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【サッカー】

中島の“平成締め弾”でボリビアに1-0勝利

2019年3月27日 紙面から

日本-ボリビア 後半31分、先制ゴールを決め、(左から)堂安、南野らに祝福される中島(8)=ノエスタで(榎戸直紀撮影)

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◇国際親善試合 日本1-0ボリビア

 サッカー日本代表は26日、ノエビアスタジアム神戸での国際親善試合「キリン・チャレンジカップ」でボリビア代表を1-0で下し、平成最後の国際Aマッチを白星で飾った。後半31分、途中出場のMF中島翔哉(24)=アルドハイル=が右足で決勝点を挙げた。日本は22日のコロンビア戦から先発を総入れ替えし、MF橋本拳人(25)=FC東京=らがA代表デビューした。日本は6月に集合し同14日開幕の南米選手権(ブラジル)に招待で出場する。

 平成最後の代表戦も全力で楽しんだ。後半16分に途中出場した中島の思いきりの良いプレーが、停滞していた日本の攻撃を前へと向かせた。

 「何分出ようと、全力でプレーしようと思っていた。1分でも、10分でも、20分でもとにかく全力で、楽しくサッカーをして勝ちたかった」

 その思いが同31分に結実する。森保体制の象徴となった、2列目の「DMN」がそろい踏みでゴールを生み出す。堂安が自陣でパスカットしてボールを運び、南野がゴール前でパスを受けて中島へとつなげる。それを右足で切り返すと、右足で相手DFの股を狙い抜いてゴールへと流し込んだ。

 「チームメートが全員でいいパスをつないであそこまで持ってきてくれた。前回の試合でもシュートを外すシーンがあったので、今回は決められて良かった」

 中島のプレーが神戸に集まった観衆を沸かせ続けた。その2分後に放った左足シュートはポストをたたき、終了間際には右の堂安からのサイドチェンジを受けると、ボールを落とさずにリフティングで運んだ。楽しさあふれるプレーで大歓声を独り占めにし、ファンを魅了し続けた。

 「サッカーの全部がうまくなりたい」と叫ぶサッカー小僧が、新元号へと変わり、新たな時代に向かう日本サッカー界の主役を担う。それを、この日のピッチであらためて証明してみせた。 (馬場康平)

 

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