【ソウル共同】韓国で機械メーカー「不二越」を相手に元朝鮮女子勤労挺身隊員らが損害賠償を求めた訴訟で、原告側は26日、一、二審で勝訴したものの確定判決が出ていない原告23人の賠償金などを確保するため、同社資産を裁判所の決定に基づき差し押さえたと発表した。判決確定前の差し押さえは初めて。
【ソウル共同】韓国で機械メーカー「不二越」を相手に元朝鮮女子勤労挺身隊員らが損害賠償を求めた訴訟で、原告側は26日、一、二審で勝訴したものの確定判決が出ていない原告23人の賠償金などを確保するため、同社資産を裁判所の決定に基づき差し押さえたと発表した。判決確定前の差し押さえは初めて。
絶滅危惧種に指定されているニホンウナギの稚魚(シラスウナギ)を、暴力団関係者らが組織的に密漁し大量に売買する事件があり、高知県警が昨年、過去3年分の不法収益として約6億2000万円を国税当局に課税通報していたことが25日、分かった。シラスウナギの密漁や不正流通をめぐっては高額の利益の割に罰則が軽く、暴力団の介入が取り沙汰されていた。警察当局は、高額の課税通報を活用することで犯行の抑止を狙う構えだ。 警察当局によると、課税通報されたのは高知市で無許可でシラスウナギ買い取り販売会社を経営していた男(44)。男は、昨年5月と6月、経営する買い取り販売会社内で、全長21センチ以下のシラスウナギを所持していたとして高知県漁業調整規則違反容疑で逮捕され、その後起訴された。 警察当局によると、高知県内では河川の河口で見張りを立てるなどして、5グループが密漁を仕切っていた。県警の捜査で、指定暴力団山口組系組員らが5グループに密漁を認める代わりに高額な場所代を取っていることが判明。組員らは、逮捕された男が経営する会社に卸すことを条件に密漁を認めていたという。 ...
陸上自衛隊は26日、鹿児島県・奄美大島と沖縄県・宮古島に新たな駐屯地を開設した。中国による離島侵攻の脅威を見据え、南西地域の抑止力と対処力を高める狙いがある。 岩屋毅防衛相は26日の記者会見で「日本の守りの最前線は南西地域だ。防衛力、抑止力をしっかり構築していきたい」と語った。 奄美大島に配備されたのは計約560人の地対空・地対艦ミサイル部隊と警備部隊。宮古島では警備部隊約380人を新編し、来年以降に地対空・地対艦ミサイル部隊も加わる。最終的に計700~800人規模となる。 陸自は「戦力の空白地帯」とされる南西地域の防衛力強化に取り組んでいる。平成28年3月に与那国島に160人の沿岸監視隊を配備。今月からは沖縄県の石垣島でも駐屯地配備に向けた造成工事に着手している。
菅義偉(すが・よしひで)官房長官は26日午前の記者会見で、韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)周辺の日本領海で海上ドローンと呼ばれる無人観測装置による海洋調査の計画概要を公開したことについて「竹島の領有権に関するわが国の立場に照らし、到底受け入れられない」と強く非難した。 政府は外交ルートを通じ日本の領海で事前の同意がない調査は受け入れられないと強く抗議した。菅氏は「中止を求めた」と強調した。 韓国の政府機関の国立海洋調査院は今月、公式サイトで「2019年無人海洋調査」の事業計画を公表。遠隔操作で海面上を航行する自律型海洋観測装置を投入し、竹島のほか同島西方の韓国領、鬱陵島(ウルルンド)などの周辺海域で調査を行うとしている。
沖縄県名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局が25日に土砂投入に着手した「区域(2)」は、海草が多く生える海域だ。海草は県の「沖縄の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデータおきなわ)」に登録される希少種で、天然記念物で絶滅危惧種のジュゴンが餌とする。識者は多くの海草が生き埋めにされると危惧する。ジュゴン1頭が死骸で見つかった後の工事強行に「ジュゴンにとって最後のとりでがなくなる」と指摘した。 今回着手した海域は、辺野古崎南側でこれまで土砂投入が進められていた「区域(2)―1」の5倍以上の面積を占め、浅瀬の海域には海草藻場が広がる。 10年にわたり海域に潜って海草を調査した日本自然保護協会の安部真理子主任は「ジュゴンが戻ってきた時に餌場がなくなってしまう。ウミガメや幼魚など多くの生態系も壊される」と懸念する。埋め立て区域だけでなく周辺海域まで広く影響が及ぶと訴えた。...
