前のページで書きましたとおり、
斜辺 = r
底辺 = x
高さ = y
になっていますね?
では、このx、y、rを使って、sin,cos,tanを表現してみましょう。
sin30 = (y/r)
cos30 = (x/r)
tan30 = (y/x)
ですね?
ところで、今の話は、30度に限った話ではないですね。別に何度でも同じでしょ?
そこで一般に角度θ(「しーた」と読む)での三角比は、
cosθ = (x/r)
tanθ = (y/x)
になりますね。
そこでこれを新しい定義にします。
(sinθ=(高さ/斜辺)ではなく、sinθ=(y/r)を定義にします)
別に何も変わっていませんね。
定義(と表現)が変わっただけですね?
では、なぜこんなややこしい「定義拡張」が必要なのでしょうか?
それじゃ次で説明しましょう。