度重なる攻撃によって、グリプス3の機能は停止寸前の状況にあった。 軍部と行政組織の討議の結果、住民の全員脱出が決定した。 ゴウ 「地球にですか?」 士官 「そうだ。現在宇宙港に停泊している輸送艦『アイダホ』で、 全住民を地球へ退避させる。 現在、こちらの戦力は、RーOとDー兵器だけだ。 君たちには、地球までの護衛を務めてもらう。 」 ゴウ 「了解しました」 士官 「なお極秘であるが、例の異星人と戦闘機も、 地球までアイダホで移送する」 敵の再襲撃に備えて、出港準備は迅速に行われた。 タップ 「元気だせよ、ケーン。 きっとオフクロさんは、先に出発した脱出挺で避難しているよ」 ライト 「そういうこと。 まずは俺達自身が、地球にたどり着くことだ」 ケーン 「・・・分かってるさ。 おおっ!」 最終チェックが完了したアイダホのブリッジでは、民間人の協力者がオペレーターとして出航に備えていた。 中でも、ケーンは金髪の少女に目を走らせる。 ゴウ 「ね、キミ、何て名前?」 ケーン 「あ、あの野郎!」 タップ 「ヒュー!素早い!」 ライト 「こりゃ、負けちゃいられませんな」 知り合った3人の女性、リンダ、ローズ、ダイアンに軽口を叩いていたケーン達の背後に人影が迫る。 ダグラス「貴様ら!出航前に何をしている!?」 ケーン 「うわっ!いきなり大声だすなよ!・・・アンタ、誰?」 ダグラス「私はジェームス・C・ダグラス中尉だ。 偶然とはいえ軍に入隊したからには、貴様らも私の指示に従ってもらう!」 タップ 「おっかねえなぁ」 ダグラス「軍曹、コイツらの教育を頼むぞ」 軍曹 「了解しました。 オイ、そこの貴様!」 ケーン 「オレ?」 軍曹 「なんだ、その髪型は! 今から、俺が刈ってやる」 ケーン 「うわ、やめろ!放せ!どこへ連れてく気だ!?」 ライト 「ご愁傷さま・・・」 グリプス3を出発したアイダホは地球を目指す。 しかし、その進路に現れる敵部隊。その部隊こそ、「ギガノスの蒼き鷹」マイヨ=プラート率いるD-兵器追討部隊であった。 リンダ 「3時の方向、機影確認。 識別コード照会・・・ギガノス軍です!」 士官 「R-O、ドラグナーは出撃! 艦を守れ!」 出撃準備をする各機。 軍曹 「ほれ、いってこい!」 ケーン 「ちくしょぉ!覚えてろ!」 ベン=ルーニー軍曹によって、自慢のリーゼントを滅茶苦茶にされたケーンもふてくされながら出撃する。 ダグラス「各機、D-3を中心にフォーメーションを形成しろ!」 しかし、ゴウ以外の3人は戦闘に関しては素人同然であった。 その隙に付け入るようにマイヨの高性能MA「ファルゲン」が迫る。 必死で防衛するゴウ達であったが、実力差は埋めようがなかった。 マイヨ 「ドラグナー・・・、もらった!」 ゴウ 「やらせるかっての!」 ピンチに陥ったゼロサスは、初出撃の時と同じように不思議なフィールドに包まれる。 そして、その高出力ビームが奇跡的にファルゲンにかする。 マイヨ 「ちっ!かすったか!? まあいい、今日は進路確認と偵察が主任務だ。 全機、帰還せよ!」 強敵の後退に安堵するゴウ達。 戦闘終了後、ファルゲンの脅威に動揺するアイダホのブリッジ。 強がるケーン達、軽口を叩くゴウ。 しかし、実際に戦闘した彼らこそがマイヨの恐るべき力を実感していた。 続く ◆ゲーム進行 ・冒頭、コロニー破棄、住民退避の決定。 護衛任務を受けるゴウ達。 ・母の身を案ずるケーン。 ブリッジで女性に声をかけるゴウ、あきれるレオ。 リンダ達と仲良くなるケーン達。 ダグラス中尉、軍曹の登場。連れ去られるケーン。 (以後、ケーンのグラフィックはリーゼントではなくなる) ・敵機襲来の報 ・タイトル後、ギガノスMA部隊登場。 マイヨの作戦開始指示。 ・味方出撃。マップにはアイダホは登場しない。 ダグラスの口から、「ギガノスの蒼き鷹」の噂が語られる。 ・マイヨのファルゲン(データ募集中)は後方待機。 ファルゲンも数ターン後から動き出す。 ・マイヨ以外のMA全滅か、ファルゲンのHPが70%以下となると ギガノスMA部隊は後退する。 ・戦闘終了後、強がるケーンと軽口を叩くゴウ。 マイヨの脅威をレオだけに話すゴウ。 ◆次回予告 脱走する異星人マリン その言葉はゴウの胸に波紋を投げる そして、迫るギガノスと謎の異星人 絶対絶命のピンチに勝機はあるか? 新SRW改:side-B 第4話「異星人マリン」 お楽しみに ◆独り言 マイヨ=プラートの登場です、 この時点では、こちらの攻撃はまず当たらないので、 撃破は不可能でしょう。 ちなみにプラクティーズは次回登場します。 第4次の主人公が多くの先輩に囲まれているのに対して、 改Bのゴウは新米ながら、 素人のケーン達を引っ張っていかなければなりません。 ゴウは未来のエースとして活躍させたいところです。 本当は第1話で語るべきだった彼の愛機「ゼロサス」ですが、 無論、多くの設定が考えられています。 そこで、お願いが1つ。 どなたか「ゼロサス」のデザインをしていただけないでしょうか。 そのイメージとしては、 「R-1とR-2の中間的でシンプルなもの」といったことろです。 もし、「やってみたいなぁ」という奇特な方がいらしましたら、 その方には設定を全てお話します。 おヒマな方は、メールか伝言板にご連絡をください。 伝言板での応援ありがとうございます。 改Bは一応、週1ペースの予定でしたが、 半年はちょっと引っ張りすぎですので、ヒマをみては更新するつもりです。 さて、次回は・・・いろいろあります(笑) というわけで、お楽しみに。
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