第4話「異星人マリン」


 ギガノスの追撃隊を退け、地球を目指す輸送艦「アイダホ」。
 その船内を非常放送が走る。
    「異星人捕虜脱走!異星人捕虜脱走!
     民間人居住ブロックへの通路、格納庫への通路閉鎖!
     各員は直ちに捜索、速やかに異星人を捕獲せよ。
     やむを得ない場合は、発砲も許可する!」
 パイロット、メカニックも動員され、艦内の捜索が行われる。
 そして、異星人マリン=レイガンを発見するゴウ。
ゴウ  「止まれ!」
マリン 「くそっ!」
ゴウ  「壁に手をついてもらおうか。
     こちらも手荒なマネはしたくないんでね」
マリン 「頼む!俺をパルサバーンに行かせてくれ!」
ゴウ  (ホントに共通語を話すんだ・・・)
マリン 「頼む!俺はガットラーを倒したいだけなんだ」
ゴウ  「ガットラー?」
マリン 「S-1星のアルデバロン軍司令だ。
     ヤツの狙いは地球だ!」
ゴウ  「アンタは自分の星の人間と戦うつもりか?」
マリン 「ヤツはS-1星人全てを破滅に導く独裁者だ!
     そして、俺の父の仇だ!」
 ガッ!
マリン 「うぅ・・」
レオ  「ゴウ、何をしている!?
     そいつは捕虜なんだぞ!」
 マリンは現れたレオの当て身で昏倒している。
 その時、再び非常放送が走る。
    「ギガノス軍接近!
     機動部隊は直ちに発進!」
 マリンをレオに預け、ゴウは格納庫に向かう。

 先に戦った「ギガノスの蒼き鷹」の姿は、接近するギガノス部隊には見られなかった。
 しかし、部隊を率いる3機の高性能MA「ゲルフ」に手を焼くケーン達。
 「ゲルフ」のパイロットは、マイヨ直属の親衛隊「プラクティーズ」のダン、カール、ウェルナーである。
 苦戦しながらもギガノスのMA部隊と戦うゴウ達の眼前で、空間が裂ける。
 その裂け目から出現する透明円盤群。それらはグリプス3に現れた円盤群と同じものであった。
ゴウ  「アルデバロンとかいうヤツらか!?」
ライト 「マズい、ゴウさん!
     数が違い過ぎる!」
ケーン 「ちくしょー!
     地球を前にしてやられるかよ!」
 そのアルデバロン軍に向けてミサイルとビームがたたき込まれる。
 突然の援護は、大型の戦闘機と戦車からであった。
オリバー「こちらはブルーフィクサー所属、バルディプライズのジャック=オリバー。
     地球までの護衛に来ました」
雷太  「こちらキャタレンジャーの北斗雷太。
     これより救援に入ります」
 戦闘機「バルディプライズ」と戦車「キャタレンジャー」の活躍もあり、ギガノスとアルデバロンは後退していった。

 戦闘終了後、アイダホに着艦する2機。 オリバー「ブルーフィクサー司令月影長官の命で、地球まで援護させてもらいます」
 地球防衛軍特殊戦術研究兼実行部隊「ブルーフィクサーシークレット」は、異星人マリンとパルサバーンの受け入れ先であった。
 心強い援軍の登場に安堵するアイダホのクルーの中で、ゴウはぼんやりと異星人マリンの言葉を考えていた。
 大気圏突入まで、あと数時間。
 母なる星地球は、すでに肉眼で確認出来る位置まで来ていた。
                                  続く

◆ゲーム進行
・冒頭、サイレンと共に非常放送がマリンの脱走を告げる。
・タイトル後、マリンと遭遇するゴウ、レオの当て身でマリンは昏倒する。
・ギガノス軍接近の報&出現
 ダイン、ゲバイ数機、ゲルフ×3(プラクティーズ)。
・プラクティーズの「出撃と手柄のチャンスへの喜び」「マイヨ崇拝」のセリフ。
・ドラグナーとゲルフの初戦闘時にセリフ。
 「沈め、D-兵器!」
・数ターン後の味方フェイズ。
 ギガノスとの戦闘地点の近くにアルデバロンの透明円盤群出現。(黄色)
 「ピンチ!」のセリフの後、バルディプライズ、キャタレンジャー登場。
  ●バルデイプライズ
    HP:2500 EN:100 移動力:7
    装甲: 300 運動性:32
    武装 ミサイル   2~5 1200 弾数10
       レーザー砲  1~6 1500
  ■ジャック=オリバー
      偵察、加速、 ひらめき、集中、 隠れ身、 かく乱
  ●キャタレンジャー
    HP:2800 EN:100 移動力:6
    装甲: 320 運動性:28
    武装 小型ミサイル 1~5 1100 弾数10
       大型ミサイル 2~4 1600 弾化 4
  ■北斗雷太
    根性、気合、熱血、ド根性、威圧、鉄壁
 オリバーと雷太のレベルは高めに設定。
・透明円盤はギガノスにも攻撃を加える。
・戦闘終了後、オリバーと雷太の護衛の申し出と「ブルーフィクサー」の説明。

◆独り言
 マリンと主人公の接触です。
 この時点では「信用」も「憎しみ」もない捕虜と兵士の関係です。
 マリンの口によって、少しだけアルデバロンについて語られます。
 オリバーと雷太も登場しますが、バルディオスの合体は、
 まだまだ先の話です。

 イメージ上、マイヨは撃破されたくないので、
 弟子(?)であるプラクティーズには生け贄(笑)になってもらいます。
 と言っても、ゲルフの性能もあり、かなりの強敵として設定します。
 こういったデータ上で味方を上回る敵には、
 D-3のECMが勝利のカギとなります。

 バルディプライズとキャタレンジャーのデータは、
 SRC用にPSYさんの作成したデータを参考にさせてもらいました。
 PSYさんありがとうございました。

 次回は、シリーズ恒例の「大気圏突入」戦闘です。
 また、来週をお楽しみに。

◆次回予告
 地球を目前に迫る敵「アルデバロン」。
 そして、一気に攻勢にでるD-兵器追討部隊。
 大気圏の壁を部隊にしたギリギリの戦闘。
 果たして、最後に勝利するのは?
 新SRW改:side-B 第5話 「大気圏突入」   お楽しみに

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