【ニューヨーク共同】米ニューヨークの建物に描かれた人気歌手マイケル・ジャクソンさん=2009年死去=の壁画を巡り、論争が広がっている。最近公開されたドキュメンタリーがジャクソンさんによる少年への性的虐待を告発したことを受けて、撤去を求める声が上がる一方、芸術とは無関係との擁護派が壁画の維持を主張して対立している。 マンハッタン南部イーストビレッジの壁画は、ブラジル人アーティストのエドゥアルド・コブラ氏が昨年7月に制作。ビルの壁にジャクソンさんの幼少期と大人になってからの顔を対比させ、「成長の変遷」を浮かび上がらせた。近隣住民からは「名所」とされていた。
24日午後6時ごろ、北谷町の米軍キャンプ瑞慶覧内にある沖縄防衛局瑞慶覧監督官事務所で発生した放火未遂事件で、事務所北側に位置するフェンスの一部が取り外されていたことが25日分かった。県警は何者かが米軍施設内に侵入し、火のついたガスボンベを置いたと見ており、放火未遂や器物損壊容疑での立件を視野に捜査を進めている。 沖縄防衛局などによると、火のついたガスボンベは職員によって消し止められた。被害などは確認されていない。現場からはガスボンベ3本が見つかっており、うち1本が破裂したような状態だったという。 沖縄防衛局は「県警の捜査に協力していきたい」とコメントした。
【AFP=時事】ベネズエラで25日、カラカス首都区と全国23州のうち少なくとも8州に及ぶ広い地域で新たに停電が発生した。同国は2週間前、全土を襲った大規模停電でまひ状態に陥ったばかりで、国民の間に不安が広がっている。 首都カラカスではグリニッジ標準時(GMT)25日午後5時20分(日本時間26日午前2時20分)に停電が発生し、市中心部で停電した。 携帯電話は通じなくなり、テレビが映らなくなったほか、商店は略奪を懸念して早々とシャッターを降ろした。また国内紙1紙が、カラカス郊外にある主要国際空港でも停電が発生したと伝えた。 3月7日から1週間続いた前回の大停電では、病院の患者十数人が死亡したほか、公共交通の停止や、生命線である石油生産の遅れなどの影響が出た。断水も発生し、市民は破裂した水道管から排水路に流れ込んだ水や汚染された水源の水に頼らざるを得なくなった。 ニコラス・マドゥロ(Nicolas...
