Windows Live Mail 2011でiCloudメールを使う[HowTo]
iCloud メールは OS X の Mail.app および iOS (iPhone / iPad / iPod touch) のメールアプリと一体化されており、それらのデバイス内で iCloud アカウントを設定すればほぼ自動的にメール設定が完了する(但し OS X 10.7.2 以降、iOS 5 以降が必要)。
また Windows でも「iCloud コントロールパネル」がインストールされていれば Outlook での送受信に完全対応する(Outlook 2007 以降)。
更に、その他のメールクライアントでの送受信のためのサーバー設定情報もアップル社によって公開されている。だが、その他のメールクライアントでの送受信は特別な設定を要する場合が多い。
以下に掲載するのは Windows 7 上で Windows Live Mail 2011 を用いて iCloud メールを送受信するための設定である(ここで言う「Windows Live Mail」とは、Microsoft 社が配布している単体アプリケーションのことである。かつて「Windows Live メール」と名乗っていたウェブメール(http://mail.live.com。現 outlook.com)とは無関係なのでご注意を)。
(あくまでも現時点での設定である。今後、Windows Live Mail もしくは iCloud がバージョンアップした場合、以下とは異なる可能性がある)
文章による説明は省略し、「Me アカウントのプロパティ」ウィンドウのスクリーンショットを掲載しておく。
(なお、「アカウントのプロパティ」を表示する方法については後述する)
サーバー設定
ポート設定
フォルダー設定
※「アカウントのプロパティ」を表示する方法
なお、Windows Live Mail 2011 上で最初に me.com メールアカウントを設定する際に、不要なフォルダーがサーバー上に作成されてしまう。放置しておいても問題はないが、削除する方法についても掲載しておく。
Windows Live Mail 2011 から直接削除することもできるものの、失敗することがあるようなので、ウェブブラウザ (IE) で icloud.com にアクセスしてそこでメールを起動して削除することにする。
注意点として、フォルダーの削除は必ず上記の「フォルダー設定」の書き換えを行った後に行うこと。フォルダー設定の書き換えの前に行うと誤作動の原因となる可能性がある。
不要なのは「Deleted Items」「Junk E-mail」「Sent Items」の三つである。
※Notes フォルダーは必要なので削除してはならない。
この後、Windows Live Mail 上でフォルダーの同期を行う。
上記の要領で「IMAP フォルダーの表示/非表示」ウィンドウを表示させ、リセットボタンを押す。すると、先ほどウェブブラウザで削除したフォルダーが Windows Live Mail 上からも消える。
(更新2011/02/26)
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