日本語能力試験の自分名義の認定証明書1枚を偽造したとして、大阪府警国際捜査課は27日、ベトナム国籍のアルバイト、ホアン・ティ・ミー容疑者(24)=大阪市西成区=を有印公文書偽造の疑いで逮捕した。「心当たりがない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、何者かと共謀し、中国やその周辺で、自身の顔写真や名前が入った認定証明書1枚を偽造した疑い。
同課によると、証明書は独立行政法人国際交流基金などが発行しており、在留資格の許可や就職面で優遇されるという。偽造した疑いがあるのは5段階に分かれている試験のうち、難易度が上から2番目の「N2」の証明書で、認定日が正規のものと異なっていた。
同容疑者は3月中旬まで大阪府内の日本語学校に通っており、昨年末にN2の試験を受けたが不合格となっていたという。
中国から同容疑者宛てに送られた郵便物に偽造が疑われる証明書があると、大阪税関から今年2月に府警へ通報があり、捜査していた。〔共同〕
春割実施中!無料期間中の解約OK!
日経電子版が5月末まで無料!