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【グラニュース】

相馬、人生初SB挑む 「なぜ僕かといえば攻撃的なところがあるから」

2019年3月28日 紙面から

長谷川(左)からボールを奪おうとする相馬(左から2人目)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(牧原広幸撮影)

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 名古屋グランパスのFW相馬勇紀(22)が、第5節札幌戦の左サイドバック(SB)候補に急浮上した。27日に愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで行われた紅白戦では、下半身の違和感を訴えるDF吉田豊(29)に代わって主力組の左SBでプレー。人生初というポジションで新境地を開拓し、チームに2試合ぶりの勝ち点3をもたらす。

 週明けのグラウンドに、予想外の宿題が待っていた。吉田不在の中、チームは先週の練習で3バックに挑戦したが、26、27日の練習では再び4バックに変更。2日連続で吉田が定位置とする左SBで起用されたのが、サイドハーフを本職とする相馬だった。

 「いきなりでした。経験はないです。守備が基本のポジションなので、全部の攻撃に参加すればいいわけではない。疲れ方も違うので、試合ではうまく使い分けないといけないと思います」

 ボール扱いがうまい中盤の選手をSBに配置する風間流コンバートは、過去にMF和泉、青木らが経験した。タイプは違うが、持ち前のスピード、パワーに加えて対人守備が得意な相馬。吉田の状況を考慮し、風間監督がポジション適性をテストしたとみられる。

 SBを務めるのは人生で初めて。「背後をとられると誰もいない」とDF特有の緊張感を感じつつも「なぜ僕かといえば攻撃的なところがあるから」と話す。この日のミニゲームでも積極的に前線へ攻め上がり、左クロスで和泉の得点をアシストした。

 

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