「桜降る頃、僕のいない景色」

犬丸芝居小屋第16作目「桜降る頃、僕のいない景色」でございます!
シリーズが何でもありになってきました!!分類するならその他でございます!!
サビの「もったいないから」「持ってって」がふと頭に浮かんだのがきっかけです。
そこから、ほろ苦い青春ストーリーみたいなものを作ろう!と思い作りました。
生まれつき病弱なお嬢さんとお世話係兼友人である少年のおはなしです。
今回の担当は、キャラデザ→犬丸、英語監修→古谷、その他→丸井 となっております。
とりあえず、解説いきますね!

 知らない間に遠くへ来てた
嘘みたいに軽い足で歩いた ←幽霊なので
温かな春の風に混ざって ←春の風に混ざってだんだん消えていく様子
僕は歩き出す

遺した影の前で ←遺した影、したを抜いてみてください
経を唱えてた君
変わらぬ顰め面で
小言を吐き出してたその声が震えてたのは、何故 ←お嬢さんはお世話係が悲しんでいることに気づいていません

そうだ

持ってって、行く当てもないから
持ってって、土に埋もれ ←サビのこの部分は弔い方法です
暗いベッドで、眠りについて、溶けていくのは勿体無いからさ
持ってって、行く当てもないから
持ってって、僕の部屋の
窓辺にあった花はもうじき枯れるから
もうほっといていいよ

幼い子どもたちとすれ違った
楽しそうな声に振り返った
はじめて会った日を思い出して
僕は歩き出す

遺した影背を向け
場を後にした君
いつもの顰め面を
ぐしゃぐしゃにして、綺麗な顔をそんなにしたのは、誰 ←お嬢さん、まだ気づいてません

だから

持ってって、行く当てもないから
持ってって、水に飲まれ
魚に突かれ、水面仰いで、底で眠るのは勿体無いからさ
持ってって、行く当てもないから
持ってって、僕が育てた
水をやる人を失くした花は枯れるから ←歌詞ができた後に花をネリネに決めたのですが、結構水がなくても大丈夫らしいですね!
もうほっといていいよ

咳き込んだ桜の雨の中
散ってった花火の下
頼んでなんかいやしないのに気がついたら隣にいた
ふらついた意地悪した夜長
倒れこんだ雪降る空
繰り返した季節の中で待っててくれた、君がいた

持ってって、もう戻らないから
持ってって、火に包まれ
灰になって、空散歩して、雨と落ちるのは勿体無いからさ
持ってって、行き先は決まった
持ってって、また会えるから
君が幸せに老け込んだ後、会えるから
それまで、お元気で

前奏とかにあった英字も載っけておきますね!
(丸井がこれでいいかと古谷ちゃんに送ったら一瞬で赤ペン先生してくれました。)

You can't see her legs because she is a ghost.
(彼女は幽霊なので脚が見えない)

Diamond lilies will be withered.
(ネリネはきっと枯れてしまうだろう)

She says there's no problem to leave it. However actually, she feels disappointed.
(彼女は放っておいて良いと言うが、本当は残念に思っている)

She never knows that the flowers she has grown bloom at his house every year.
(彼女の育てた花が彼の家で毎年咲いていることを彼女は知らない)

こんにちは、丸井です!
今回の曲も時計台メンバーによるお芝居なのですが、お気づきになった方はいらっしゃるでしょうか・・・!?
「排他的スーパーガールズの論争」の子が出ています。
ブレザー女子高生とツインテールお嬢さんは友人同士、セーラー女子中生とお世話係少年は家が近所同士
という設定でお芝居をしております。
作ってて勉強になったこともありました!
幽霊なので足が見えない・・・の箇所をつくっていて知ったのですが、足がないのは日本の幽霊だけらしいですね!
(最近は海外の幽霊も足がないものがあるそうですが・・・)
諸説では江戸時代の有名な絵師が足のない幽霊画を描いたところからはじまったとか・・・
あと、お化けと幽霊と妖怪の違いについても学ぶことができました!
新しい発見だらけでした・・・!!

 


わんわんおー!梅吉です。
今回も楽しくキャラデザをやらせていただきました!
仏頂面お世話係少年の配役を個人的にはすすむくんと考えていたのですが、丸井っちと話し合った末、
変更になりました。どんまい、すすむくん…!
そんなことより、いつのまにか丸井っちのGUMIちゃんがV4になっていたのでびっくらこきました。
電子の歌姫たちの進化はほんとにすごいですね…と思う今日この頃です。