日産自動車が、排ガス検査で不正を行っていた模様です。
詳細はまだ発表されていませんが、2018年7月9日、17時から会見を行うということです。
NHKニュースでは、日産自動車が、車の燃費や排ガスの検査でも不正を行っていたことが明らかになりました。と報道されています。
燃費に関しても不正があったとすれば、三菱と共同開発のデイズ/デイズルークスに続いてのこととなります。
燃費不正もあるとすれば、ユーザーに直接的な影響があるので、デイズの時と同じように、補償金を支払う。というようなことも考えられます。
また、17時から会見を行うという発表を受けて、株価は急落しています。
出典stocks.finance.yahoo.co.jp
今回の不正の規模、日本国内のみにとどまるものなのか、しばらく様子見をしたいところです。
日本国内のみにとどまる不正であれば、日産の売り上げのうち、日本市場の占める割合はそれほど大きくないですし、政府の対応もそれほど厳しくないでしょうから、配当を考えると買い時にもなるかもしれません。
3回目の不正発覚ということで、政府の対応もこれまでよりは厳しいものになるのでしょうが、海外のように1,000億円の制裁金!みたいなことにはならないでしょう。
ちなみに、現時点で配当利回りは5%を超えています。
いずれにしても、17時からの会見を確認して、不正が行われていた車種や内容の情報を、また更新しようと思います。
日産の最近の不正
日産は、ここ最近でも、2件の不正が発覚しています。
・完成車検査の不正
2017年10月、完成車の検査を無資格者が行っていたことが発覚。
全工場での国内向け車両の出荷を停止する事態となりました。
完成車検査の不正に関しては、他にもスバルも不正をしていたことが発覚していました。
初回車検前の車を無償で点検するなど、ディーラーは混乱していたのは記憶に新しいところです。
・燃費不正
2016年4月、デイズ、デイズルークス(ekワゴン、ekスペース)の燃費試験のデータが不正に書き換えられていることが発覚しています。
これは、どちらかというと三菱自動車の不正だ。という見方が強いですが、販売台数としてはデイズの方が多いので、日産にも大きな影響がありました。
この時は、該当車両を購入したユーザーに10万円を補償する。という内容で落ち着いています。
2016年、2017年につづき、2018年にも不正が発覚するとなると。毎年不正をしているメーカーのような印象を持たれてしまいますね。
三菱自動車を傘下に収めたときは、日産もうまいことやったな。とも思っていましたが、今度は日産本体の信頼が三菱のように揺らいでいます。
せっかく、ノートが数十年ぶりに日産車として販売台数1位になったなどという良いニュースも出ていた時だけに、残念ですね。
また、やっちゃえ!日産のキャッチフレーズがネタにされそうです。
Source: 最新自動車情報マガジン
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