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【ドラニュース】

周平、やれることは全てやった あす開幕!!きつい1年を覚悟

2019年3月28日 紙面から

打撃練習する高橋=ナゴヤドームで(中嶋大撮影)

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 今季から中日のキャプテンに就任した高橋周平内野手(25)が自身の胸の内を語る通年企画「周平の準備」を始める。第1回は自らしたためたタイトルの重要性や、与田剛監督(53)から任されたキャプテンへの思い、29日の開幕・DeNA戦(横浜)への意気込みを語った。 (構成・島田明)

 皆さん、こんにちは。高橋周平です。この企画をやるにあたり、テーマを「準備」にさせてもらいました。今、僕がなにより大事に思っていることが準備だからです。

 ある程度、試合に使ってもらえるようになった昨年は、結果が残せなかったら選手として終わりだと思っていました。気持ちは崖っぷちでした。だから、準備して、やれることを全てやろうと。もし、何もせずに結果が出なかったら、辞めるときに悔いが残る。その気持ちは今も変わっていません。もちろん、結果を残すためだけど、結果が出なくても、自分が納得できるようにしたいと思っています。

 今年からキャプテンになりました。与田監督に呼ばれて、伝えられたときは正直、ビックリしたのが一番だった。キャプテンなんて想像もしていなかったから、最初はやっぱりどうしようかと考えました。でも誰もがやれることではないので、いろいろ不安もあったけど、やらしていただくことにしました。

 僕がある程度成績を残していて、チーム内で年長者なら、考えることも少ないと思う。でも全然、自分の地位というものを築いていない。僕より先輩の方が多いので、引っ張るというよりも、チームとして同じ方向を向いてやっていけるように率先する。僕はそれが一番だと思っています。

 キャンプの時は声を出して、元気にやっていこうと心掛けました。試合に入れば、自分のことをどうしても考えることが増えてしまう。でも今年は試合中、僕が声を出すよりも、実は与田監督やコーチの方がすごく声を出してくれている。本当はその前に僕らがしっかり盛り上げていかないといけないけど。だからすごくやりやすい。

 シーズン中は自分がまず気を抜いたプレーとかを、絶対にしてはいけないと思っています。チームとしては勝ちもすれば、負けもする。勝っていればいいけど、負けたとき、負けが続いたとき、それを引きずらないような雰囲気をつくりたい。それを僕が態度で示さないといけない。

 そうは言っているけど、間違いなく今年はきつい1年になると思っています。絶対にいっぱい悩むことが出てくるだろうし、壁にも絶対にぶつかる。それは今、すでに覚悟しています。だから、乗り越えるためには、準備だと思う。やれることをやって、それでダメなら仕方ないと思えるくらいやる。自分に踏ん切りをつけるためじゃないけど、結果よりも準備という過程を大事にしたい。

 僕自身については、打撃の状態は悪くない。やっぱりシーズンに入ってからどうなるかなという気持ちも大きいけど、多分、大丈夫。昨年の3、4月は打率2割1分7厘、1本塁打、8打点でしたが、当時は手応えもなかった。でも今はある。マニアックすぎて分かりにくいと思いますが、昨年の春先の打ち方と今の打ち方は全然違う。自分なりに準備して開幕を迎えられています。

 

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