【AFP=時事】オーストラリアの人気観光地グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)で、男性がサメに脚をかまれて負傷した。当局が25日、明らかにした。同エリアで発生したサメの襲撃は過去6か月で4件目。 襲撃はクイーンズランド(Queensland)州沖のハーディリーフ(Hardy Reef)で発生。現地時間の正午過ぎに、20代の男性が大腿(だいたい)部をサメにかまれたとの通報を受け、救急医療隊員らが現場へ駆け付けた。 同州の救助当局によれば、男性の命に別条はなく、容体は安定しており、ヘリコプターで近くの病院に搬送されたという。 ウィットサンデー諸島(Whitsunday Islands)周辺では、過去6か月内にサメによる襲撃が4件発生し、うち1件は死者が出ている。 【翻訳編集】AFPBB News
鳥取県は、島根原発などの原子力災害の際、放射線量を走行しながら測定する新型「サーベイ車」2台を導入、4月1日から運用を始める。 平成13年に配備した現行車両が老朽化したため、約2800万円で導入した。放射線量測定器とGPSを搭載し、携帯・衛星回線で測定データを県庁に伝送。県庁では放射線量の分布をマッピングし、それを基に飲食物の摂取制限や屋内避難、一時移転、避難といった対策の実施を判断する。 新型車は走行測定に特化して小型化しており、狭い道路にも入れる。測定器は取り外せ、車両事故などの際にも測定器を積み替えて測定の中断を回避できる。 県は、島根原発の周辺自治体であることなどから放射線量測定(モニタリング)の体制を整備。モニタリングポスト(固定型9カ所、可搬型11基)などで常時監視し、県のホームページで状況を公開している。原子力災害時には、災害時のみ運行するサーベイ車と、定点観測のモニタリング車2台を運用し、モニタリングを強化する。
安倍晋三首相は25日の参院予算委員会で、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に日本が協力するには、適正融資による対象国の財政健全性やプロジェクトの開放性、透明性、経済性の4条件を満たす必要があるとの認識を示した。「(4条件を)取り入れているのであれば、協力していこうということだ。全面的に賛成ではない」と述べた。 一帯一路では、対象国に対する中国の過剰融資が国際的に問題視されている。首相は「(対象国に)経済力以上に貸し込むと、その国の経済の健全性が失われてしまう」と指摘。 首相は「アジアのインフラ需要に日本と中国が協力して応えていくことは両国の経済発展にとどまらず、アジアの人々の反映に大きく貢献をしていくことになる。(4条件)をやっていくことで、お互いより良い地域を作っていこうということだ」と語った。
マツダは25日、小型オープンカー「ロードスター」がデビュー30周年を迎えたことを記念し、特別仕様車を国内で売り出すと発表した。販売台数は150台の予定で、来月から予約を受け付ける。軽快な走りで世界のファンを魅了した同社ブランドの象徴は、時代の要請に応じて改良を継続する方針だ。 ロードスターは1989年2月に米シカゴの自動車ショーでデビューし、3度の全面改良を重ねた。2000年には、「最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネス世界記録に認定。16年には累計生産台数100万台を達成し、いまも欧米を中心に支持を得ている。 特別仕様車は朝焼けのようなオレンジ色の車体が特徴だ。予約期間は開閉式の屋根が布製の「ソフトトップ」が4月5日から、金属製の「ハードトップ」が5月27日から。希望小売価格は368万2800円から。既に北米向けの500台の予約枠は埋まった。 ロードスター開発担当主査兼チーフデザイナーの中山雅氏は「(電動化の波が来ても)技術で乗り越えて『走る歓(よろこ)び』を提供し続けたい」と、飽くなき挑戦を続ける決意を述べた。 ...
安倍晋三首相の総裁4選発言や細野豪志氏ら無所属衆院議員の自民党入りを主導する自民党の二階俊博幹事長の言動が注目を集めている。とりわけ波風を立てたのは小池百合子東京都知事との面会直後に飛び出した「再出馬なら全面的に協力する」との発言だった。 黙っていられないのは、2017年の都議選で小池氏率いる都民ファーストの会に大敗を喫した自民党東京都連である。反発を受け二階氏は発言を封印したが、15日にはホテルオークラの「山里」で小池氏と3時間にわたって会食し、再び都連を刺激した。 2020年夏に知事選が迫る中、小池氏から「都議会のドン」と槍玉に挙げられた前都議の内田茂氏の後任の都連幹事長、高島直樹都議(68)はどう受け止めるのか、話を聞くと、意外な反応が返ってきた。(取材・文/広野真嗣) * * * ◆二階・内田・高島会談の中身とは ──3月4日、二階氏の小池支持発言があった。...
