意せねば!!
アナログメーターの撤去
▼取替前
▼これをドライバーとかでサクッと取り外しちゃいました。
スマートメーターの取付
▼これです!スマートメーター。
▼下の部分のカバーを外すと、通信ユニットが出てきました。
▼通信ユニットを外した状態で、格納ボックスに装着します。
ここまでやったら、次はサービスブレーカーの撤去の作業に入りました。家の中にある分電盤のところへ。
サービスブレーカーの撤去
▼サービスブレーカーを撤去し、サービスブレーカースペース接続機器というもので、空いたスペースを接続し直しました。
▼完成したのがこちら。かなりスッキリしてます。
スマートメーター取付仕上げ
▼スマートメーターに戻って、仕上げに通信ユニットなど取り付けていきます。
こんな感じに前のアナログメーターの格納ボックスにぴったり入りました。
▼携帯端末で、新規のスマートメーターと撤去のアナログメーター情報を登録してました。
最後に電気が通電し、問題がないことを確認して完了しました!!ありがとうございました♪♪
実際にかかった時間は40分でした。この間は電気が使えなくなってしまうので、取替え時間は要調整が必要です。
ちなみに、この取り替え作業は一切お金はかかりません。請求される場合は、悪質な勧誘や詐欺ですのでご注意ください!!
スマートメーターの確認方法
スマートメーターのデジタル表示部分は、1箇所しかありません。ここにデジタル表示で、以下の2つの電気量を示します。
▼「←」マークが付いているときの表示は、太陽光などの再生可能エネルギーを中部電力さんに購入してもらった分の電気量となります。
10秒間隔で「←」マークが消えて、電気量の値が変わります。
賃貸マンションに住む私にとって、太陽光は関係ないけど、初期値「2.3」となってました。当たり前ですが、ここからは増えないと説明されました。
▼「←」マークがないときの表示は、使用した分の電気量になります。
スマートメーター導入のメリット
私が思う、スマートメーター導入のメリットです。
新電力会社への乗換がスムーズになる
新電力会社への乗換にはスマートメーターが必要になります。
新電力に契約申込をした場合に、スマートメーターがすでに取り付けられていれば、3日後に乗換完了となるが、取り付けてなければ、2週間ほど乗換にかかるみたいです。
▼新電力に乗り換えるべきかどうか検討してみました。
電気の「見える化」が捗る
スマートメーターには30分ごとに電力会社へ電気使用量を通信する機能があります。中部電力が出しているサービス『カテエネ』に会員登録することで、前日分までの1時間ごとの電気使用量が確認できるようになります。
▼[2016.3.9追記] カテエネで確認しました。こんな感じで時間別表示されます。
これだけ細かく使用量が確認できれば、利用者に合った柔軟な料金プラン(時間帯別料金プランなど)が診断できますね^^
▼中部電力エリアなら、いつでも違約金なしで解約できるので、ひとまずカテエネに入会しておいて損はないです。
中部電力の家庭向けWEB会員サービス「クラブ カテエネ」
カテエネの登録には世帯ごとに振られた13桁の『お客様ID』が必要になります。このIDは、毎月ポストに投函される電機使用量の検針票に記載されてます♪
上記以外にも、スマートメーターには30分ごとに使用量を通信する「Aルート」とは別に、リアルタイムで通信できる「Bルート」というものがあります。
こちらは家庭内で使用する電力を集約管理するシステムを指す「HEMS」へ連携するルートになります。少し未来の話ですが、今後はこのHEMSが主流となり、リアルタイムな電気使用量とネットワークで接続された家庭内の家電を自動制御させていきます。今後の動きに注目したいと思います。
契約容量の変更に工事が不要になる
サービスブレーカーの機能がスマートメータ内に移設したことで、契約容量の変更などで工事する必要がなくなり、遠隔操作で切り替えが可能となります。
いちいち立ち会って家の中で作業してもらう必要がなくなるので助かりますよね^^
最後に
中部電力の取替してくれた人に聞いてみると、まだ2016年3月時点ではスマートメーターの取替作業依頼は予想していたより少ないみたいです。
これから小売電力自由化が4月から始まると取替作業の依頼は多くなってくると思う。って嘆いてました。がんばってください!!
コメント
はじめまして。
来月から電力自由化になるので調べていたところ、賃貸でも電気会社の変更が可能と知ったので変更しようかと考え中ですが、先にスマートメーターに変えていなければ他社に変更不可能という事を書かれているので、さっそく
こちらは九州電力なのでHPで確認してみると、どうも九電の場合は無料ではないようです。九電のHPでのQ&Aで、
Q「電力メーター情報発信サービスは利用料が必要ですか?」
A「サービスのお申し込みおよびご利用は、無料です。ただし、HEMSのご購入や設置などに関する費用は、お客さまのご負担となります。」
と書かれており、「HEMS」という機械を自分で購入しないといけないようなのです。中部電力ではそういうのが無かったのでしょうか?
九州電力だけがセコい商売をしようとしてるのでしょうか?
電力会社によって条件が違うのは納得いかないですね・・。
そもそも「HEMS」という機械って何?という感じです。
コメントいただきありがとうございます。
先にスマートメーターに取り替えなくても、新電力会社への乗換申込は可能です!!(https://chasuke.com/electricity_liberalization_intro/)内にて図解している通り、新電力会社への申し込みを行えば、間接的に九州電力にスマートメーターへの取替依頼の連絡が行われます。九州電力への連絡は一切不要です。
2つ目に、質問者様がQ&Aでご覧になった、「電力メーター情報発信サービス」というのはスマートメーターとHEMS機器で直接リアルタイムな電気使用量データを受信するサービス(Bルート)のことです。こちらのサービスに申し込むことで、IDとパスワードを発行してもらえます。もちろん中部電力も同じサービスがございますが、こちらは新電力への乗換には必要ないと認識しております。