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三角関数の拡張2

座標を利用した三角比




前のページで書きましたとおり、

斜辺 = r 

底辺 = x

高さ = y

になっていますね?

では、このx、y、rを使って、sin,cos,tanを表現してみましょう。

sin30 = (y/r)

cos30 = (x/r)

tan30 = (y/x)

ですね? 

ところで、今の話は、30度に限った話ではないですね。別に何度でも同じでしょ?

そこで一般に角度θ(「しーた」と読む)での三角比は、

sinθ = (y/r)

cosθ = (x/r)

tanθ = (y/x)

になりますね。

そこでこれを新しい定義にします。

(sinθ=(高さ/斜辺)ではなく、sinθ=(y/r)を定義にします)

別に何も変わっていませんね。

定義(と表現)が変わっただけですね?

では、なぜこんなややこしい「定義拡張」が必要なのでしょうか?

それじゃ次で説明しましょう。

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