前のページで「何も変わらない」と書きました。
「じゃあ、ワザワザややこしくするなよ!」と思いますが、違うんです。
「斜辺」とか「底辺」とかを言っていると、「角度」が90度未満でしか書けませんよね。(180度までという説もあるけど)
でも、座標を利用して、sinθ=(y/r)と言えば、角度は0~360度まで(別にそれより広い範囲でも良いけど)どんな角度でも計算出来ますね。
例えば、135度でsin,cos,tanを計算して見せましょう。
本当は、半径rはいくらでも構わないんですけど、説明し難いから、ここでは「半径1」と指定して説明しますね。(別に2でも3でもrでも、何でも良いよ。結果には影響しません)
すると図は、右の通りになりますね。
ですから、
sin135 = 1/
cos135 = -1/
tan135 = -1
と計算できますね。
cosとtanはマイナスの値になっていますね。
マイナスでも良いですよ。(全然問題無いです)
「斜辺」「高さ」「底辺」とか言っていると、こういうマイナスの値がうまく表現出来ませんが、座標を使えば何の苦も無く出せますね。(だから、三角比と三角関数をまとめて説明しているんです)
「じゃあ、なぜcos135を計算する必要があるのか?」
その質問はしないでくださいね。
だって、三角関数の勉強をしている間は、意味は分からないんですから。
数学のベクトルや複素数等、他の分野を学んだり、他の科目(特に物理)を勉強をしていて、やっと必要性や意味が分かってきます。
ですから、ここでは計算方法だけをマスターして下さい。
OK?
では、問題をやってみましょう。