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新竪町小の歴史 飛べ148個 風船に感謝込め閉校惜しむ

色とりどりの風船を飛ばす子どもたち=金沢市新竪町小で

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 金沢市新竪町小学校の閉校記念事業が二十八日、校内であり、校門近くに集まった全校児童が創立百四十八周年に合わせて百四十八個の風船を飛ばした。「しんたて町小学校ありがとう」「未来の自分、がんばれ」「保育士になってるかな」。学校への感謝や、将来の夢を書いたメッセージカードを添えた風船が、空をカラフルに彩った。(寺田結)

「がんばれ」未来の自分にメッセージも

 同校PTAが最後の思い出づくりにと企画した。本紙読者で、一九八二年度卒業生の相沢健一会長(48)が「みんなの夢をのせて、一緒に飛ばしましょう」とあいさつし、参加者全員で最後の校歌合唱をした。

 ♪雪にほほ笑む 白梅(しらうめ)の 薫りは高き 越の国

 合図とともに、風船を手放した。「ばいばい」。皆で空に向かって手を振り、最後の一つが見えなくなるまで見守った。一年生の岩城徹昇君(7つ)は「遠くまで飛んでいくといいな」とほほ笑んだ。

 子どもたちは、菊川町小と統合してできる犀桜(さいおう)小学校に四月から通う。四年生の石井彩花さん(10)は「新竪町小がなくなるのは寂しいけど、風船を飛ばした後は犀桜小で頑張ろうという気持ちになりました」と新生活に期待を寄せていた。

 

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