【ソウル共同】韓国で機械メーカー「不二越」を相手に元朝鮮女子勤労挺身隊員らが損害賠償を求めた訴訟で、原告側は26日、一、二審で勝訴したものの確定判決が出ていない原告23人の賠償金などを確保するため、同社資産を裁判所の決定に基づき差し押さえたと発表した。判決確定前の差し押さえは初めて。 韓国ではこれまで同種訴訟に絡んで、新日鉄住金と三菱重工業の資産が差し押さえられているが、両社はいずれも敗訴の確定判決を受けている。 不二越相手の訴訟で韓国の裁判所は、同社が敗訴した一、二審判決で、資産差し押さえの仮執行を認めており、原告はこれに基づき差し押さえを申請した。
徴用工、慰安婦、竹島……日本と韓国の両政府間で、「完全かつ最終的に」(1965年日韓請求権協定)、「最終的かつ不可逆的に」(2015年日韓慰安婦合意)解決したはずの約束や合意が守られない現実を前に、多くの日本人は困惑している。ソウル在住のジャーナリスト・藤原修平氏は、その背景に「同じ言葉を使っていても、日韓で意味が違うという実情がある」と指摘する。 * * * 韓国政府には話が通じない──特に昨年10月30日に新日本製鉄(現・新日鉄住金)に対して下された韓国大法院による元徴用工への賠償命令判決以降、そうした傾向が顕著になった。年が明けて3か月が過ぎようとする今も、日韓関係は「国交正常化以来、最悪」と言われるレベルのままだ。 判決自体への抗議はもちろん、原告側が進めている日本企業に対する差し押さえ手続きも含め、日本政府は何度も抗議している。それにもかかわらず、韓国政府は自ら対策を取る気配を見せない。日本側としては、暖簾に腕押しも甚だしい。...
俳優のニコラス・ケイジが昨年に交際を報じられた日本人女性と4度目の結婚を決めるかもしれないという。現在、ラスベガス在住のニコラスがネバダ州のクラーク郡当局に結婚許可証を申請したと、TMZが報じた。 TMZによると、ニコラスは現地時間23日に結婚許可証を申請。裁判所に提出された書類の相手の欄には、日本人女性コイケケイコさんの名前があったとのことだ。結婚許可証は認可された日から1年間有効で、その期間内に結婚しないと手続きをやり直す必要があるという。 ニコラスとメイクアップアーティストのケイコさんは、昨年の4月ごろから交際していると報じられている。2人はニコラスが映画を撮影していたプエルトリコで一緒にいる姿をパパラッチされていた。 ケイコさんとゴールインすると、ニコラスにとっては4度目の結婚となる。ニコラスは1995年から2001年に女優のパトリシア・アークエットと、2002年から2004年に歌手のリサ・マリー・プレスリーと結婚していた。3人目の妻の一般人女性アリス・キムさんとは2004年に結婚し、1子を設けたが2016年に離婚した。またパトリシアと結婚する以前に交際していた女優のクリスティーナ・フルトンとの間に息子がいる。 ...
昭和60年8月に520人が亡くなった日航ジャンボ機墜落事故の犠牲者を追悼する桜約280本が植えられた大津市の古刹・石山寺を事故の現場「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村)の管理人を務める黒沢完一さん(75)が25日、初めて訪問し、同寺の副座主で、事故で妹の能仁(のうにん)千延子さん=当時(22)=を亡くした鷲尾博子さん(65)と交流した。黒沢さんが事故の遺族の元を訪問するのは今回が初めてという。 黒沢さんは慰霊登山のバスの運転を手伝ったことを機に平成18年、上野村の依頼を受けて2代目管理人に就任。それ以来、10年以上にわたって開山期間はほぼ毎日、閉山期間でも月命日には必ず山に登り、墓標の清掃や供花を行ってきた。 千延子さんは大学を出て東京のアパレル会社に就職した年の夏休みに徳島県阿南市の実家に帰省するため飛行機に乗り、帰らぬ人となった。鷲尾さんは2カ月後に石山寺の現座主に嫁ぐことが決まっていて、「妹も心から喜んでくれていた」(鷲尾さん)という。 植樹は昨年亡くなった母の能仁怜子さんが千延子さんの死後、桜の木々を抜けて山の上のお堂へ歩く千延子さんの夢を見て、鷲尾さんに「石山寺に桜を植えてほしい」と頼んだことがきっかけで、犠牲者数と同じ520本のソメイヨシノなどの苗木を境内に植え始めた。「夢の桜」と呼ばれ、現在は動物の食害などを免れて成長した約280本が美しい花を咲かせている。 ...
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